作品一覧

  • つみびとの花 新装版【イラストあり・電子書籍限定SS付き】
    5.0
    1巻770円 (税込)
    北川巽は男手ひとつで育てていた娘を保育園のバス事故で失った。娘の死に責任のある保育士の氏家志信を無理やり抱くことで、絶望と孤独から逃れようとする北川。彼を恐れながらも、罪悪感から身体を差し出す氏家。やがて北川は氏家の生真面目さや優しさを愛しく思うようになるが、彼は頑なな態度を崩さない。氏家には、結婚を決めた女性がいた。二ヶ月後、彼女が海外から戻るまでに氏家を解放してやろうと北川は決意するが……。書き下ろしSS、上田規代先生の口絵・挿絵を収録した新装版。特別付録として電子書籍限定SSも収録。

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  • ボーダー【イラストあり】
    3.7
    1巻770円 (税込)
    高校教師の渡部が初めてゲイバーを訪れたのは、数年前に姿を消した友人・環が働いていると知ったからだ。だが環は渡部を突き放し、ゲイの自分と渡部の間に線を引こうとする。それでも渡部は店に通い、男の元教え子に告白されたことを相談するが……。yoco先生の口絵・挿絵を収録。

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  • あの日、校舎の階段で 新装版
    4.0
    1巻770円 (税込)
    笠井亨は同窓会で、元親友の遠藤圭祐と十年ぶりに再会した。ゲイの友人を遠藤が不登校に追い込んだことで仲違いしていた二人は、また高校時代のような気の置けないつきあいを始める。だが笠井は偶然、遠藤がずっと自分を好きだったことを知ってしまった。友達でいいとすがる遠藤を、表面上は受け入れる笠井。しかし執着と欲望を隠そうともしない遠藤に苛立ち、彼の前から姿を消すが……。ノベルス未収録作と書下ろしを加えた新装版。麻生ミツ晃先生の口絵・挿絵収録。

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  • 彼は死者の声を聞く
    4.2
    1巻990円 (税込)
    グラフィックデザイナーの斎木が取引先で紹介されたのは、画家として成功した幼馴染みの神成だった。斎木が羨望してやまない才能を持ち、今は亡き斎木の姉・朋と魂で繋がっていた男。朋の死は斎木に罪の意識を、神成には斎木への憎悪を植えつけていた。そして死者が見える斎木の左肩には、今もなお朋がいるのだ。十年ぶりの再会は、斎木を過去に……まだ神成が斎木を慕い、姉が生きていた葛藤の日々へと引きずり戻していく……。文庫2冊分の超大作で読み応え充分!! 梨とりこ先生の口絵・挿絵収録。

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  • クライ、くらい夜の終わりに
    3.9
    1巻701円 (税込)
    「俺のこと、覚えてない?」……大学の教室で須田にそう聞いてきたのは、見たこともない男だった。幼なじみだと言いはるその男・寺岡を人違いだと突っぱねたものの、実は須田には子供の頃の記憶がなく、その後遺症のように悪夢を見続けている。その後も人懐こい笑顔でやたらと構ってくる寺岡に押し切られるように親しくなるが、寺岡の好意がただの友情ではなかったこと、そして須田の「過去」が二人の関係を歪ませていく……。

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  • あの日、校舎の階段で 新装版

    購入済み

    執着愛

    この作品は攻めの執着がかなり強いです。でも、個人的にはやばいやつだとは思えど嫌な感じはしないのが不思議でした。何故かだんだん可愛く思えてきます笑 受けがボロボロになるのが苦手な方にはお勧めしませんが、気持ち悪いくらいの執着愛が好きな方にはかなりオススメです。何度も読み返してます。

    #ダーク #切ない

    0
    2023年06月30日
  • あの日、校舎の階段で 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで数々の執着攻めの小説や漫画に手を出してきましたが…この攻めの執着はほんとうに気持ち悪くて薄らこわい。こんなに好感を持てない攻めは初めてです…!でもこの気持ち悪さが癖になります

    主人公と攻めは高校時代の友人。ある時主人公がゲイに告白され、それを目撃した攻めはそいつがゲイだと言いふらします。自分の親がゲイだということもあり過去に嫌がらせを受けた経験のある主人公がそれに憤り、攻めと喧嘩して疎遠に…。社会人となって同窓会で再び会うことになって…というのが大まかなあらすじ。

    なんだろう、距離の詰め方が絶妙に気持ち悪い。
    恋とはどういったものかを熱弁した後、主人公が寝たのを見計らっての頬撫でには

    0
    2021年10月28日
  • 彼は死者の声を聞く

    購入済み

    身もだえするほど

    「身もだえるほど切ない」みたいな言い回しはあっても本当に身もだえたことはありませんでしたが、この本を読んで初めてリアルに身もだえのたうちました。

    内容は重たいし、単純な恋愛物語に終始しません。ライトでハッピーな恋愛ものをお探しの時は回れ右すべき本と言えます。

    攻めと受けの間には孤独や才能に対する嫉妬、憎しみや執着が横たわっていています。近寄れば傷つけ合うことしかできません。
    それでも攻めは受けを手放したくないんですよね。
    どうにもならない2人が痛々しく切なかったです。

    こちらの先生は初読みでしたが、木原音瀬先生の『FRAGILE』や『箱の中』のような重くて濃密な作品と通じ

    1
    2021年04月05日
  • 彼は死者の声を聞く

    Posted by ブクログ

    嫉妬、世間体、差別意識や劣等感…。
    人間の持つ負の感情が描かれていて、自分に照らし合わせてもいろいろ考えさせられる作品です。
    斎木の母親のようにはなりたくなくて、できれば志奈子のようにおおらかで強くありたいと思うけど、ふとした瞬間に負の感情に負けてしまうのもまた人間なんだろうな、とも思う
    これ確かにボーイズがラブしてるんですけど、でもBLというジャンルを超えて、複雑な人間模様や心理を描いた作品のような気がします。

    0
    2021年01月19日
  • クライ、くらい夜の終わりに

    Posted by ブクログ

    じーんわりいいお話だった。記憶がないところは気になったし、寺岡の世話焼き具合もだし、須田の葛藤具合も良かった!最後はウルっとしたなぁ。

    0
    2016年01月08日

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