作品一覧

  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし
    4.0
    1巻704円 (税込)
    『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる江戸時代の作家,井原西鶴の作品を翻案した短編集.財産あらそいをめぐる悲喜劇「牛と刀」,夜の芝居小屋を舞台にした怪談「真夜中の舞台」,金もうけに取りつかれた男の運命「わるだくみ」など,笑いと悲哀のまざりあった世のなかの姿を,鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す七編.

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  • 芭蕉
    4.0
    1巻1,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その時代のなかで、芭蕉は言葉と現実とをどのように出会わせようとしたのか。発句と連句の二形式をもつ俳諧のあり方に、旅と草庵の生のかたちに、そうして芭蕉という古典のうち、<今>を超え出る精神の方法を見とる。

ユーザーレビュー

  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし

    Posted by ブクログ

    西鶴ははじめてでしたが非常に面白く読みました。
    その時代の人々がいきいきと描かれていて
    手に取るように情景が浮かびます。
    児童文庫だけあり大変読みやすいです。
    まだ感想がこの一件しかありませんが、
    とてもおすすめなのでみなさんも是非読んでみて下さい。

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    2019年05月02日
  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし

    Posted by ブクログ

    古典の面白さがよくわからない人にオススメ。若い人向けの、江戸時代の著作の翻案は珍しい。西鶴の原著よりは大分脚色されているようだが、時代小説を読むような、あるいは落語のような面白味があり、そういった意味でも「入り口」に相応しい1冊だと思う。西洋の作品とはまた違った不条理劇もまた味わい深い。末尾の町田康氏による解説には頷くばかり。

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    2023年11月05日
  • 芭蕉

    Posted by ブクログ

    広末保 「芭蕉」 深川移住後の芭蕉の「非定住生活(旅と草庵生活)」と「専門俳人への自覚」に目付けした芭蕉論。それらが「俗」とコンタクトして、蕉風俳諧の風雅が完成したとする論調

    前回読んだ伝記とつなげると、日本橋の定住時代(職業俳人、談林俳諧)においても有していた「俗」な側面が、深川移住後に 非定住生活や専門俳人の自覚と結びつき、風雅に転化したということになる

    この本の印象的な指摘は「芭蕉の旅は 歌枕世界との同化ではなく、未知の自然や人事にふれることを重視していた」ということ。未知の自然や人事には 禅や「荘子」の影響も含まれ、それらが「俗」を風雅に転化させたと捉えた


    蕉風俳諧の風雅が、秩

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    2021年07月20日
  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし

    Posted by ブクログ

    『霧中の読書』で紹介されていたので読みたくなった。児童書でもなければ西鶴なんて読むことなかっただろう。
    解説町田康、これがまた作品として滅法おもしろい。古典のおもしろさをうねうねと続く文体で語ってくれる。

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    2021年06月19日
  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし

    Posted by ブクログ

    西鶴は太宰治が惚れ込んで、『新釈諸国噺』を書いたことは知っていて、太宰治がそこまで言うんなら読んでみたいという気持ちもあったが、さんざん映画にもなった好色ものや、教科書には代表作と書かれている『世間胸算用』や『日本永代蔵』のイメージもあり、なんとはなしに積極的に読もうと思わずにきたのだが、この本は子ども向けにリライトされてるし、入門にちょうどいいかと読んでみた。
    江戸時代に人気のあった作家だからもっとスッキリ面白いのかと思いきや、結構後味は悪い。
    子ども向けとはいえ、「中学以上」とあるのも納得というか、中学生でも、この苦さはわかるまいという気もする。
    特に引き込まれたのは表題作。兄の判兵衛が口

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    2020年04月20日

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