福島原発事故独立検証委員会の作品一覧
「福島原発事故独立検証委員会」の「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「福島原発事故独立検証委員会」の「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
著作に『福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告』などがある。
Posted by ブクログ
全体的に,事故後の報道に出て来たことをよく整理していて,こんなに安価に報告書が出ていることは驚きです。
細かい事項にも言及していて,よく整理しています。今回の事故で話題になった専門性のある事項もいろいろ記録しています。
関係者の方々も自己点検のために一度読んでみるとよいでしょう。
ps.
少し読んで行くと,だんだん違和感が高じてきます。議論が表面をなでるだけで本質的な事項に踏み込もうとしていないような気がします。
おかしなことにも遭遇します。法律や規格,規則の不十分さ,理論や技術の不完全さを掘り下げていない。初歩的な手法であるなぜなぜ分析,FTA, FMEAやHAZOPを使って問題を掘
Posted by ブクログ
事故の経緯についての周辺からの調査については、とてもきめ細かくまとめられていると思いました。事故調査報告書としては異例の早さで刊行されたので出版された直後に書店で手に取りそのまま読みふけりました。
独立調査委員会、というのはすなわち民間の事故調査委員会を独自に結成して調査をしているので、公式に発表されたデータに基づくよりほかなく、どこまで掘り下げられるのかという興味のようなものを感じつつ読みました。
最後まで読み切って思ったのは、民間の事故調査ではどうしても事故の過程で起こった細かな出来事を裏付けるようなデータを手に入れることは難しいのですね。実際に各原子炉がどのような経緯をたどってメルト
Posted by ブクログ
非常に興味深く読みました。
最終章の「全電源喪失を起こした11日から、(中略)破局に至るすべての種はまかれたと思われる」というショッキングな記述のように、初日の時点ですでに取り返しのつかない状況が起こってしまったこの災害について、安全管理、組織、社会の3つの視点からの分析と示唆が述べられています。
結局のところ、それら3つの視点においてどれもがこの災害を引き起こすべくして起こったのだ、というふうに書かれていますが、共通している背景は「原発は絶対に安全である」という本来存在するはずのない、「安全神話」があったのだと思います。好む好まざるを問わず「安全神話」が(結果として)官民共同で作り上げられ、
Posted by ブクログ
内閣府や国会の事故調とは別の,民間による調査報告。事故の技術的側面だけでなく,各機関の対応(含リスコミ),歴史的・構造的要因の分析も含んだ幅広い内容。
事故当時の政府要人や,政府職員・専門家など,約三百名へのインタビューをもとに,事故の原因を究明していく。かなり大部で,くまなく読みこんだわけではないけれど,五月雨式の報道を通してしか触れられなかった事実を,まとまったかたちで見ることができたのは良かった。
官邸の介入はかなり「想定外」のことだったらしい。撤退拒否のように,それがいい方に作用したことも,福一に乗り込むみたいに,悪い方に作用したこともあった。菅さんは慌てふためいて張り切り過ぎてし