作品一覧

  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝
    3.9
    1~11巻704~770円 (税込)
    岡場所で賑わう根津権現門前町にある裏店、通称「ごんげん長屋」に住まうお勝は、女手一つで三人の子を育て、女だてらに質屋の番頭を勤める大年増。気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こり――。時代劇の超大物脚本家が贈る、笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ開幕!
  • 付添い屋・六平太 龍の巻 留め女
    3.8
    1~18巻660~737円 (税込)
    時代小説界最後にして最強の新人!  主人公・秋月六平太は、かつて信州・十河藩の供番(籠を守るボディーガード)を務めていたが、家中の権力闘争に巻き込まれゆえあって浪人となった。いまは裕福な商家の子女の芝居見物や行楽の付添い屋(これもボディガード)で身を立てている。  血のつながらない妹の佐和は、六平太の再士官を夢見て、浅草元鳥越の自宅を守りながら、裁縫で家計を支えているが、本人にその気はない。相惚れの髪結い・おりき、音羽界隈を取り仕切る毘沙門一家の菊次とともに、浮き草な日々を過ごしながら、付添稼業を続ける日々だ。  その六平太のまわりには、幸せになりきれないが、一生懸命生きている人たちの悩み事が今日も迷い込むのだった。妹・佐和の祝言までを描くシリーズ第一弾。「雨祝い」、「初浴衣」、表題作「留め女」、「祝言」の四話を収録。人情話ここにあり!
  • 小梅のとっちめ灸
    値引きあり
    4.0
    1~6巻457~721円 (税込)
    面倒見がよく腕のいい小梅と、ぐうたらだが憎めない母・お寅の灸据所「薬師庵」は、心身に 気懸りのある人で大賑わい。ある日、小梅の親しい料理屋が不当な取り締まりに遭った。どうにも納得できずにその背景を探ると、江戸に蠢く悪党どもの思惑が見えてきて......。灸を据えるべき真の敵は誰なのか? 怒りの艾に火が点る、新シリーズ始動!
  • かぎ縄おりん
    3.7
    1~3巻726~748円 (税込)
    この親子愛は私の理想――瀧本美織(女優)。 日本橋堀留の「駕籠清」の娘おりんは、番頭の祖母・お粂に早く婿を取り商売を継ぐようせっつかれている。しかし目明かしに憧れるおりんにそのつもりはなく、いざこざには真っ先に駆けつける始末だ。 ある日、「高砂屋」に元奉公人・平吉が人質をとって立て籠もった。目明かしの父・嘉平治や同心・磯部金三郎の目をかいくぐり、平吉が隠れる蔵に迫ったおりんは、隙をつき、得意のかぎ縄で罪人を捕らえたのだった。 その活躍に磯部はおりんを目明かしに勧めようとするが、嘉平治は娘の勝手な行動に激怒し、許さない。思わずおりんは本心を白状する。二年半前、嘉平治は神田明神の祭礼で何者かに足を刺され、今も左足を引きずるようにしている。目明しの親分として活躍していた嘉平治が悔しさを噛みしめる姿を見たおりんは、自分も捕物に携わり、いつか父の敵を見つけると決意したのだ。 娘の言葉を聞いた嘉平治は、翌朝、おりんを伴い磯部宅を訪れた。そして、まずは下っ引きとして務めさせ、目明かしにふさわしいか見極めたいと申し出る。おりんは父のあとを継いで、十手持ちになれるのか。時代劇の名手が贈る、痛快捕物帳、ここに開幕!
  • 脱藩さむらい
    3.5
    1~4巻671~704円 (税込)
    『付添い屋・六平太』に続く新シリーズ!  香坂又十郎は、石見国、浜岡藩城下に妻の万寿栄と暮らしている。お役目は、市中警護、犯罪の取り締まりや犯人の逮捕に奔走する奉行所の町廻り同心頭である。田宮神剣流の使い手であり、御前試合で十人抜きを果たした剣の腕を買われ、斬首刑の執行も行っていた。  浜岡藩は、海に恵まれた土地でもある。漁師の勘吉と釣りに出かけた又十郎は、外海の岩場で脇腹に切り傷のある水主の死体を見つける。浜で検分を行っていたところ、大目付の下知により、死体は持ち去られてしまった。又十郎の義弟兵藤数馬は、水主の死について不信を抱いていた。数馬によれば、水主の正体は、公儀の密偵ではないかというのだ。後日、当然城内に呼ばれた又十郎は、謀反を企んで出奔した藩士を討ち取るよう命じられる。追うべき藩士の名は、兵藤数馬であった――。追討をしくじれば、罪は縁戚にも及ぶという。又十郎の重く孤独な追跡行が始まる!
  • 追われもの 一 破獄
    4.0
    1~4巻564~627円 (税込)
    博打の罪で遠島となった丹次は八丈島で平穏に暮らしていた。だがある日、新たに来た旧知の男が衝撃の話をもたらす。実家の乾物問屋が兄嫁に潰されて親は首を吊り、兄・佐市郎は行方知れずだという。優しい兄の窮状を知った丹次は焦燥にかられ、島抜けして遥か彼方の江戸を目指そうとするが……。時代劇の人気脚本家が贈る骨太の新シリーズ始動!
  • 若旦那道中双六 : 1 てやんでぇ!
    3.7
    1~5巻517~561円 (税込)
    南新川の廻船問屋『渡海屋』の若旦那である巳之吉は、家業には目もくれず、遊興三昧。家族の咎めも馬耳東風で、気ままな日々を過ごしていたが、業を煮やした祖父の儀右衛門から、見聞を広げるための旅に出ることを命じられる。断固拒否した巳之吉だが、手をつけた人の女房に一緒になるよう迫られ、泣く泣く江戸を離れざるを得なくなり――。愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中! 時代劇の超大物脚本家が贈る、期待のシリーズ第一弾!!

ユーザーレビュー

  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝

    Posted by ブクログ

     2025年3月24日から再放送中の朝ドラ『チョッちゃん』(1987)。その脚本家が時代小説!? ……と思ったら、作者 金子成人さんは多くの時代劇の脚本を手がけていて、2014年に「付き添い屋・六平太」シリーズで小説デビューしたのだとか。
     副題から、主人公 お勝はガミガミうるさいのかと^^;

     『チョッちゃん』と同じく、「無名だが、今この時を生きている市井の人々」の描き方が巧みすぎる!! 登場人物それぞれの紹介と為人を叮嚀に、且つ物語の流れとして自然に描写している。態とらしさが全然感じられない!
     『ごんげん長屋』や根津権現門前町、質舗『岩木屋』……。お勝をはじめ住人たちの暮らしぶりが活き

    0
    2025年09月18日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 10 縁むすび

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    幸助とお妙が通う瑞松院の手跡指南所に、春から新たに通うようになった男児、昌吉。お妙の隣に座り、新入りながらたいそう出来がいいらしい。
    そんな話を聞いたお勝だが、お妙が昌吉と瑞松院の隣の寺で楽しげに昼餉を摂っていたことや、『ごんげん長屋』のお栄の家に、朝こっそりと入り込んでいるとの噂を耳にし──。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十弾!

    令和7年9月13日~15日

    0
    2025年09月15日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 11 苦難の母

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    お勝たちの二軒隣に住まう鳶の岩造とお富の夫婦。喧嘩をしつつも仲睦まじい二人だが、このところお富の調子が悪いという。
    お啓たちが心配するなか、ついには医者の屋敷に運び込まれたお富だが、具合が悪いのは病ではなく子を宿していたためだった。朗報に長屋の皆は喜ぶが、当のお富は、産むことに迷いを見せて──。
    くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第十一弾!

    令和7年9月13日~15日

    0
    2025年09月15日
  • 小梅のとっちめ灸 (六)さらばの灸

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    灸師の小梅は恋仲だった清七の死の謎を丹念に追い続け、ついに真相に辿り着こうとしていた。一方、江戸城内では政変の勃発により激震が走り、南町奉行・鳥居耀蔵の身辺も俄に慌ただしさを増す。そんな折、顧客である鳥居から出療治を頼まれた小梅は、ある決意を胸に鳥居の待つ『笹生亭』へと足を向け……。手に汗握る最終巻、シリーズ堂々完結!

    令和7年2月10日~12日

    0
    2025年02月15日
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 6 菩薩の顔

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    お勝たちの隣に住まう足袋屋『弥勒屋』の番頭治兵衛。
    二十六夜待ちで月光の中に菩薩様のお姿を見たと言ってご機嫌だったはずのこの男が、ここ数日浮かぬ顔をしているという。
    『弥勒屋』の主の徳右衛門から話を聞いたお勝は仕事帰りに店の前を通りかかるが、そこで船頭姿の若者と揉めている治兵衛の姿を目にして――。
    くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第六弾!

    令和6年6月14日~16日

    0
    2024年06月17日

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