ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「俺のこと、覚えてない?」……大学の教室で須田にそう聞いてきたのは、見たこともない男だった。幼なじみだと言いはるその男・寺岡を人違いだと突っぱねたものの、実は須田には子供の頃の記憶がなく、その後遺症のように悪夢を見続けている。その後も人懐こい笑顔でやたらと構ってくる寺岡に押し切られるように親しくなるが、寺岡の好意がただの友情ではなかったこと、そして須田の「過去」が二人の関係を歪ませていく……。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
じーんわりいいお話だった。記憶がないところは気になったし、寺岡の世話焼き具合もだし、須田の葛藤具合も良かった!最後はウルっとしたなぁ。
記憶喪失、過去のトラウマ、全体に陰鬱な雰囲気の漂うBL要素のあるサスペンスという感じ。凄く引き込まれました。ところどころに散りばめられた記憶の断片やホームレスの存在が後半でじわじわ効いてくる。かなり受の過去が悲惨で辛く、それが原因で二人の関係は歪んでいくのだが、攻の愛情が揺るぎないのでそれほど痛さは...続きを読む無く感情移入出来ます。ラストが少し駆け足だったけれど、最後までラブラブな雰囲気でないところがよかった。佐田さん実は初めて読みましたが、タイトルが語るような仄暗さが凄く好きです。他の作品も読んでみたいです!
◎「俺のこと、覚えてない?」―大学の教室で須田にそう聞いてきたのは、見たこともない男だった。幼なじみだと言いはるその男・寺岡を人違いだと突っぱねたものの、実は須田には子供の頃の記憶がなく、その後遺症のように悪夢を見続けている。その後も人懐こい笑顔でやたらと構ってくる寺岡に押し切られるように親しくなる...続きを読むが、寺岡の好意がただの友情ではなかったこと、そして須田の「過去」が二人の関係を歪ませていく―。 出版社: 心交社 発売日: 2011/5/10 *.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....* とにかくイイ!です。 BL本にハマるきっかけになった本かも。 受けの辛い過去が、記憶がないが故に少しミステリー仕立てぽくて暴かれてく過程にドキドキハラハラしました。 何回繰り返して読んだことかw 最初電子書籍で買いましたが、イラスト見たさに文庫版も購入しました(´゚ω゚`)
タイトル通り、暗い泣ける話ですが意外に読後感は良かった。 あまりに辛い過去のせいか、その記憶だけがすっぽり抜け落ちている大学生の須田の前に、幼馴染みという寺岡が現れます。須田にとっては見知らぬ男である寺岡は、なぜか彼に親切で何かと世話を焼いてくるのですが。 痛いし、重いし、読んでいてどうしようか...続きを読むと思う須田の過去と、家族関係です。須田が頑ななのと深い関わりがあるので素通りできないし、寺岡とも密接なつながりがある話であるのが、次第に解き明かされていきます。 寺岡が須田に向ける気持ちは揺るぎないものがあって、ひたすら「好き好き」光線発してるように見えるんだけど、須田には届いてないみたい。 須田の意識下には、記憶は無くとも人を信じられない恐怖心が常につきまとっているので、複雑です。 好きじゃないと言いながらも、徐々に寺岡の好意に甘え、心を開いていったと思ったら、いきなり過去の全てが明らかになって、互いの過去の関係もわかってしまい、二人の立場が逆転していくところは辛かった。どちらの立場であっても辛いです。泣けます。 ここでの救いは、やはり寺岡のブレがないところ、包み込む愛情です。骨身を削ってでも、と言う言葉がぴったり。 過去には辛酸を舐めるような思いがあったとしても、今の二人にはそれ以上の絆がしっかりできたような気がします。温かい寺岡の愛情に、凍り付いてた須田の心も融かされていったかんじ。 須田は、酷いこと言ってますが、それがだんだん甘えになっていたり、相手を気遣っても素直になれなくなっているのがわかります。 須田の強力なツンデレすぎるセリフにいちいち感動しました。 「夜が明けたそのあとに」では、寺岡視線で甘いいちゃいちゃぶりが楽しめます。寺岡から見たら、アバエクで須田の全てが可愛いみたいです。「許すわけない」とSでツンな発言をする須田にめろめろで、でっかい尻尾をぶんぶん振ってるわんこみたい。 おまけのペーパーも、須田視線のツンデレな話で甘々でごちそうさまです。
何故か色々なことが上手くいかない須田と、そんな須田のことを何故か放っておけない寺岡。自分が覚えていない過去の友達って、どう考えればいいんだろう。と思ってしまった。しかも、何故記憶がないのか分からないのなら余計に怖いし。須田に思い出して欲しいのか、思い出して欲しくないのか、自分でも分かっていなさそうな...続きを読む寺岡を見るのが悲しかった。「普通の関係」じゃないかもしれないけれど、2人で一緒にいた方がいい方向に進みそうな気がした。
「俺のこと、覚えてない?」 大学の教室で須田にそう聞いてきたのは、見たこともない男だった。幼なじみだと言い張るその男、寺岡を人違いだと突っぱねたものの、実は須田には子供の頃の記憶がない。その後も人懐こい笑顔でやたらと構ってくる寺岡の優しさに、須田を少しずつ心を許していくが・・・。 (出版社より)
須田くんの魅力が伝わりにくく、寺岡くんが何故彼に執着するのか、それ程までに好きだと思えるのかが理由付けが薄い気がした。 作品の雰囲気は好きでした。
昏くて重くて、でもやめられないって感じで読んでました。佐田作品は3作目ですが、どれも受けがなかなか攻めを好きにならないパターンですねwこの作品では攻めの寺岡が罪の意識を持ちながらも須田を求めてしまうという彼の強い想いの裏づけになるような魅力が須田からあまり感じられなかったのが少し残念。ダークさを追い...続きを読む過ぎてエンドへの回収が覚束なくなってる印象もありました。カプとしてはまだこれからといった結末なので2枚の甘めなペーパーで救われました。他にもツッコミどころはありますが佐田さんの世界観は好きなので今後に期待です。
なんか微妙な感じで終わったけど、タイトル通りcry暗い昏い終わらない夜に終わりを告げる、小さくても優しい蛍の光でした。 受けが記憶喪失になるくらいの事件なので、かなりの覚悟をしないと読めない。しかし一回でよくないか(T-T)二日も…。攻めもあの事件がなかったら果たしてそこまで受けに執着しなかったんじ...続きを読むゃないかなと思うけど、これもまた運命なのか。でも真相を知ってから改めて読むと攻めもよく手を出せたもんだなぁ怒。攻めザマァ展開は生ぬるかった…あえて自分がボロボロになってしまったほうが、こういう場合は精神的に救われるものと思うんだ。 そしていじめた側が何事もなかったかのように接してくるのが…ね。現実もこんな感じなんだろうけど。
佐田さん2作目です。 前回がとっても良かったので期待値高すぎたのかも……。 とはいえ、とっても楽しく読むことができました。 トラウマに記憶喪失と、BLでも使い古されたこの設定を どう消化するのかと読み始めたものの、序盤から受の 過去について何となく分かってしまう……。 そしてその過去に絡んでくる攻の...続きを読む執着っぷりが怖い。 執着攻とほだされ受を書かせたら、本当に凄い作家さん だと思います。 受が過去にどんな眼にあったか知っておきながら、 強引に迫るという攻のアホっぷりが、何だか腹が立つ といいますが、受じゃないけどぶん殴りたい衝動に 駆られます。 中盤までそんな感じで攻にイライラしてたんですが、 後半戦に突入すると立場が逆転。 全てを知って記憶を取り戻した受が、攻に対して 強請って集って、攻の身ぐるみ剥がしちゃいます笑。 攻ざまぁw と思いながら最初は読んでたんですが、何だか途中 から攻のボロボロっぷりが哀れに……。 な、なにこの感情。 前作でも感じましたが、受の方が被害者であるはず なのに、気がつけばほだされてます。 読んでる私もなんかほだされてしまって、畳みかける ようなラストにあれれれれ?と……。 何だか奇妙に惹きつける魅力のある作家さんです。 次に期待して★3つ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
クライ、くらい夜の終わりに
新刊情報をお知らせします。
佐田三季
フォロー機能について
「ショコラ文庫」の最新刊一覧へ
「BL小説」無料一覧へ
「BL小説」ランキングの一覧へ
一覧 >>
▲クライ、くらい夜の終わりに ページトップヘ