【感想・ネタバレ】たとえば「自由」はリバティか 西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる6つの講義のレビュー

あらすじ

幕末から明治の初め,西洋文明を形づくる基礎的な概念が日本に入り,さまざまな試みの末に「自由」「権利」「法」「自然」「公/私」「社会」といった翻訳語が普及した.これらは,果たして原語と同じ意味だろうか.日本政治思想史の研究者が,西欧における原義を探り,翻訳語の意味との相違を明らかにする連続講義.

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Posted by ブクログ

翻訳とは、異文化の全く異なる歴史の中で形成されてきた概念や観念の採り入れ。西洋で使われていた本書では、言葉の本来の意味(自由は奴隷ではないこと!)、様々な訳語が最終的に絞り込まれる様子、日本古来の類似概念との差異について説明。「てんスラ」みたいに「たとリバ」って呼ばれているから若手研究家のデビュー作かと思ったら、日本政治思想史の大家の知識量に圧倒されました。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

すごい本。
「リバティ」は本来は奴隷でない状態を指していたので、好き勝手やるという意味がもともとあった「自由」よりも「自主」の方が適切だったというような話がたくさんでてくる豊富な講義録。
井原西鶴や論語、ルソーからふんだんに引用されていて、知識の幅がすごい。ただ、情報過多で振り回されて頭が混乱する。これを楽しめる余裕があるときに読めば豊かな時間になると思う。

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2025年12月22日

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