高橋繁行の作品一覧
「高橋繁行」の「お葬式の言葉と風習」「お墓は、要らない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
全国各地のお葬式にまつわる言葉と風習の解説。
三津田信三さんの著作の参考文献から本書を知り購入。
もし自分が子供の頃、ここに書かれていたような風習が身近にあったらどう感じていただろうか…。
そう想像してみると、田舎の風習が出てくる怖い話に強く惹かれるあの気持ちになる。
京都府南山城村のタタリの山といわれる、カンオケ山、ヨメトリ山、カカトリ山の話、これは怖い話でもお馴染みの入山すると祟られる山が、実際にあることがわかった(タタリが本当かはさておき)。ぜひ行ってみたい。
辻ろうそく
実際に見たら幻想的なんだろうな。その場面を想像すると、怖い話の生まれるのもわかるような気がする。
湯灌は洗うことで清める、弔うものと単純に思っていたが、死者の霊魂を浄化するという民間信仰を宗教儀礼化したものだと。なので葬儀社の行う湯灌のサービスは意味が変遷してしまっている。
人が死ぬことを「おめでたくなる」という風習。逆さ言葉ではなく、寿命を全うしたという、本当におめでたい意味で使うということに驚いた。
死者をがんじがらめに縛るのは座棺だからということに加えてまだ荒々しい死霊を封じ込めるため。
藁人形を作り、紙に顔を書いて貼り、棺にいれる「孫を抱かせる」、門送り、座棺が焼けて死体が飛び出すのがまるで踊っているように見える話、これらは情景が頭の中で鮮烈に広がった。
霊屋の話。霊柩車の上に付いている屋形のようなものはこのことなのだろうか。
洞窟型モガリのあるところでは、洞窟そのものが死霊を封じ込めるモガリの役割を持つ。
洞窟は古来から黄泉の国だったり、胎内くぐりの儀礼に使われるなど、洞窟そのものに意味があるように感じた。
生前立てた願いを願ほどきで解く。(なぜ解く必要があるのかはわからなかった)
Posted by ブクログ
もともと墓地が好きということもあり葬儀には興味があったが、親戚の葬儀は式に出席するだけである。人が死んだあとどのように処理するのか、まわりの人間はどのように振る舞えばいいのかはわからないままだ。本書では各地域の作法や礼儀、土葬、火葬、風葬方法などが記されていてとても興味深い。不思議と親近感が湧いた。…という言い方はおかしいかも知れないが、今は業者がやっていることを昔は家族や隣家の人々がやっていたわけであり、今と昔とでは死との向き合い方が全然違ったように見える。生々しい描写もあるが、切り絵のおかげで緩和されているように感じる。切り絵もすばらしい。
以下、気に入った語彙。意味が気になる場合は是非本書を読んでほしい。
- 広島へタバコ買いに行った
- 耳ふたぎ
- めでたい木綿
- 無常の煙
- ネコ三昧
- 骨咬み
- イゴウナ
- 墓ヌナ