作品一覧

  • 証言 北方領土交渉
    -
    戦後75年が経過しても、いまだ解決を見ない北方領土問題。過去、ゴルバチョフと小沢一郎の「バックチャンネル外交」、ロシア外務次官による「クナーゼ提案」、橋本龍太郎からエリツィンへの「川奈提案」など、合意へのチャンスは幾度か訪れたが、いずれもロシア国内の改革派と保守派の対立、日本の対ロ柔軟派と四島一括派の確執の中で潰えてきた。 交渉を担った日ロ双方のプレイヤーたちは、何を目論み、どのように行動してきたのか。なぜ合意に達しなかったのか――。当事者たちの証言をもとに綴った、北方領土交渉史の決定版。今後の「北方領土」の帰趨を見届ける際に欠かせない一冊である。 前著『日ロ現場史』で2013年度新聞協会賞を受賞した著者の最新作。
  • イワシはどこへ消えたのか 魚の危機とレジーム・シフト
    3.2
    1巻990円 (税込)
    イワシが獲れなくなった。全国水揚げ量はピーク時の一六〇分の一となり、すでに私たちにとって身近な魚とは言えなくなりつつある。一方で、サンマは豊漁が続いている。なぜこのようなことが起こるのか。本書は、九〇年代以降、定説となった「レジーム・シフト」による魚種交替という考え方をわかりやすく説明し、水産行政や地元産業への影響を通して、人類の共有財産である水産資源をどう守っていくかを考える。
  • ルポ生活保護 貧困をなくす新たな取り組み
    4.0
    1巻858円 (税込)
    現在、生活保護受給者は全国平均で八〇人に一人。雇用、教育、年金制度など社会のさまざまな矛盾が貧困の連鎖を生み、厳しさを増す地方財政がその困難な生活に拍車をかける。しかし今、生活保護こそを貧困から抜け出すステップにしようとの動きが生まれている。自立プログラムの「先進地」釧路など数多くの例を引きながら、経済偏重に陥らない、本来の自立とは何かを問い、貧困をなくすために何が必要かを探る。
  • 日ロ現場史 第1部 「境界」の海
    -
    1~5巻330円 (税込)
    北方領土問題の地元である北海道の視点で、日本とロシアの戦後史に焦点を当てます。中央の視点では見えない日ロ関係の実相を、北方四島周辺の漁業、領土交渉の現場の動きなどから探ります。

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ユーザーレビュー

  • ルポ生活保護 貧困をなくす新たな取り組み

    Posted by ブクログ

    貧困は連鎖する、生活保護を受けている親の子供は高い可能性で生活保護を受ける。
    最低賃金は生活保護で支給される額よりも低い。
    生活保護は経済的自立を目的としている側面があるが、それだけではなく、日常生活的自立や社会的自立も含めた支援が必要である。
    貧困の最後のセーフティネットとして生活保護が用意されているが、そのすべてを生活保護のみが担ってしまっており生活保護に過度の負担がかかってしまっている状況にある。
    仕事をつくるための機関として注目されている社会的企業。
    など生活保護の問題点、改善点などを指摘している。

    0
    2011年09月08日
  • ルポ生活保護 貧困をなくす新たな取り組み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルこそ「ルポ生活保護」だが、内容は社会保障の歴史に始まり、母子家庭、ワーキングプア、子どもの貧困、就学援助、年金・医療・雇用・住宅問題まで、貧困にまつわる諸問題について触れられている。生活保護とは就労による経済的自立が最終目的と思われがちだが、本来の生活保護とは、就労を含め人間が地域で社会的な生活をおくるための自立支援を目的としていると本書では述べている。

    0
    2011年05月12日
  • ルポ生活保護 貧困をなくす新たな取り組み

    Posted by ブクログ

    新聞記者である著者が、生活保護とは何かというところから、格さと貧困の実態、生活保護の意義、自立支援の先進地「釧路」の取組、そして今後生活保護をどう改革するかというところまで、生活保護について総合的に論じている。「ルポ」というだけあって、実例に即したバランスのとれた論が展開されている。生活保護について考えるうえで非常に有益な本だと思う。「貧困の連鎖」を絶つ取組の重要性を感じた。

    0
    2016年08月13日
  • ルポ生活保護 貧困をなくす新たな取り組み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    現在、生活保護受給者は全国平均で八〇人に一人。
    雇用、教育、年金制度など社会のさまざまな矛盾が貧困の連鎖を生み、厳しさを増す地方財政がその困難な生活に拍車をかける。
    しかし今、生活保護こそを貧困から抜け出すステップにしようとの動きが生まれている。
    自立プログラムの「先進地」釧路など数多くの例を引きながら、経済偏重に陥らない、本来の自立とは何かを問い、貧困をなくすために何が必要かを探る。

    [ 目次 ]
    第1章 生活保護とは何か
    第2章 母子家庭と貧困の連鎖
    第3章 こぼれ落ちる人々
    第4章 格差と貧困
    第5章 負担ではなく投資
    第6章 自立支援プログラム
    第7章 どう改革するか

    0
    2011年04月06日
  • イワシはどこへ消えたのか 魚の危機とレジーム・シフト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    イワシが獲れなくなった。
    全国水揚げ量はピーク時の一六〇分の一となり、すでに私たちにとって身近な魚とは言えなくなりつつある。
    一方で、サンマは豊漁が続いている。
    なぜこのようなことが起こるのか。
    本書は、一九九〇年代以降、定説となった「レジーム・シフト」による魚種交代という考え方をわかりやすく説明し、水産行政や地元産業への影響を通して、人類の共有財産である水産資源をどう守っていくかを考える。

    [ 目次 ]
    プロローグ レジーム・シフトの誕生
    第1章 マイワシの巻
    第2章 マサバの巻
    第3章 アンコウの巻
    第4章 スケソウの巻
    第5章 サンマの巻
    第6章 水産庁の巻
    第7章 人間

    0
    2011年04月05日

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