作品一覧

  • 大学の人気講義でよく分かる「ミクロ経済学」超入門
    値引きあり

    大学の人気講義でよく分かる「ミクロ経済学」超入門

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻880円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 早稲田大学政治経済学部の必修講義「ミクロ経済学入門」は、早大生のアンケートに基づいた授業ランキング「面白い」第1位(※1)に輝くほどの人気。 その授業中のおしゃべりを書籍化しました。 実際の授業ではたくさんのグラフと数式が出てきますが、それらはできるだけ簡略化して、「具体例」と「たとえ話」を中心に取り出しています。 そのため、毎年多くの方が学ぶ「ミクロ経済学」でいったい何がわかるのか、この学問が何をやろうとしているのかをつかめます。 「経済学って何の役に立つの?」「数式が多くて諦めた」……。 そんなあなたのための、経済学の基本をとてつもなく気軽に楽しめる教科書です。 ※1『Milestone Express 2022』(マイルストーン編集会)より、早稲田大学政治経済学部に関する調査結果 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 経済数学入門の入門

    経済数学入門の入門

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻968円 (税込)
    廉価になったコンピュータ、質・量ともに優れたデータにより、経済学の主流はいまや実証分析へと大きくシフトした。そこで、ますます重要なのが数学だ。「そうは言っても、実際、数学を勉強すると何の役に立つの? そこが知りたい」。本書はそう思う人に最適の本である。予備知識なしで読める、入門以前の「入門の入門」。
  • こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

    こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 将来、どんな仕事についても 必ず役立つ知識を学ぼう! 「経済」を知ると知らないでは、将来が大きく変わるかもしれない! それぐらい重要な知識です。 本書では、小学校高学年を主な対象に、「経済のしくみ」をわかりやすい事例を交えながら説明。「経済の基本のき」とも言えるような、じつは今さら聞けないと思っている大人にもわかりやすく説明します。 物価高、賃金格差、円高・円安……めまぐるしく変化する「経済」、知っておきたい基礎知識・考え方をわかりやすく教えます! -------------------------------------------- ほんの少しだけ高い視点から眺めれば「経済」の全体像が見えてくる! みなさんは、「経済」ってどんなものだと思いますか? 朝のニュース番組でやっている、なんだか難しそうなもの? どこか遠いところで大人たちが決めている、自分たちには関係のないもの? いえいえ、そうではありません。 みなさんの毎日の暮らしのどこにでもある、ごくありふれた存在が「経済」です。 みなさんがコンビニで買い物するのも、バスや電車で出かけるのも、 水道で手を洗うのも、だれかにメールを送るのも、そのすべてが立派な「経済」活動なのです。 みなさんがいま、この本を手に取っている時点で、みなさんは「経済」というしくみの中で暮らしています。 けれど、そんなに身近な存在であるからこそ、「経済」を理解するのはかえって難しいことなのです。自動車会社に勤めている人は、自動車産業の立場から「経済」を見ています。銀行で働く人たちは、それとは違う目で「経済」を見ています。 スーパーで買い物する人と、デパートで買い物する人には、やっぱり違う「経済」が見えています。だれもがみな、自分に一番身近なところから、「経済」を見てしまうのです。 そこで、この本では、毎日の暮らしよりも少しだけ高いところから見える「経済」の姿を紹介したいと思います。この本を読めば、自分だけの立場ではなくて、同じ社会に参加しているすべての人の立場から「経済」を見ることができるようになるでしょう。 ゲームを買う消費者の視点だけではなくて、ゲームをつくっている会社の気持ちも知ってほしい。税金を払っている人たちの気持ちだけではなくて、その税金を集めている政府の考えも知ってほしい。 日々の暮らしの目線ではなくて、もう少し、あとほんの少しだけ高い視点から、「少子高齢化」や「インフレ」や「円安」のような、日本経済が直面しているさまざまな問題を眺めてみてほしい。 この本は、そんな気持ちから書かれています。 【監修者執筆・本書はじめにより】 -------------------------------------------- <もくじ> 第1章 それぞれの立場でどう思うか考えてみよう! 欲しいゲーム機の値段が高くなったらどう思う?  社長、従業員、買う人……全員がハッピーになれる?…etc 第2章 日本で起きていることを知ろう! 日本は世界の国々に比べてあまり値上がりしない国!? 日本は何十年間も給料が上がっていない!?…etc 第3章 「GDP」がわかれば世の中が見えてくる! その国の経済規模を表す「GDP」とは? 「三面等価の原則」を知ると、世の中が見えてくる…etc 第4章 「インフレ」と「デフレ」ってなんだ? 100円の価値はずっと同じなのだろうか? 「インフレ」と「デフレ」ってなんだ?…etc 第5章 意外と知らない!? 通貨について知ろう! 世界の代表的な通貨を覚えておこう! 「円高」と「円安」ってどういうこと?…etc 第6章 将来の日本経済を支えるのはあなたたち! 経済格差が広がる国はいい国? 悪い国? 「未来を明るくする」ために考え続けよう!…etc 本書の売上げの一部は「一般社団法人こども食堂支援機構」支援のために使われる仕組みとなっており、 本シリーズの読書体験自体がSDGsに繋がります。
  • 経済学入門 (第3版)

    経済学入門 (第3版)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,564円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、2007 年に刊行され、初学者向け経済学入門テキストとして定評のある、石井安憲・永田良・若田部昌澄編著『経済学入門(第2 版)』の改訂版です。第3 版はかなり全面的な変更を加えています。  第1に、執筆陣が大きく変わり、第1部のミクロ経済学と第2部のマクロ経済学をそれぞれ1 人の執筆者が担当することで、読みやすい記述になりました。第2に、通期30回の講義で使えるように、初歩の初歩から中級の入り口までカバーした内容に変わっています。第3 に、コラムを全面的に刷新し、とくに日本の話題を多く取り入れました。現在みなさんが学ぶ経済学の大部分は西欧社会で生まれたものです。そこから、経済学は日本には当てはまらない、という人もいます。けれども、コラムで見るように、この教科書で学ぶ経済学は日本の事例をよく説明することができます。
  • Rによる実証分析(第2版) ―回帰分析から因果分析へ―

    Rによる実証分析(第2版) ―回帰分析から因果分析へ―

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 回帰分析の「正しい」使い方をRで徹底解説! Rコードの記法を更新し、プログラミングマニュアルとしての側面を強化した第2版登場! 機械学習や計量経済学を含むデータサイエンスの重要性がますます高まっている中、本書は「因果分析」を中心テーマに据え、関連する内容がこのテーマに収まるように構成し、経済学を中心とする社会科学における回帰分析の「正しい」使い方を徹底解説するものです。 テーマを回帰分析による因果分析に絞り込むことで、高校数学程度の知識でも理解できるよう必要とする数学を最小限にとどめ、また多くの分析例に加えて、多数の例題および解答・解説を収録します。さらに用いられる数学・統計学については、適度な難易度の説明とともに、数値シミュレーションによる直感的・ビジュアル的な解説を多く盛り込みます。 また、巻末の付録には、統計処理言語Rのダウンロード方法などを掲載することで、プログラミングマニュアルとしても使用できるよう構成しています。 第2版では、Rコードの記法を更新し、実データを用いたより実践的な演習を多く追加することで、プログラミングマニュアルとしての側面を強化しています。 Part I 基礎編 第1章 回帰分析の目的 第2章 統計の基礎知識 第3章 確率論の基礎 第4章 回帰分析の基礎 第5章 推測統計の基礎 第6章 相関関係と因果関係 第7章 外生変数と内生変数 Part II 実践編 第8章 ランダム化実験 第9章 マッチング法 第10章 不連続回帰デザイン 第11章 操作変数法 第12章 パネルデータ分析 第13章 実証分析の手順 付録1 R の基本 付録2 数学的補足
  • 経済学入門(第4版)

    経済学入門(第4版)

    ビジネス・実用

    -
    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は2000年に初版が出てから,今日まで版を重ねてきました.第4版はかなり全面的な変更を加えています.第1に,数学の利用を高度化しました.理系・文系を問わず,現在数学教育の重要性が広く認識されるようになりました.このことを受けて,ミクロ経済学理論の記述に際しては簡単な微積分を利用しています.とくに,財の数量は常に連続的であるとして,第3版までの離散的なケースの解説は省きました.個別には,次の点を変えました. ・序章では,最近にわかに復活してきた資本主義という概念について,経済学の観点から議論しています. ・第3版では,第2章で企業と家計を論じ,その後第3章で供給曲線と需要曲線を導きましたが,第4版では,第1章で消費,第2章で生産を論じる形に整理しました. ・中・上級のミクロ経済学との接続を考えて,第7章では,2 財モデルの解説を行いました.すなわち,効用関数と予算制約を導入し,制約付き最適化問題の解として需要関数を導出する方法をわかりやすく解説しています. ・上述の変更に対応して,数学付録を大幅に拡充しました. ・第3版では第14章にあった経済成長論の議論を,第4版では第9章「長期モデル」に統合し,マクロ経済学における長期理論の枠組みを体系的に理解できるようにしました. ・第11章では,11.5節でIS-MPモデルも取り上げ,近年のように中央銀行が利子率を政策変数として運営する金融政策の仕組みを理解・分析できるようにしました.さらに,非伝統的金融政策についての解説を加えました. ・第12章では,12.5節で開放マクロ経済学の基本である国際金融のトリレンマについて触れています. これらを加えたことで,本書を用いると入門段階の経済学はかなりの部分まで学ぶことができます.また残りの章も全面的に書き改められています. 第2に,データは,ほぼ全面的に改訂しました.第3に,コラムを刷新し,とくに日本の話題を多く取り入れました.現在みなさんが学ぶ経済学の大部分は西欧社会で生まれたものであることは事実です(終章を参照のこと).そこから,経済学は日本には当てはまらない,という人もいます.けれども,コラムで見るように,この教科書で学ぶ経済学は日本の事例をよく説明することができます.経済学は日本にも当てはまるのです. --「はじめに」より

ユーザーレビュー

  • 経済数学入門の入門

    Posted by ブクログ

    836

    田中久稔
    1974年福岡県生まれ。1997年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、ウィスコンシン大学マディソン校Ph.D.早稲田大学政治経済学術院助手を経て、早稲田大学政治経済学術院准教授。専攻は計量経済学、理論経済学


    データを用いた実証研究が可能であるためには、経済学の理論は、明確に定義され客観的に観察可能な変数を用いて記述されなくてはなりません。「人生楽ありゃ苦もあるさ」とか、「元気があれば何でもできる」のような意味の不明瞭な命題には、どんなデータを対応させて、どんな分析をすればよいのか見当もつきません。そうではなくて、現実に計測できるさまざまな変数のあいだに明確に定義された相互関係、すなわち数式によって記述されることが、実証科学としての経済学には強く求められるのです。

    史上最初に現れた数理経済学者たちの代表格はアントワーヌ・オーギュスタン・クールノーです。クールノーは1801年にフランスで生まれ、力学・数学で博士号を取得した哲学者にして数学者です。経済学の歴史においてクールノーの名前を不滅のものとしたのは、1838年に出版した偉大なる著作『富の理論の数学的原理に関する研究』( Recherches sur les principes mathématiques de la théorie des richesses) でした。

    以上により、クールノーの並外れた先見性がわかっていただけたと思います。これほどの理論なのですから、当時の学界でもさぞや高い評価を得ただろうと思ったら、実際にはまったく正反対の結果となりました。人間の集まりである社会の性質を数学によって分析するクールノーの手法は当時の学界の激しい反発を招き、ほとんど人格攻撃のような批判を浴びた模様です。あらゆる面で現代経済学の先駆者であったクールノーは、数学無用論者による攻撃を受けたことでも私たちの先達であったのです。

    クールノーは落胆のあまり経済学の研究からしばらく遠ざかります。やがて気を取り直して、『数学的原理』の内容を数学は使わずに書き直した本を発表したり、いろいろと努力をするのですが、最後まで学界の理解を得られないまま、1877年に没します。享年、 75 歳。

    オーギュスト・ワルラスはクールノーの友人であった人物です。もともとは法律学を専門とし、経済学の研究もしていたようですが、職業的な研究者ではありません。したがって、クールノーの著作をどれだけ理解できていたかは不明です。しかし、その著作をクールノーから受け取り、それを自分の息子に渡した一事によって経済学の歴史に名を残すことになります。

    オーギュストの息子レオン・ワルラスは、1834年、フランスに生まれます。長じてエコール・ポリテクニークを受験するも入学はかなわず、一浪した後に再受験したものの、よりにもよって数学で失敗、ついに第一志望を諦めて鉱業学校に入学します。しかし、勉強に身が入らずに中退。そんなレオンを見かねた父オーギュストが、他にやることがないならこれでも読めと息子に与えたのが、クールノーの『数学的原理』だったのです。その一冊が、レオンの人生と経済学の歴史を大きく変えることになるとも知らずに。

    レオンはさまざまな仕事を転々としながら経済学の研究に邁進し、クールノーの仕事を受け継いで、数理経済学を土台から建設する試みを続けます。そして 36 歳にして、スイスに設立されたばかりのローザンヌ大学の経済学教授に知人のコネで就任、長きにわたったフリーター生活にピリオドを打ちました。

     レオン・ワルラスは、彼の理論を正確に記述するための道具として数学を縦横に駆使したため、同時代人の理解をただちには得られませんでした。それでも彼の著作はだんだんと読者を増やします。1909年には、研究生活 50 周年を世界中の経済学者から祝福され、ケインズやシュンペーターなど当代きっての経済学の巨人たちからも賛辞を寄せられるに至りました。その翌年、スイスの地にて没します。享年、 75 歳。

    クールノーによって創始され、レオン・ワルラスによって拡大された数理経済学の基礎工事を最終的に完成させたのが、ポール・サミュエルソンです。サミュエルソンは1915年にアメリカ合衆国はインディアナ州に生まれ、 16 歳でシカゴ大学、 21 歳でハーバード大学大学院に入学します。経済学だけでなく数学や物理学も修め、理工系の学生に交じって数学の講義を受けて教授を驚かせたりするなど、さまざまな天才的逸話に彩られた華やかな人物です。大学院修了後にはマサチューセッツ工科大学(MIT)に就職し、1947年に『経済分析の基礎』( Foundations of economic analysis) を出版するや、一躍学界の寵児となります。

    少し先取りになりますが、経済学では、実際のパンの取引は需要量と供給量が一致するときに実行されると考えます。需要と供給が一致しているとき、「パンの市場は均衡した」といい、このときはじめて、希望量であった需要と供給が実現します。

    あなたが①に記入した金額が、あなたがパン1個(またはケーキ1個、もしくはラーメン1杯)から得る便益なのです。したがって、便益の計測単位は日本であれば「円」、アメリカであれば「米ドル」、ブータン王国であれば「ニュルタム」になります。

    かのサー・アイザック・ニュートン(1642─1727) が、ペスト禍を避けて引き籠った田舎にて、 25 歳にして成し遂げた3大発見のひとつが微分積分です(あとの2つは光学と万有引力)。それから100年以上にわたり、ニュートンの後継者たちは「限りなく0に近いけれども0ではない」不思議な存在についてはあまり深く考えすぎないように努めつつ、ニュートンの微積分の力によって科学を大いに進展させてきたのです。

    やがてフランス革命が始まります。王族をギロチンにかけてしまったフランス共和国は、同じように王族を戴く他のヨーロッパ諸国と敵対することになりました。それまで盛んであった学問上の交流からも仲間外れにされ、フランスは自前で科学者を育成する必要に迫られます。そこで幾人かの数学者たちによって創立されたのが、今もつづく科学教育の名門エコール・ポリテクニークです。後に、レオン・ワルラスが不合格になる大学です。

    史上初めて数学科を持った大学であるエコール・ポリテクニークでは、効率的かつ厳密な数学教育を実現するために、「0に限りなく近いけれど0ではない」というオカルト的存在を用いないですむような微分法の説明の仕方があれこれと検討されました。その結果として考案されたのが、いわゆる デルタ・イプシロン論法 と呼ばれる手法です。この論法では、「0ではないけれども限りなく0に近づく数列」を導入します。そして、その数列の極限として限界量を考えます。現代の数学では、このようにして微分を厳密に定義するのです。詳細をボックス4‐2に簡単にまとめておきます。

    数学というものは「唯一不変の真理」を探求するものでありますから、そのテキストは誰が書いても同じようになると思われるかもしれません。しかし実際には、小説や漫画と同じくらいに、数学のテキストにも書き手の趣味と価値観を反映したバラエティがあるものなのです。

    微積分学の入門書にも、その内容には厳密な論理展開を重視するものから直観的な理解を大切にするものまで、またその書きぶりには格調高い語り口のものから親しみやすく砕けた雰囲気のものまで、じつにさまざまな性格があります。まったく同じ概念の定義でも、テキストによってさまざまなやり方があり、同じ定理の証明方法だって何通りもあるのです。

    逆に、高校まではいわゆる「理系」で、数学にはある程度の自信があるという向きには、 A・C・チャン、K・ウエインライト著『現代経済学の数学基礎(上・下)』シーエーピー出版、2010年 をお薦めします。定評のある教科書で、これを読めば大学院までは数学に困ることはないでしょう。とくに下巻では、日本語のテキストの少ない動学的最適化についても説明がなされています。幅広い読者層が意識されて書かれていますので、決して難解ではありません。数学がすごく苦手というわけでないなら、ぜひ手に取ってみてください。

    数学がわかるようになれば、英語のテキストも簡単に読めるようになります。とくに、海外の分厚いテキストの巻末には懇切な数学付録があり、これが経済学を知るために必要十分な知識のサマリーになっていて、なかなか便利です。世界中の大学院生が読むことになっているグローバル・スタンダードな一冊としてお薦めできるのは、 Andreu Mas-Colell, Michael Dennis Whinston, Jerry R. Green: Microeconomic Theory, Oxford University Press, 1995(通称、MWG)です。説明が丁寧で網羅的ですので、基本的なところを漏れなくおさえるのに便利です。

    また本書では、学問の連続性を読者のみなさんに感じてもらうために、できるかぎり多くの経済学者のエピソードを紹介するよう心がけました。経済学史の専門家として原稿の誤りを正してくださった、早稲田大学政治経済学術院の若田部昌澄教授には深く感謝いたします。また、早稲田大学政治経済学部の瀬口伸一郎君にも、文章表現から計算ミスに至る大小無数の誤りを指摘していただきました。それでも残っている誤りについては、すべて筆者の責任に帰するものです。

    本書は分量も解説も薄い入門の入門です。じつにささやかな一冊ではありますが、それでも、クールノーから現在に至る数理経済学の歴史と、そしてそれを受け継いできた師から弟子への無数のリレーが生み出した一冊でもあります。そのリレーに関わったすべての方々に心からの謝辞を述べ、筆をおきたく思います。

    0
    2024年01月11日
  • 経済数学入門の入門

    Posted by ブクログ

    タイトル通り経済数学の超入門書。経済学の本を読む時に数式が出てくるとついつい飛ばしがちでしたが、"入門の入門"という言葉に惹かれ淡い期待を抱きつつ臨んだものの、やはり難しかったというのが第一印象です。そもそも文系なのですが志望校の2次試験で数学があって微分はそれなりにやったし私大の選択科目はだいたい数学を選んだし、大学でも般教の中でも法学部ではマイナーな数学を履修したくらいなのですが、やはりブランクは大きかったですね。むしろ、それぞれの「ボックス」にある説明をもっと丁寧に細かくされた方が良かったかもしれないので、巻末の読書案内でチャレンジしてみます。ただ、経済学の中でもどういう目的でどういう計算をするのか手続のイメージはしやすく工夫されているので、これから広く計量経済学を極めようとする学生さんの手引きとしてはよいかなと思います。

    0
    2018年06月05日
  • 経済数学入門の入門

    Posted by ブクログ

    経済学の初学者向け、又はこれまで全く経済学に縁のなかった方向けに、相関や因果、限界、局所と大域、一般均衡、最適成長理論、動的計画法など、経済数学の本当にエッセンス的な部分に特化して著した書です。
    優しい語り口で読みやすく、次のステップ向けのオススメ本の紹介など、学ぶ意欲を掻き立ててくれる内容でした。
    著者自身もおっしゃってますが、最適制御や動的計画法のちょうどよい和書を、このニュアンスで書いていただけると、本当によいなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • 経済数学入門の入門

    Posted by ブクログ

    経済学を勉強していると、難解な思考に偏ってしまうが、そもそも経済学が実社会をどうモデルに落とし込んでいるのかを分かりやすく説明していた。

    0
    2025年04月28日
  • こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

    Posted by ブクログ

    こども用と侮るなかれ。結構な大人が知らない内容が色々書かれていると思われます。

    また、ページ毎に課題みたいな感じで、お家の人と○○について話し合ってみようと書かれているのですが、内容ががなかなかヘビーでお家の人も試される本だと思います。

    40代のおじさんですが「日本は何故GDPが減ってしまったのか?」に自信をもって答えることが出来なさそうです。生産性が低い第三次産業に従事する人が増えたことや、景気が冷え込んでることが要因だとは思いますが、それだけじゃなさそうですしね。

    まぁ、ただ、この本読んでこどもと親が日本経済について会話が出来る家庭ってのはいい家庭なのは間違いなさそうです。

    0
    2024年02月04日

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