作品一覧 2022/11/30更新 テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD 完結 試し読み フォロー 色街百景 試し読み フォロー MQL4プログラミング入門 ゼロからはじめる自動取引システム 試し読み フォロー 地球侵略!コルレオニス 完結 試し読み フォロー ボーダーワールド-碧落のTAO- 完結 試し読み フォロー 聯合艦隊――「海軍の象徴」の実像 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 木村聡の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 聯合艦隊――「海軍の象徴」の実像 木村聡 聯合艦隊の通史だが、特に太平洋戦争前の山本五十六長官時代以降が読み応えがある。 日露戦争時の東郷平八郎が陣頭指揮したのに、山本五十六が真珠湾でも後方にいたのは何故かと思っていたが、各方面での指揮をとる為の山本五十六の改革によるものとは知らなかった。 この段階で聯合艦隊の存在意義は失くなったのだろう...続きを読むが、それまで海軍の軍威発揚で聯合艦隊を持ち上げていた為廃止もできず、ズルズルと存在し、無用有害になったということか。 戦争半ばからの聯合艦隊司令部は、視野狭窄で艦隊決戦しか関心がなく、離島に要請した陸軍を放置していたというのは酷すぎる。 関東軍と同レベルとされ、関東軍の教訓から太平洋戦争では陸軍は部隊統制ができたのに、海軍は軍令も行き届かない状態だったとまで言われるとは。 太平洋戦争の日本の敗因は政治レベルで国政が統一できてなかった(とりわけ陸軍と海軍)とは言われるが、軍内の中央と地方現場での意見対立もひどいもの。 結局戦前の国家体制は、あれだけ戦争に備えると言いながら、戦争という大仕事ができるようなものではなかったということ。 この本は辛辣にアメリカに善戦したのは陸軍であり、海軍は最後は役に立たなかったと言わんばかりの言い方だが、最近の他の本も同様の傾向なので、それが真実なのだろう。 (旧海軍軍人は戦後80年もよく騙し続けていたものと感心する) この本も然りだが、最近の若い学者の研究成果は太平洋戦争の通説を覆し、納得のいくものが多い。 よく戦争の記憶を忘れるなと言われるが、記憶のない方が冷静でいい仕事をしていると思う。 いわゆる司馬史観(戦前の悪はすべて陸軍、海軍は頑張った)というのは完全に崩壊している。すくなくとも戦前について、司馬遼太郎が良識あることを言っていると思言う人は旧態依然と思うべき。(以前の自分への自戒も込めて) Posted by ブクログ 地球侵略!コルレオニス 木村聡 ボーイ・ミーツ・ガール 大きな勢力に抗えず、もがく主人公 無敵のロボット 少年漫画の王道を揃えつつ、バランスよくまとめてあって、嫌な感じがしない。 1巻完結は勿体無いボリュームに感じたが、綺麗にまとまっているからこれに手を加える部分は無いと思う。つまり無駄がなくて最高だってことだ。 見所:兄弟喧...続きを読む嘩 Posted by ブクログ 地球侵略!コルレオニス 木村聡 地球侵略のためやってきた宇宙人(王子)と地球人の少女(ドーナツ屋の娘)の恋愛を中心にロボットバトル要素も盛り込んだSFロボットラブコメ。 主人公とヒロインの世間知らずな真面目さや優しさ、そんな二人の純粋な恋愛模様が微笑ましいです。 加えてロボットバトル部分も、画力の高さや技のコミカルさ、ロボット...続きを読むデザインの良さで見る人を魅了します。 主人公やロボットの良い意味でのダサカッコよさが炸裂する良作。 一巻完結ですが、続きが読みたくなる作品です。 Posted by ブクログ 聯合艦隊――「海軍の象徴」の実像 木村聡 日本海海戦や真珠湾攻撃など、栄光の連合艦隊という印象を抱きがちだが、日清・日露戦争における過去の栄光や伝統に縛られ、新兵器の発達や戦術の変化に対応できず、太平洋戦争後期では連戦連敗となる様相や原因が詳述されている。特に印象的だったのは、陸軍を島嶼部に進出させては補給や共同作戦に後ろ向きで、ひたすら自...続きを読む己の都合により艦隊決戦を優先する連合艦隊の姿だった。これまで、陸軍の暴走とか、無茶な作戦・戦争指導が敗戦の原因と思われがちだったが、軍令部が陸軍との連携を意識しているのに対し、連合艦隊は自らに都合のよいように陸軍部隊を引っ張りまわしたという指摘には驚かされた。たしかに、本書を読むと、そういう見方が浮かび上がってくる。著者は、連合艦隊は関東軍と同じようなものだと言っている。 Posted by ブクログ テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD 貴家悠&橘賢一 / 木村聡 タイトル通り「テラフォーマーズ」の外伝でありキャラクターのひとりに焦点を当てたスピンオフ。 電気鰻のアドルフくんの前日譚。 ドイツでの対テラフォーマー戦を想定した云々の流れを、友人や妻やらとの関係性などを絡めて展開する。 バグズ計画の面々は大体辛い過去を背負っていて本編でも語られているわけだ...続きを読むが、どれも似た境遇であり、似た境遇同士の戦いというのもテーマの一つなんだろう。 その似た境遇の一つがクローズアップされただけな印象ではあるが、無理に変えてもおかしくなるわけで、王道に展開されるファン向け作品。 Posted by ブクログ 木村聡のレビューをもっと見る