作品一覧

  • 戦中史
    -
    1巻1,980円 (税込)
    あの時、日本はなぜ破局を とめられなかったのか? 日本人が見のがした転換点とは!? 日本史講義の第一人者が4つのテーマから探る、圧巻の近現代史!! かつて、なぜ日本は破局にいたったのか。 いま、私たちは「戦後の終焉」と「戦中の到来」という、大きな歴史的転換点に直面している。既に、私たちの立っている地点が、後の歴史家から見れば「ポイント・オブ・ノー・リターン」なのかもしれない。だからこそ、この国でかつてあった“戦中史”を、破局を回避できなかった負の歴史を直視することが求められている。  政治と軍事、恐慌と戦争、思想と権力、満州と革命。日本人が見のがした転換点を、四つのテーマから探る。 日本史講義の第一人者が次代に贈る、渾身の近現代史!! かくして、日本人は破局へと歩み続けた。 「なぜ一度潰した制度(軍部大臣現役武官制)は甦ったのか?」 「なぜ、景気対策は軍需に頼ることになってしまったのか?」 「なぜ、思想は弾圧され、懐柔され、屈従してしまったのか?」 「なぜ、日本を超える議論(アジア主義)は潰されたのか?」 歴史の転換点をいまこそ、直視する。
  • 今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史
    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    無条件降伏、占領、一億総懺悔、五大改革指令、東京裁判、日本国憲法制定、逆コース、55年体制、日米安保条約、高度経済成長、オイル=ショック、行政改革……日本人が知っておかなければならない、学校では教えられない生きた歴史。東大・早慶大を目指す受験生10万人に圧倒的な支持を受けた伝説の白熱教室を再現。大人になると恥ずかしくて人には聞けない「本当の戦後史」を、誰にもわかりやすく、一貫した体系で講義。

ユーザーレビュー

  • 今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史

    Posted by ブクログ

    確か、浪人期に買ったものを今になって読んでいる。最早試験科目として点を取るために読むわけではなく『昭和史』の補填として読んでみた。

    とはいえ、著者が予備校講師であり、重要単語が太字になっているのは意識せずにはいられなかった。『昭和史』の中村隆英も言っていた「歴史家は、自分の時代の考え方に照らして、ものを見るよりほかはない」。同じ事象であっても、立場や研究内容に応じて描かれ方が違うのは、主観が入るからだろう。中立的な記述というのはどこまでいっても成立しないに違いない。何より、純度100%の中立的な記述というのは、読んでいてつまらないに違いない。

    この本の成立が2015年。自分が生きている時代

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    2025年10月27日
  • 今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史

    Posted by ブクログ

    どうにも同調できない安倍政権ではあるが、単なる感情論に走るのはむなしく、自分なりにその施策の是非を判断しなければいけない。との思いから手にした書の一つであり、日本社会の戦後の歩みを政治、経済の変遷を通して見つめる。連合国の占領統治、現憲法の制定、朝鮮戦争・ベトナム戦争の特需による高度経済成長、安保闘争、55年体制、連立内閣、中国との関係などなど。そして、3.11から安倍内閣に至る。戦後史をおさらいするには価値ある書だが、正直このような方が教育者であって欲しくはない。自らの左思想を披露するのはかまわないが、下卑た敵対批判は自分も他者も変えられない。

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    2016年03月02日
  • 今起きていることの本当の意味がわかる 戦後日本史

    Posted by ブクログ

    歴史を見ることは現在を見ること。震災後の日本を巡る情況のなか、歴史を知らないのは、目隠しをして高速道路を歩くようなもの。戦後史を、占領された日本〜占領終結後の日本〜現代の世界と日本、で概観。

    さすが、予備校授業。高校をまとめ、大学から要求されているポイントを押さえ、現代っ子に飽きさせず惹き付けて語る。これだけ多面的に知っていたら、一面的な見方はできなくなる。

    0
    2015年11月27日

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