渡辺浩の作品一覧
「渡辺浩」の「新しい微積分 改訂第2版」「たとえば「自由」はリバティか 西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる6つの講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「渡辺浩」の「新しい微積分 改訂第2版」「たとえば「自由」はリバティか 西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる6つの講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書を読んで、「自由」「権利」「法」「自然」「公/私」「社会」といった言葉を、あまりにも自然に使っているのだとあらためて気付かされた。普段は深く意識することもなく口にしているが、これらの言葉はもともと西洋で生まれ、日本に入ってくる過程で翻訳され、少しずつ意味を変えながら定着してきたもの。
印象に残ったのは、翻訳とは単なる言葉の置き換えではなく、概念そのものの受け取り方に影響を与えるという点。たとえば「自由」は liberty や freedom の訳語であるが、日本語では「不自由がない状態」として感じられることが多い。また「権利」も、本来の「正しさ」や「正当性」といった意味合いよりも、「自分
Posted by ブクログ
本書は5部構成。「はしがき」にあるように第Ⅰ部は欧州および中国との比較による「明治維新論」。筆者は明治維新を「革命」と呼ぶ。第Ⅱ部は日本と異国の双方から眺めた徳川外交論。とくに「鎖国」の是非をめぐる対話と討論が道徳的・思想的問題であり続けたことが、朝鮮と日本の知識人の間での知的交渉から見て取れることが示されている。第Ⅲ部は、政治と「性」の関連について、欧州と中国との比較を通じて検討されている。この第Ⅲ部がもっともボリュームがある。第Ⅳ部は、開国以前の日本での中国思想との仮想対話が、西洋への対応へと結びついていったことが3つの角度、すなわち「教」、競争、「文明」から論じられている。第Ⅴ部は、哲