作品一覧

  • 源氏物語を読むために
    -
    一千年の時間を超えて今日もなお人を魅了しつづける源氏物語。その核心に鋭く近づき、作品を「読む」という行為を広場の言葉で語るすぐれた案内。古代世界の終焉をも読む。解説=小町谷照彦
  • 古事記の世界
    5.0
    1巻902円 (税込)
    イナバの白兎、国引き、オロチ退治、海幸山幸、天の岩屋戸の話など、古事記は私たちにとって親しみ深い古典である。著者は、古事記伝の宣長という縦糸と、イギリス社会人類学の横糸とを交錯させる新しい問題意識に立って古事記を読み解くことにより、その本質を明らかにした。新しい光に照らし出された古事記の豊かな世界がここにある。

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  • 古代人と死
    3.0
    大地と蛇の神話、黄泉の国・根の国を備えた世界の構成、魂が死者の肉体から離脱しきるまでのモガリの時間――神話と歴史を読み解き、死をめぐる古代人の経験の構造を探り当てる。解説=大隅和雄
  • 古代人と夢
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夢にも固有の歴史があった。夢を独自なうつつとして信じた「古代人」の文化と精神の構造のなかに、「忘れていた今」を想い起こす独創的な精神史。
  • 日本文学の古典 第2版
    4.5
    1巻858円 (税込)
    古典は過去のものであると同時に現代のものであり、つねに新たに、世代ごとに読みなおされるものである。この視点に立って、いわゆる日本文学通史として古典を概観するのではなく、日本文学史上の代表的な作品とその作者について解説し、古典再評価のための扉をひらこうとする。巻末に「古典をどう読むか」を付す。

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  • 梁塵秘抄
    値引きあり
    -
    1巻522円 (税込)
    遊女や巫女など、歌や舞いを生業として諸国をめぐり歩く女たちが歌い継いだ流行歌「今様」。後白河はそれら、やがて消えゆく「声わざ」を蒐集し、「梁(うつばり)の上の塵も動くほど妙なる歌」という意味の名前をつけた。それが梁塵秘抄である。法皇をも虜にした、アウトサイダーたちの歌うたの調べを、稀代の古代文学者が耳をすませて読む。

ユーザーレビュー

  • 日本文学の古典 第2版

    Posted by ブクログ

    初版が1966年なので 戦後の出版物だがお堅い教養感がこれまた良い 経年劣化で古びた外観だが 以前自分で新本を購入したものなので安心感がある 電子書籍で第2版が刊行されているが大きな改修はないだろう

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    2022年09月17日
  • 古代人と夢

    Posted by ブクログ

    明快にさくっと物語と夢のあり方がわかる。こんなふうに書ける人ってすばらしいと思った。蜻蛉日記と更級日記の関係が源氏物語と浜松中納言物語、これはわかりやすい。そして、夢によって物語が展開する図式は、古代物語の固有のあり方であるとの指摘も良い。その上で源氏物語とは違って、浜松は読者を置いていってしまうような「無雑作」な表現方法があるとのこと。

    0
    2018年02月08日
  • 古事記の世界

    Posted by ブクログ

    高天の原と葦原の中つ国と黄泉(根)の国
    日向(ヒムカ)と襲(ソ)
    伊勢と出雲
    大和と熊野

    聖なる中心としての東(ヒムカシ)
    大和の香具山から伊勢神宮へ
    ヒルメからアマテラスへ

    と、ちはやぶる国つ神たちの西
    オホナムヂから大国主へ

    山幸彦、海幸彦

    彦姫による政治的・宗教的二重統治
    ex卑弥呼と弟、アメノウズメと猿田彦
    『巫女に夫が無いのは神の妻(鬼道)だから』
    から斉宮制へ

    鎮魂はもともとタマフリ
    魂は一種のモノであり消耗するので年ごとに更新し、賦活せねばならなかった。冬至に行われる大嘗祭。ホノニニギの再誕。

    『日本の古語で稲のことをトシと呼んだのは、それにより一年を表示しうると考え

    0
    2010年07月18日
  • 日本文学の古典 第2版

    Posted by ブクログ

    能と狂言と歌舞伎は文字だけでなく実際の映像と音楽を観て聴いてしないと完全な理解ができないので読んでいて少し苦しかった。ではYouTubeで観れば好いじゃんと思うが、案外さがしてもないし、あっても観たところでやっぱりわからない。
    言葉の発し方が独特で且つ言葉そのものも古いので聴いても何言っているのかわからないし、舞っているのみても何しているのかやっぱりわからない。
    歌舞伎は暫が有名ということで、これは何とか完全版がみつかり観てみたが、主役と比べるまでもなく脇役、特に雛壇の後列の左側に並ぶ力士みたいなのがしょぼくて、歌舞伎って思っていたより貧相だなと思ってしまった。
    明治以前のとか、せめて昭和初期

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    2022年10月22日
  • 古代人と夢

    Posted by ブクログ

    スサノオから大国主への系譜、日向、高天の原
    アマテラスからホノニニギ、神武天皇への系譜、日隅、出雲、根の国、黄泉の国、

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    2010年10月01日

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