作品一覧

  • 星をさがして
    4.2
    星が大好きな少女ガートルードは、人間と妖精が共存する樹上都市・ペリドに住む魔女だ。この街に来て二年、孤児院の子供たちに空を廻るものについて語り聞かせる仕事をしている。そんなある日、星がつまった部屋の存在を知ったガートルードは、夜色の姿をしている夜の神ノクスを招喚する。彼女の望みはノクスがかつて作ったとされる、星がつまった部屋をもう一度作ることだった。「君はどうして、星の部屋を作りたいんだ?」夜の神はそっと尋ねる。「夢だったんです。わたしと、両親の」魔女はぽつりと答えた。樹上都市に住む魔女が星の輝きに見る過去と未来。すこしでもあの星に近づきたくて。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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  • 楽園まで
    4.6
    1巻495円 (税込)
    静かに、深く雪が降り続ける世界――。双子の姉弟・ハルカとユキジは「悪魔」と呼ばれ、「狩人」に追われていた。あることがきっかけで、言葉と感情を失ったユキジの手を引きながら旅をするハルカは、偶然出会った青年のウォーテンに、旅の理由を聞かれた……。ハルカはそっと答える。「私たちは〈楽園〉を探しているんだ」。第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作。

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  • 星をさがして

    大好きな作品です

    綺麗なお話だと感じました

    星の部屋(プラネタリウム)を作っていくお話ですが、金平糖大好き猫や妖精が出てくるファンタジーです

    読みやすく気軽に何度でも読み返せます

    0
    2020年04月08日
  • 楽園まで

    Posted by ブクログ

    幸せになりたかった。
    誰かに愛されたかった。
    楽園を信じていた。

    雪が降り続ける世界で、「悪魔」と呼ばれ狩人に追われる双子の姉弟が旅をする。楽園を探して…。

    17歳の高校生が書いたとは思えない完成度。
    少し泣いてしまいました。
    表紙の絵もきれい。

    0
    2015年08月23日
  • 楽園まで

    Posted by ブクログ

    楽園は存在するのか否か。凄くよかったと思う。一言で表すなら”楽園を探す”話。話の背景は中世末期のヨーロッパを思い浮かべればしっくりくるんじゃないかなと思う。
    ”楽園”という存在しうるか分からないものに縋り、夢見て旅を続ける二人。平和な時代になぜその二人は楽園を求め続け、犠牲を払いながら町から町へと移り行くのか、それは本書を読んで確認してもらいたいことだ。

    力の強いものが正義。弱いものが悪。
    マジョリティが正義で。マイノリティが悪なのか――。
    何が『正義』で何が『悪』なのかを考えさせられる作品である。そのような解釈しだいで正義にでも悪にでもなるような世界の中でつづられる物語。

    0
    2012年03月11日
  • 楽園まで

    Posted by ブクログ

    表紙のふんわりとした雰囲気からは想像のつかないほど、悲壮な物語。今を生きる意味を考えさせてくれた。未来に希望が持てないことを、生きるのをやめる理由にはしたくないと思った。

    0
    2011年07月20日
  • 星をさがして

    Posted by ブクログ

    あら、こんなところに素敵な本が。
    埋もれてるだなんてもったいない!
    もっと光のあたるところへ、出てきてもいいんじゃないでしょうか?

    0
    2011年01月22日

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