作品一覧

  • 獄中で酔う 逮捕という非日常がもたらす意識変容と愉快な留置場生活
    5.0
    軽トラで車上暮らしをしながら雑草やキノコを“吸いまくった”日常を記録しベストセラーとなった書籍『雑草で酔う』の著者・青井硝子氏が、幻覚成分を含む茶を販売したなどとして2020年3月3日「麻薬及び向精神薬取締法違反幇助容疑」で京都府警に逮捕された。 通常、逮捕されれば落ち込むところだが、青井氏はその状況を心から楽しみ、留置場という非日常の空間でさまざまな遊び方を編み出した。 「取調べで酔う」 「アルコールスプレーで酔う」 「筋トレで酔う」 「脳内修行で酔う」 「歯科医の麻酔で酔う」 「愛する人との面会で酔う」 「裁判で酔う」 本書はその内容をリアルかつユーモラスに綴ったものである。 マスコミが注目する裁判の判決は2022年5月9日。判決とともに本書を楽しんでいただけると幸いだ。 責任編集:草下シンヤ 「こんなに逮捕を楽しんでいる人を私は知りません」
  • 異自然世界の非常食1
    5.0
    1~2巻1,100~1,320円 (税込)
    ある日突然、次作の小屋ごと異世界に飛ばされてしまったニートの男。食材を求め外に出て初めて見た生物は、羽のはえた妖精だった。「非常食」として彼女を手元に置くことにした男は、元の世界と唯一つながるインターネットを駆使し、掲示板の仲間たちの知識を借りながら異世界で生き抜くことを決意するが……。

ユーザーレビュー

  • 獄中で酔う 逮捕という非日常がもたらす意識変容と愉快な留置場生活

    Posted by ブクログ

    この世の中に素面は存在しない
    というのは衝撃でしたが、言われてみれば納得することばかり。
    瞑想とは、薬でキマるとは、酒に酔うとは、砂糖でも酔っていてそれがどういう影響を身体と人生に与えているのか。こういうトピックを理系的に説明されていてとてもわかりやすかったです。

    特に耐性が付く。それを削る。という視点は新しくて衝撃を受けました。

    情報社会で刺激に酔い、色んなものに耐性がついている、感覚が麻痺している。だから幸せになれないし、何を食べても美味しく無いし、誰おいても楽しく無い。必要なのはとにかく耐性を、削る事。これを知ってるだけで人生かなり生きやすくなります!

    0
    2024年05月03日
  • 獄中で酔う 逮捕という非日常がもたらす意識変容と愉快な留置場生活

    Posted by ブクログ

    読んでいて、始めの方は、軽いカンジで、笑いながら読んでたんだけど

    終わりのほうで、泣き出してしまった。

    p.214 くらいからかな。泣き出したの。

    青井硝子氏の裁判に集まってきた人たちが、多士済々で、スゴすぎー。

    大学でキノコ部を立ち上げた人→ phaかな?
    当時、合法だったマジックマッシュルームの栽培や摂取を行い、研究活動も行っていた。
    ジョン・ケージみたいだな。

    古くから法廷闘争を行ってきた方→誰?

    サイケデリックスの夜明けを迎えた編集者
     → 草下シンヤ

    そして、最も力強い支援者が現れる。
    生物学と民俗学を研究して、メキシコやタイや、地球上のアチコチの秘境をフィールドワーク

    0
    2022年10月29日
  • 異自然世界の非常食2

    Posted by ブクログ

     異自然世界で非常食さんと同棲する物語、これにて完結である。もったいないところであるが、出版というのは個人の意向でどうこうするものでもないだろうし、致し方ない。
     今回は湖に棲むサシミさんの一族と協働でタコをタコを殴りにする物語であった。まあ、実際は主人公側がタコ殴りにされるというのは、先の巻でも察せられるところだろう。
     新たに登場した人物によって物語は広げられているが、その風呂敷は畳まれずに終わっている。とはいえ、読後感は悪くない。

     良い作品だった。星五つで評価している。
     それにしても、ネット小説ではまだまだ先に物語が進んでいるようであるし、これこそまさしく「続きはwebで」と言った

    0
    2015年10月21日
  • 異自然世界の非常食1

    Posted by ブクログ

     異世界らしきどこかに転移してしまった男@コミュ障が、自然の中で生きていく物語である。世界観的には、クトゥルフ的な要素も含んでいる。あと、タイトルからも予想できるだろうが、結構グロテスクな内容も含んでいる。
     ネットには接続できる設定で、某巨大掲示板などもネタに利用しているし、サブカル系の(特に葉っぱ関連の)知識などがふんだんに用いられていることから、かなり人を選ぶ作品だろう。知的生物(妖精っぽい存在)とのコミュニケーションも存在しているが、小説的な人間関係を軸にしたストーリーではない点も注意が必要だ。
     ただ、設定とサブカル知識の関係は悪くない。無駄な語りではなく、日々生活するための知恵を詳

    0
    2015年08月05日

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