B10-001
グロービス経営大学院のヒト系のクラスで教わった安永先生の著書。
先日、快く引き受けていただいた講師講演会の内容ともリンクされていて、
さらには自分自身の今後のキャリアを真剣に考えている今、この本に
出会えてよかったと思う。
そもそも「プロフェッショナル」という言葉はよく使われて
...続きを読むいるが、
「プロフェッショナルとは何か」について考えさせられた。
本書では、「社会に貢献し、公益に寄与することを目的として働くことを
誓う」と書かれている。
さらに、「日本型プロフェッショナル」とは何か。
日本型プロフェッショナルとは、常に自分なりに専門性を磨き、
高い倫理観と規範を持ち、公益に寄与するという観点から自分が
なすべきことを決断し実践していく。さらに、特定の分野で
「一流」と呼べるような専門性を持っていること。その分野で
一番になる、あるいは同業の人々から一目置かれるくらいの
尖った専門性が必要。
一流とは、何かの道に熟達すること。
そのためには、比較優位の世界から離れて、自分の信じる道を
進んでいくことが不可欠。それを「個性化」という。
個性化と自分勝手に我が道を行くというのは違う。
今後のキャリアを考える上で、ヘッドハンターという仕事を
されているのに、転職を推奨するのではなく、今の会社でも
日本型プロフェッショナルを目指せると書かれていて、
いろいろと読みながら考え込んでしまった。