佐田三季の作品一覧
「佐田三季」の「あの日、校舎の階段で 新装版」「彼は死者の声を聞く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐田三季」の「あの日、校舎の階段で 新装版」「彼は死者の声を聞く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今まで数々の執着攻めの小説や漫画に手を出してきましたが…この攻めの執着はほんとうに気持ち悪くて薄らこわい。こんなに好感を持てない攻めは初めてです…!でもこの気持ち悪さが癖になります
主人公と攻めは高校時代の友人。ある時主人公がゲイに告白され、それを目撃した攻めはそいつがゲイだと言いふらします。自分の親がゲイだということもあり過去に嫌がらせを受けた経験のある主人公がそれに憤り、攻めと喧嘩して疎遠に…。社会人となって同窓会で再び会うことになって…というのが大まかなあらすじ。
なんだろう、距離の詰め方が絶妙に気持ち悪い。
恋とはどういったものかを熱弁した後、主人公が寝たのを見計らっての頬撫でには
身もだえするほど
「身もだえるほど切ない」みたいな言い回しはあっても本当に身もだえたことはありませんでしたが、この本を読んで初めてリアルに身もだえのたうちました。
内容は重たいし、単純な恋愛物語に終始しません。ライトでハッピーな恋愛ものをお探しの時は回れ右すべき本と言えます。
攻めと受けの間には孤独や才能に対する嫉妬、憎しみや執着が横たわっていています。近寄れば傷つけ合うことしかできません。
それでも攻めは受けを手放したくないんですよね。
どうにもならない2人が痛々しく切なかったです。
こちらの先生は初読みでしたが、木原音瀬先生の『FRAGILE』や『箱の中』のような重くて濃密な作品と通じ