作品一覧

  • 土葬の村

    土葬の村

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,210円 (税込)
    これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。 村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか? 日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。 入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は九九・九%を超える。 土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか。 筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を三十年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。 それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。 剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。 日本人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、詳らかにする。 【本書の内容】 はじめに 第一章 今も残る土葬の村 第二章 野焼き火葬の村の証言 第三章 風葬 聖なる放置屍体 第四章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚 おわりに
  • お葬式の言葉と風習 柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典

    お葬式の言葉と風習

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    かつて日本では自宅で葬式をし、野辺送りで火葬場や埋葬地に向かい、火葬や土葬をするのが普通だった。本書は柳田國男『葬送習俗語彙』(昭和12年刊)に出てくる言葉の中から約180を選び、著者自身の聞き取り調査を盛り込みながら切り絵とともに解説。各地の葬送習俗に使われる言葉は隠語が多く、何を指すのか分からない。その言葉を解き明かしながら伝統的な葬送の風習を見つめ直す。著者自身による切り絵も不思議な魅力。
  • お墓は、要らない

    お墓は、要らない

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻628円 (税込)
    墓石だけでも平均170万円かかる「○○家の墓」。一方で散骨(自然葬)、手元供養といった、お墓を作らない葬送が注目されている。“家墓”はいつ生まれ、そしてどこへ行くのか。これからの供養の形とは? 墓を通じて日本人の死生観が浮き彫りになる。
  • 死出の門松<こんな葬式がしたかった>

    死出の門松<こんな葬式がしたかった>

    小説・文芸

    3.0
    1巻743円 (税込)
    「自宅マンションから旅立ちたい」「エンバーミング技術で美しい死に顔に」「夫人の亡骸と最後の晩餐を」人生の最後にあたり大切な人のために残された者ができること、してあげたいこと。葬儀を行わないという選択や近年増加する生前葬について。お寺に収めるお布施のあれこれ。身元不明者の葬儀や孤独死の送り方など、著者が葬儀屋さんに聞いた実例を元に真摯にしかし軽妙な筆致で葬儀について考える。(講談社文庫)
  • 日本の自然葬 風葬・土葬から樹木葬・循環葬まで

    日本の自然葬 風葬・土葬から樹木葬・循環葬まで

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,210円 (税込)
    奇書『土葬の村』から5年! 日本に、最古の弔いの風習「風葬」が残っていた!!  琉球諸島に今も続く「風葬」や、 アイヌの「土葬」など伝統的な自然葬から、 1990年代に始まった「散骨、樹木葬」、 最近生まれたばかりの「循環葬」まで。 これは死後、土に還ることのできる葬地を訪ね、調査した、 弔いの記録である。 死んだら自然に還りたい!

ユーザーレビュー

  • お葬式の言葉と風習 柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典

    Posted by ブクログ

    全国各地のお葬式にまつわる言葉と風習の解説。
    三津田信三さんの著作の参考文献から本書を知り購入。
    もし自分が子供の頃、ここに書かれていたような風習が身近にあったらどう感じていただろうか…。
    そう想像してみると、田舎の風習が出てくる怖い話に強く惹かれるあの気持ちになる。

    京都府南山城村のタタリの山といわれる、カンオケ山、ヨメトリ山、カカトリ山の話、これは怖い話でもお馴染みの入山すると祟られる山が、実際にあることがわかった(タタリが本当かはさておき)。ぜひ行ってみたい。

    辻ろうそく
    実際に見たら幻想的なんだろうな。その場面を想像すると、怖い話の生まれるのもわかるような気がする。

    湯灌は洗うことで清める、弔うものと単純に思っていたが、死者の霊魂を浄化するという民間信仰を宗教儀礼化したものだと。なので葬儀社の行う湯灌のサービスは意味が変遷してしまっている。

    人が死ぬことを「おめでたくなる」という風習。逆さ言葉ではなく、寿命を全うしたという、本当におめでたい意味で使うということに驚いた。

    死者をがんじがらめに縛るのは座棺だからということに加えてまだ荒々しい死霊を封じ込めるため。

    藁人形を作り、紙に顔を書いて貼り、棺にいれる「孫を抱かせる」、門送り、座棺が焼けて死体が飛び出すのがまるで踊っているように見える話、これらは情景が頭の中で鮮烈に広がった。

    霊屋の話。霊柩車の上に付いている屋形のようなものはこのことなのだろうか。

    洞窟型モガリのあるところでは、洞窟そのものが死霊を封じ込めるモガリの役割を持つ。
    洞窟は古来から黄泉の国だったり、胎内くぐりの儀礼に使われるなど、洞窟そのものに意味があるように感じた。

    生前立てた願いを願ほどきで解く。(なぜ解く必要があるのかはわからなかった)

    0
    2022年07月18日
  • お墓は、要らない

    Posted by ブクログ

    流行りに便乗したタイトルはいただけないが、中身は特にお墓無用論というわけではない。むしろ、お墓のことを真面目に考える人ほど、お墓を持とうと思わなくなる、という認識を起点に、その背景を丹念に分析した書。

    0
    2010年07月31日
  • お葬式の言葉と風習 柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典

    Posted by ブクログ

    もともと墓地が好きということもあり葬儀には興味があったが、親戚の葬儀は式に出席するだけである。人が死んだあとどのように処理するのか、まわりの人間はどのように振る舞えばいいのかはわからないままだ。本書では各地域の作法や礼儀、土葬、火葬、風葬方法などが記されていてとても興味深い。不思議と親近感が湧いた。…という言い方はおかしいかも知れないが、今は業者がやっていることを昔は家族や隣家の人々がやっていたわけであり、今と昔とでは死との向き合い方が全然違ったように見える。生々しい描写もあるが、切り絵のおかげで緩和されているように感じる。切り絵もすばらしい。

    以下、気に入った語彙。意味が気になる場合は是非本書を読んでほしい。

    - 広島へタバコ買いに行った
    - 耳ふたぎ
    - めでたい木綿
    - 無常の煙
    - ネコ三昧
    - 骨咬み
    - イゴウナ
    - 墓ヌナ

    0
    2021年03月30日
  • 死出の門松<こんな葬式がしたかった>

    Posted by ブクログ

    今の日本の葬儀事情を幅広く活写しており、楽しく読める。

    ただ、
    ・関西での話が中心で、関東の者にはやや縁遠く感じた
    ・葬儀屋に好意的過ぎる
    ・話題がコロコロ変わるため、余韻がない
    ことにはやや不満。

    0
    2009年10月04日

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