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Posted by ブクログ
◎「俺のこと、覚えてない?」―大学の教室で須田にそう聞いてきたのは、見たこともない男だった。幼なじみだと言いはるその男・寺岡を人違いだと突っぱねたものの、実は須田には子供の頃の記憶がなく、その後遺症のように悪夢を見続けている。その後も人懐こい笑顔でやたらと構ってくる寺岡に押し切られるように親しくなるが、寺岡の好意がただの友情ではなかったこと、そして須田の「過去」が二人の関係を歪ませていく―。
出版社: 心交社
発売日: 2011/5/10
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とにかくイイ!です。
BL本にハマるきっかけになった本かも。
受けの辛い過去が、記憶がないが故に少しミステリー仕立てぽくて暴かれてく過程にドキドキハラハラしました。
何回繰り返して読んだことかw
最初電子書籍で買いましたが、イラスト見たさに文庫版も購入しました(´゚ω゚`)
Posted by ブクログ
タイトル通り、暗い泣ける話ですが意外に読後感は良かった。
あまりに辛い過去のせいか、その記憶だけがすっぽり抜け落ちている大学生の須田の前に、幼馴染みという寺岡が現れます。須田にとっては見知らぬ男である寺岡は、なぜか彼に親切で何かと世話を焼いてくるのですが。
痛いし、重いし、読んでいてどうしようかと思う須田の過去と、家族関係です。須田が頑ななのと深い関わりがあるので素通りできないし、寺岡とも密接なつながりがある話であるのが、次第に解き明かされていきます。
寺岡が須田に向ける気持ちは揺るぎないものがあって、ひたすら「好き好き」光線発してるように見えるんだけど、須田には届いてないみたい。
須田の意識下には、記憶は無くとも人を信じられない恐怖心が常につきまとっているので、複雑です。
好きじゃないと言いながらも、徐々に寺岡の好意に甘え、心を開いていったと思ったら、いきなり過去の全てが明らかになって、互いの過去の関係もわかってしまい、二人の立場が逆転していくところは辛かった。どちらの立場であっても辛いです。泣けます。
ここでの救いは、やはり寺岡のブレがないところ、包み込む愛情です。骨身を削ってでも、と言う言葉がぴったり。
過去には辛酸を舐めるような思いがあったとしても、今の二人にはそれ以上の絆がしっかりできたような気がします。温かい寺岡の愛情に、凍り付いてた須田の心も融かされていったかんじ。
須田は、酷いこと言ってますが、それがだんだん甘えになっていたり、相手を気遣っても素直になれなくなっているのがわかります。
須田の強力なツンデレすぎるセリフにいちいち感動しました。
「夜が明けたそのあとに」では、寺岡視線で甘いいちゃいちゃぶりが楽しめます。寺岡から見たら、アバエクで須田の全てが可愛いみたいです。「許すわけない」とSでツンな発言をする須田にめろめろで、でっかい尻尾をぶんぶん振ってるわんこみたい。
おまけのペーパーも、須田視線のツンデレな話で甘々でごちそうさまです。
Posted by ブクログ
なんか微妙な感じで終わったけど、タイトル通りcry暗い昏い終わらない夜に終わりを告げる、小さくても優しい蛍の光でした。
受けが記憶喪失になるくらいの事件なので、かなりの覚悟をしないと読めない。しかし一回でよくないか(T-T)二日も…。攻めもあの事件がなかったら果たしてそこまで受けに執着しなかったんじゃないかなと思うけど、これもまた運命なのか。でも真相を知ってから改めて読むと攻めもよく手を出せたもんだなぁ怒。攻めザマァ展開は生ぬるかった…あえて自分がボロボロになってしまったほうが、こういう場合は精神的に救われるものと思うんだ。
そしていじめた側が何事もなかったかのように接してくるのが…ね。現実もこんな感じなんだろうけど。
Posted by ブクログ
佐田さん2作目です。
前回がとっても良かったので期待値高すぎたのかも……。
とはいえ、とっても楽しく読むことができました。
トラウマに記憶喪失と、BLでも使い古されたこの設定を
どう消化するのかと読み始めたものの、序盤から受の
過去について何となく分かってしまう……。
そしてその過去に絡んでくる攻の執着っぷりが怖い。
執着攻とほだされ受を書かせたら、本当に凄い作家さん
だと思います。
受が過去にどんな眼にあったか知っておきながら、
強引に迫るという攻のアホっぷりが、何だか腹が立つ
といいますが、受じゃないけどぶん殴りたい衝動に
駆られます。
中盤までそんな感じで攻にイライラしてたんですが、
後半戦に突入すると立場が逆転。
全てを知って記憶を取り戻した受が、攻に対して
強請って集って、攻の身ぐるみ剥がしちゃいます笑。
攻ざまぁw
と思いながら最初は読んでたんですが、何だか途中
から攻のボロボロっぷりが哀れに……。
な、なにこの感情。
前作でも感じましたが、受の方が被害者であるはず
なのに、気がつけばほだされてます。
読んでる私もなんかほだされてしまって、畳みかける
ようなラストにあれれれれ?と……。
何だか奇妙に惹きつける魅力のある作家さんです。
次に期待して★3つ。
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