田中久稔のレビュー一覧

  • 経済数学入門の入門

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    田中久稔
    1974年福岡県生まれ。1997年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、ウィスコンシン大学マディソン校Ph.D.早稲田大学政治経済学術院助手を経て、早稲田大学政治経済学術院准教授。専攻は計量経済学、理論経済学


    データを用いた実証研究が可能であるためには、経済学の理論は、明確に定義され客観的に観察可能な変数を用いて記述されなくてはなりません。「人生楽ありゃ苦もあるさ」とか、「元気があれば何でもできる」のような意味の不明瞭な命題には、どんなデータを対応させて、どんな分析をすればよいのか見当もつきません。そうではなくて、現実

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    2024年01月11日
  • 経済数学入門の入門

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    タイトル通り経済数学の超入門書。経済学の本を読む時に数式が出てくるとついつい飛ばしがちでしたが、"入門の入門"という言葉に惹かれ淡い期待を抱きつつ臨んだものの、やはり難しかったというのが第一印象です。そもそも文系なのですが志望校の2次試験で数学があって微分はそれなりにやったし私大の選択科目はだいたい数学を選んだし、大学でも般教の中でも法学部ではマイナーな数学を履修したくらいなのですが、やはりブランクは大きかったですね。むしろ、それぞれの「ボックス」にある説明をもっと丁寧に細かくされた方が良かったかもしれないので、巻末の読書案内でチャレンジしてみます。ただ、経済学の中でもどう

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    2018年06月05日
  • 経済数学入門の入門

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    経済学を勉強していると、難解な思考に偏ってしまうが、そもそも経済学が実社会をどうモデルに落とし込んでいるのかを分かりやすく説明していた。

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    2025年04月28日
  • こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

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    こども用と侮るなかれ。結構な大人が知らない内容が色々書かれていると思われます。

    また、ページ毎に課題みたいな感じで、お家の人と○○について話し合ってみようと書かれているのですが、内容ががなかなかヘビーでお家の人も試される本だと思います。

    40代のおじさんですが「日本は何故GDPが減ってしまったのか?」に自信をもって答えることが出来なさそうです。生産性が低い第三次産業に従事する人が増えたことや、景気が冷え込んでることが要因だとは思いますが、それだけじゃなさそうですしね。

    まぁ、ただ、この本読んでこどもと親が日本経済について会話が出来る家庭ってのはいい家庭なのは間違いなさそうです。

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    2024年02月04日
  • 経済数学入門の入門

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    分かりやすく読みやすく、かつ経済分野での数学の使われ方をざっくり知るのにちょうど良かった。これまで通信や信号処理、AI、最適化で触れてきた数学にも広く接しつつ、それらでは扱われなかった高度な数学も使われていることが興味深かった。

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    2023年11月02日
  • 大学の人気講義でよく分かる「ミクロ経済学」超入門

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    初めて経済学についての本を読んだ。わかりやすく読みやすいとっつきやすい一冊です。
    少しでも経済学に興味がある人はぜひ!

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    2023年01月12日
  • 大学の人気講義でよく分かる「ミクロ経済学」超入門

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    大学のミクロ経済学の講義でお薦めされたため買ったが、内容がわかりやすくて授業に役立っている。この本の良いところは私たちが疑問に思うような事を筆者が優しく解説していることである。特に初めてミクロ経済を学ぶ際は、参考書を取る前に読む事をお勧めだ。

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    2022年12月07日
  • 経済数学入門の入門

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    経済学の中でどのように数学が使われているのか、どのような数学を学んでいく必要があるのかのガイドブック。数学の中身にはそこまで突っ込まないけど、イメージを掴むことが出来ると思う。自分が大学入った頃にこういう本があったら良かったなと思う。個人的には、動的計画法をもう一度しっかりやり直したい。あとは、本書の対象外だけど、数値計算。

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    2020年06月27日
  • 経済数学入門の入門

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    経済数学の世界を垣間見せてくれる。昔読んだ経済学の本では需要供給曲線ぐらいしか知らなかったが、現在の経済学には数学の知識が必須なんだな。

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    2018年10月19日
  • 経済数学入門の入門

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    本当にわかりやすいかどうかは何とも言えないところもあるが、確かにユニークな観点で経済数学を取り上げているのは確かである。
    数学を学びたいと思わせる気持ちは喚起させられる。
    この辺りのテクニックは見習わないといけないな。

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    2018年06月17日
  • 経済数学入門の入門

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    理論分析と実証分析。計量経済学。経済データの整備で主流は実証分析にシフトした。
    クールノー「数学的原理」
    サミュエルソン「経済分析の基礎」新古典派的総合
    デルタ・イプシロン論法。

    限界便益=価格になったとき、無差別となる。

    一階の条件=最大または最小。
    二階の条件=二階微分が負なら極大を示す。
    テイラー展開=高次の多項式を近似で二次関数で置き換える。

    効用関数=コブダクラス型効用関数、代替弾力性一定型効用関数、レオンティエフ型効用関数。便益関数と同じ。
    限界効用は偏微分を使う。

    多変数関数の最大化。予算制約の中で。ほとんどの問題は制約付き最適化問題。ラグランジュの未定乗数決定法を使う。

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    2018年06月12日
  • 経済数学入門の入門

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    経済学に興味があるけれどどこから手をつければいいか分からない人が、最初に読むのに最適な一冊ですね。「微分、偏微分、最適化問題、差分方程式、動的計画法など、経済学に登場する様々な数学に出会います。特に、経済数学では最も重要なテーマである最適化問題が中心的なトピックになります」

    この本だけでは足りないので、この次の本は、経済学の本ではなくてもう少し本格的な「経済数学」の本を読むのがいいと思います。結果的にその方が近道だと思います。

    第7章で「ポントリャーギンの最大値原理」や「オイラー方程式」、第8章で「ハミルトン・ヤコビ・ベルマン方程式」まで取り上げています。

    「このように、現代的なマクロ経

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    2018年03月03日
  • 経済学入門 (第3版)

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    学部の頃に使っていた経済学入門、第3版で大幅にリニューアル。ここまで変わると昔のものとはだいぶ違う気もするが、入門のレベルを確認するために。
     でも、僕が学部の頃よりはレベルが上がっているか。

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    2016年04月11日
  • 経済数学入門の入門

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    経済学で使われる数学についての入門書です。

    著者は「はじめに」で、「本書は、通常の「経済数学入門」ではなくて、「読者が経済数学に入門する気になる勧誘広告」みたいな本」だと述べています。数式が登場するのは、ほぼすべてコラムの囲み記事だけにほぼ限定されており、本文は縦書きの文章で説明がなされています。

    本書のねらいは、経済数学を学ぶことではなく、経済数学を学ぶことへと読者をさそうといってよいのでしょう。経済学を学ぼうとしている読者で、数学を前にして躊躇しているひとの苦手意識を引き下げることに焦点をあてるという著者のもくろみは、おもしろいと思いました。ただ、いくつかの数学的な概念について直感的な

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    2020年08月07日