作品一覧

  • 柳生武芸帳 大合本
    完結

    柳生武芸帳 大合本

    少年・青年マンガ

    1.0
    全1巻1,100円 (税込)
    剣豪小説作家・五味康祐の同名傑作小説「柳生武芸帳」の完全漫画化。作画担当は、「父の魂」「柔道讃歌」など100冊以上の漫画を描いた昭和を代表する名漫画家・貝塚ひろし。 天地2冊がいっぺんに読める合本版 天の巻 徳川秀忠の娘・和子が天皇家に嫁ぎ、二ノ宮・昭子内親王を産んだ時、皇子二人が何者かに殺害された。その真犯人を柳生宗矩が知っていて、三巻の武芸帳に秘密裏に記す。一巻では犯人はわからない。三巻そろえなければならない。 それを知った霞多三郎は、巻物をそろえようと行動を開始する。 地の巻 徳川秀忠の娘・和子が天皇家に嫁ぎ、二ノ宮・昭子内親王を産んだ時、皇子二人が何者かに殺害された。その真犯人を柳生宗矩が知っていて、三巻の武芸帳に秘密裏に記す。一巻では犯人はわからない。三巻そろえなければならない。 巻物をそろえる旅を続ける霞多三郎は、数々の人物と関わっていく。 (原書:1992、1993年発行)
  • 薄桜記

    薄桜記

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    愛する妻の過ちから左腕を失って浪人し、はからずも非業の運命を生きることになる当代一の使い手・丹下典膳。高田馬場の決闘で一躍名をあげ、素浪人の身の上から浅野の家臣となる闊達な正義漢・中山安兵衛。かの〈忠臣蔵〉事件にまきこまれた二人は、互いに友情を抱きながら、やがて敵味方に別れてゆく――泰平の元禄の世を揺るがした赤穂義挙の裏話として無類の面白さを放つ時代長編。
  • P+D BOOKS 喪神・柳生連也斎

    P+D BOOKS 喪神・柳生連也斎

    小説・文芸

    4.0
    1巻935円 (税込)
    “剣豪小説の名手”の世界に浸る11篇。  豊臣秀次の剣の師で「夢想剣」を名乗る瀬名波幻雲齋とその娘・ゆき、そして幻雲齋が父の仇でありながら、門下生となって修行を積む松前哲郎太重春。奇妙な3人の絆は、やがて哲郎太とゆきが契りを結ぶまでに深まっていく。  そんななか、哲郎太は身重のゆきを残して武者修行の旅に出ようとするが――。  第28回芥川賞に輝いた出世作「喪神」のほか、柳生流新陰流正統を継いだ連也斎とライバルとの決闘を描く「柳生連也齋」、剣豪が巨人軍の強打者として大活躍する異色作「一刀齋は背番號6」など、剣を題材にした珠玉の11篇。
  • ザ・おんな刑事

    ザ・おんな刑事

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    豊満な乳房、すらりと伸びた脚、きわだつ美貌を見て、一瞬声をのむ乱交パーティーの男たち。怖いもの知らずな行動力をもつ女・関根悠乃は、警視総監直属の秘密捜査官。共産圏から西側に持ち込まれた化学殺人兵器の謎を追って、国際犯罪組織と対決するべく潜入捜査を開始するが…。ヨーロッパを舞台にして描く、雄大痛快アクション巨編。
  • スポーツマン一刀斎

    スポーツマン一刀斎

    小説・文芸

    4.0
    1巻825円 (税込)
    奈良の山中から武者修行の旅に出た若者が、なにげなくプロ野球場の打席に立った時から、大騒動は始まった。連続本塁打37本、目かくしでも打球はスタンドへ一直線! 巨人軍に入団、とてつもない強打を連発した男こそ、一刀流始祖・伊藤景久17代目の末裔だった。そして1年後、故郷に引きこもった彼を口説くスカウトに、一刀斎は、あっと驚く条件を出した! 奇想とユーモア溢れる空前の快作。
  • 剣法秘伝(電子復刻版)

    剣法秘伝(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    三代将軍家光の頃、江戸では親陰流、無明流が覇を競っていた。将軍家指南役、新陰流柳生但馬守宗矩は、無明流の声望高きを怖れ、無明流四天王の謀殺をはかった。三人までは仕留めたが、神月悪源太のみは残った。宗矩は更に刺客を放つが、ことごとく撃退される。ついに旅に出ていた嫡男十兵衛を呼び寄せ、無明流道場へと送り込んだ……(「殺人鬼」)。剣に命を賭けた男たちの生きざまを描く習作十篇収録。

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  • 時代小説英雄列伝 柳生十兵衛

    時代小説英雄列伝 柳生十兵衛

    小説・文芸

    -
    1巻691円 (税込)
    剣豪といえば柳生新陰流、そして柳生十兵衛。豪快なイメージと陰惨な影の同居する多面体のヒーローを剣豪作家五味康祐の筆が鮮かに描く。
  • うるさい妹たち

    うるさい妹たち

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    元テスト・パイロットで実業家の山村陽之介は、ふとしたことから、あるグループと知り合った。それはビート族と呼ばれる10代のグループで、啓子、桃子、サチ子、国江、男の子・ジローたちだ。彼らは、教室でも平気でペッティングを試みたり、疾走する車に全裸で乗り、スピードに興奮するなど、その行動は奔放だが、意外な明るさがあり、青春がある。だが山村は、このグループに、自分の娘・尚子が近づいていることを知り、驚く。尚子は、陽之介に向い、父さんが母さん以外の女性と交渉を持っても別に不潔じゃないという……。おそるべき10代の生態を描いた長編力作小説。
  • 剣法奥儀

    剣法奥儀

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    各流派には、それぞれの奥儀がある。一刀流「青眼崩し」、柳生流「八重垣」、知心流「雪柳」、天心独明流「無拍子」など、各流の秘太刀を生み出す剣豪の、妖気ただよう決闘を描く、五味康祐氏の傑作。
  • 麻薬3号

    麻薬3号

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    出所してきた極道が、ヒロポン中毒だったが、いまは流行作家になっている五味という男に書いた手紙、という形式で語られる、神戸のヒロポン宿、中華街などを舞台に、極道者、ヤクザ、パン助などが辿る、それぞれの人生の物語。著者が実際に、神戸で放浪生活を送り、覚醒剤依存症になった経験に裏打ちされている、長門裕之・南田洋子で映画化もされた力作。
  • 五味康祐 オーディオ遍歴

    五味康祐 オーディオ遍歴

    小説・文芸

    -
    1巻649円 (税込)
    タンノイ、マランツ、マッキントッシュ――。世界の銘機も、使い方を誤れば音が悪くなる。生涯、理想の音を追求しつづけた著者にとって、よいオーディオ装置とは何だったか? スピーカーの逸品タンノイ・オートグラフへの愛を語り、真空管アンプの品位を称讃し、FMチューナー・マランツ10Bの性能向上に熱意を燃やしたスーパーマニアの、体験的オーディオ論19編を収める。
  • クラシック リバイバル 日本名城紀行1

    日本名城紀行

    小説・文芸

    -
    1~6巻605円 (税込)
    文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。 1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。 第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。 視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 二人の武蔵(上)(電子復刻版)

    二人の武蔵(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1~2巻605円 (税込)
    武辺に生きる奥義を「五輪書」に託し、巷説、幾多の決闘譚を生んだ剣豪・二天宮本武蔵。真筆の襖絵は今日も墨痕鮮やかだが、その生涯に謎は多い。足利将軍家指南・吉岡憲法を蓮台野に屠り、洛東一乗寺村下り松で吉岡一門の挑戦を一蹴した“武蔵”像に、二つの若き影が重なる。播州浪人・岡本武蔵、作州浪人・平田武蔵。二人の剣客の交錯するところ、“武蔵”の足跡が記されていった。五味剣豪小説の代表的名作。

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  • 風流使者(上)(電子復刻版)

    風流使者(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1~2巻605円 (税込)
    頃は天保。甲府に入った男たちがいる。戸田流宗家の老武者・藤木道満。武者修行中の島田虎之助。白面の貴公子・本多左近。なぜか道満は仙台黄門と呼ばれ、助さん、格さんという二人の壮漢を従えている。黄門一行が絹商人和泉屋に逗留中、当の和泉屋が斬り殺された。城下には白覆面の剣士の仕業という噂が流れ、道満一行の姿が消えた。この騒乱に島田虎之助も巻き込まれて……。長篇剣豪小説。

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  • 如月剣士(上)(電子復刻版)

    如月剣士(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1~2巻605円 (税込)
    紀伊藩主・吉宗が八代将軍職を継いだ。だが、六代将軍・家宣が尾張家のために遺したという御墨附を手に入れ、吉宗の失政を画策する尾張藩の強硬派津田兵部の宿怨は深い。大岡越前守は怪盗五ツ目小僧を密偵に尾張藩の野望を阻止せんと秘策を練る。また、播州三日月城主・森安芸守は吉宗方の密命を帯びて江戸へ。一方、江戸下谷に道場を構える元紀州藩士・立花隼人正は尾張藩邸に乗込むが……。名作時代小説。

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  • 色の道教えます(電子復刻版)

    色の道教えます(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1巻605円 (税込)
    老中の書面を携えて無刻飛脚が勢州薦野藩へ走った。東海道五十三次を六十時間で繋ぐという無刻。その二人組の一人が江戸娘お衿(きん)、晒木綿で胸を締め上げ男装したお侠(きゃん)の姿を一目見ようと評判を呼んだ。だが薦野へ飛んだお衿らを刺客が追った。書面は、藩主弱年のため世子なく、そのための閨房の秘策を伝授したものであったという。裏長屋の先生月瀬右馬允も一件に絡んでいるらしい……。痛快時代小説。

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  • 剣には花を(上)(電子復刻版)

    剣には花を(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1~2巻605円 (税込)
    なぜか、微醺をおびて巷を徘徊する染は、故あって切腹した旗本・牧下頼母のお内儀。その侠気と美しさで評判の女だ。北辰一刀流・千葉周作の門下で剣一筋、修行の日々をすごす山岡鉄太郎は、染をめぐる奇妙な事件に巻き込まれ、刀を振う羽目になった。風雲の幕末。江戸を背景に、怪剣士、謎の砂文字の女、そして浮世絵師がいり乱れ……。豪放にして赤心の人、剣聖・山岡鉄舟の若き日々を描く長編時代小説。

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  • 柳生武芸帳 天の巻
    完結

    柳生武芸帳

    少年・青年マンガ

    -
    全2巻550円 (税込)
    剣豪小説作家・五味康祐の同名傑作小説「柳生武芸帳」の完全漫画化。作画担当は、「父の魂」「柔道讃歌」など100冊以上の漫画を描いた昭和を代表する漫画家・貝塚ひろし。 徳川秀忠の娘・和子が天皇家に嫁ぎ、二ノ宮・昭子内親王を産んだ時、皇子二人が何者かに殺害された。その真犯人を柳生宗矩が知っていて、三巻の武芸帳に秘密裏に記す。一巻では犯人はわからない。三巻そろえなければならない。 それを知った霞多三郎は、巻物をそろえようと行動を開始する。 (原書:1992年発行)
  • 五味康祐 音楽巡礼

    五味康祐 音楽巡礼

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    ドビュッシーのピアノ曲に霊感を得て執筆した小説が芥川賞を受賞した。剣豪作家として評価は高まっても、原稿料の大半は、レコードと高価なオーディオ機器に消えていった……。音楽への畏怖とあこがれを抱きつづけ、生涯、よりよい音で音楽を聴くことに情熱を傾けた一人の作家が、名曲について、名演奏について書き残した真情あふれる音楽エッセイ集。「バルトーク」「少年モーツァルト」「シベリウス」「ラヴェルとドビュッシー」「死と音楽」「日本のベートーヴェン」など19編。
  • 刺客

    刺客

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    坂本龍馬を斬殺した事実を、死の間際まで秘した孤独の剣客の心底を描く表題作「刺客(せっかく)」。姫に怪我をさせた六郎左衛門は、周りの非難も聞こえない風に鳥の世話をしているが……「小鳥の餌」。家老の忰を斬って逐電した医師が、逃走の果てに四国の一山村に辿り着いた時、時疫の流行を見て、敢然と腰を据えて施療にとりかかる。上意討の六士が到着した時、医師は……。作者の心衷を色濃く投影した名作「自日没(にちぼつより)」等、人性の本体に迫る会心の時代小説十一篇。
  • 十二人の剣豪

    十二人の剣豪

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    なぜ剣豪・外記は主君と討ち死にせず、蔑まれつつ逃げ落ちて、主君の美しい姫に纏足をほどこして密かに育てたのか? 老臣の悲劇を官能的に描く「腰抜け外記」ほか、自らに咎のない罪を被って従容と死に赴く「逆臣伊丹求馬」、兄に奪われた初恋の女の無残な変貌に複雑な想いの主とそれを見つめる家臣を描く「曲淵主従」、激昂すると異常に隆い咽仏が上下し、三度それが続くと刀を抜く剣豪「咽仏玄蕃」など、十二の剣豪の様々な決断非情を描いて、五味康祐の筆が冴える短編集。
  • 人斬り彦斎 「斬るな彦斎」改題(電子復刻版)

    人斬り彦斎 「斬るな彦斎」改題(電子復刻版)

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    元治元年(1864)夏、京・祇園の料亭に集った勤皇浪士の中に、小柄で色白、剃髪頭の物静かな男がいた。河上彦斎―近藤勇、中村半次郎と並び恐れられた剣客だ。この夜の会合で、《佐久間象山を暗殺すべし》と彦斎は自ら決していた。宴がひけての帰途、彦斎は若い芸妓に声をかけられ、妓の自宅に誘われる。そこで彦斎は奇妙な依頼をうける……。巨匠の時代長篇。

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  • 西方の音

    西方の音

    小説・文芸

    -
    1巻495円 (税込)
    時代小説家として名高い著者は、その一方で熱烈なHi-Fiマニアでもあった。その著者が、自ら手にしたレコードと再生装置について限りない愛情を込めて語る名エッセイ。『芸術新潮』誌に連載され、その紙価を高めたとも言われる音楽エッセイの代表作である。

ユーザーレビュー

  • 薄桜記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     忠臣蔵を扱っている作品らしいが、忠臣蔵自体の描写はあまりなく、隻腕となってしまった丹下典膳と堀部(中山)安兵衛との友情・交流がメインとなっている作品。

     丹下典膳が隻腕となってしまった理由も、武士としては格好よく、読んでいて感心してしまうほど、妻のこと・そして主君のことを考えての行動であった。また、堀部安兵衛との友情の仲にも、お互いを思いやる気持ちや忠義に生きようとする武士の本分が描かれており、読み応えのある作品であった。

     途中から出てきた、白竿組の長兵衛たちとの交流も人間味にあふれており、彼らと交流することになった最初の動機がどうであれ、このような関係になれることは正直羨ましい面もあった。


     ただ、作品が古い(?)こともあり読みづらいところや、会話の合間合間に史実が描かれたり、作者の言葉のようにも思える描写が差し込まれたりして、流れが止まってしまうこともあったのが残念だった。

    0
    2012年07月13日
  • P+D BOOKS 喪神・柳生連也斎

    Posted by ブクログ

    「喪神」
    短編単独で、しかも剣豪小説
    これは、芥川賞としてはかなり異例の作品である
    GHQ撤退により、日本が独立を果たしたばかりの時期で
    チャンバラ時代劇も解禁され始めていたから
    そのあたりの事情が絡んでいるのかもしれない
    だからってわけじゃないけど
    描写に限って言うなら
    中島敦「名人伝」などのほうが優れていると思う
    しかし親の仇討ちに失敗した主人公が、敵の情けで命を救われ
    弟子入りするという筋書きには
    敗戦国民の心情に訴えかけるものがあったはずだ
    そしてまたそれ以上に特筆すべきは
    上の世代が後進に道を譲る形で、自ら斬られるという結末だろう

    「秘剣」
    逐電した無二の親友を探し出し
    これを討つべしと命じられる剣士の話
    小太刀を用いて対手の小手を打ち
    指を切断する技を互いに得意としているのだが
    出世よりも、幼少の記憶を大事とするふたりにとって
    それはある意味、象徴的な技であったと言える

    「猿飛佐助の死」
    女に狂えば術が鈍るってんで
    真田のお姫様に惚れられながらも、これを無視してたんだが
    結局、最後は二条城へ侵入のさい
    槍で突かれて死んでしまう

    「寛永の剣士」
    居合術を用いる主人公が新免(宮本)武蔵と立ち合い
    終始追い込んでいくものの
    結局、武蔵の卑怯な手にかかって敗れる
    しかしそれで武蔵は、仕官の口を失うことになる
    初出がよくわからないのだけど
    力道山と木村政彦の「昭和の巌流島」とほぼ同時期らしい

    「櫻を斬る」
    寛永御前試合の一幕
    殺人剣の技くらべに芸術点も加味される
    剣士の修行描写がなかなか興味深い
    現代ならばインナーマッスル云々で片付けられかねないが…

    「二人の荒木又右衛門」
    鍵屋の辻の決闘に助太刀として加わった荒木又右衛門は
    四年後、旗本の陰謀によって毒殺された
    (そういう説もあるようです)
    しかし首実験のさい
    この荒木が偽者であったと判明する
    「寛永の剣士」にしてもそうだったが
    やはり自己犠牲賛美の傾向が強いようだ

    「柳生連也齋」
    太陽を背にする戦法といえば
    巌流島の武蔵が用いたことで知られている
    ここでは武蔵の教えを受けた剣士が、やはり太陽を背にして
    柳生連也齋の前に立ちはだかる
    わかるようでよくわからない話だった
    殺人スポーツの剣術において
    必勝パターンを崩された人の心理を書こうとしているが
    まあ失敗だろう

    「一刀齋は背番號6」
    現代を生きる剣士が読売巨人軍に見いだされ
    入団するという話
    まさしく元祖・侍ジャイアンツなのである
    しかしながら
    元はといえば植芝盛平との立合を目的とする上京であった
    しかも、山岡鉄舟の武士道講話を拝唱していたために
    教育勅語との関連で問題視され
    結局は、1シーズン
    ペナントレース後の日米野球を最後に、球界から去っていく

    「三番鍛冶」
    鎌倉時代のお話です
    綾小路の刀匠と呼ばれる刀鍛冶が都にあって
    関白から、わが就任記念に一振の太刀をと依頼されるのだけど
    これがどうしても上手く出来上がらない
    やっと出来たと思ったら、邪念を含んだ妖刀に仕上がっている
    なぜそんなことに…刀鍛冶は訝しんだ
    そして、娘と弟子のあいだにある恋心がその原因と直感する
    もとを正せば自分の功名心に起因する話なんだけどな
    芥川の芸術至上主義に対するアンチテーゼとも取れるが
    やはり残酷な結末だった

    「清兵衛の最期」
    清兵衛は、福島正則に仕える足軽だったが
    あることをきっかけに士分へと出世する
    しかし周囲からは成り上がり者と軽んじられ
    剣の技を磨いても、かえって嫉妬され
    女性関係も上手くいかず
    いろいろあって最期はまあ死ぬんだけど
    武士道は死ぬことと見つけたり、ってやつかな

    「小次郎参上」
    佐々木小次郎が富田勢源の弟子だった頃の話
    美濃国を訪れたさい
    齋藤義龍から、仕官の誘いを受けるのだが
    これを断ったことで、ひとつのいざこざに発展する
    正義の押し付けが邪剣を生み出すのか

    0
    2020年09月20日
  • 薄桜記

    Posted by ブクログ

    最後まで武士の誇りを持ち生きた 、丹下典膳。
    妻・千春との結ばれることのできなかった恋…
    本当に切なかったです。でも、その姿はとても素敵だと思います。

    0
    2014年09月28日
  • 薄桜記

    Posted by ブクログ

    丹下典膳と堀部安兵衛の心的な交流を虚構して描く。
    題材は陳腐かもしれない。だがさすがに時代小説の手練れだけあって、長編でも飽きさせない。不思議なリズムが支配している。

    0
    2018年10月14日
  • 薄桜記

    Posted by ブクログ

    今まで忠臣蔵ものは5~6冊読んだけど、これがおもしろかった!
    講談、その他のも少しずつ制覇していかないと、、、果たしてこの分野だけでも全制覇はきびしいなぁ。。。

    出来れば、映像化される前に見るべきだった!最近、しょうもない脚色が多すぎる!!

    0
    2013年11月14日

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