作品一覧

  • 東京タワー・レストラン(新潮文庫nex)
    4.7
    1巻649円 (税込)
    ある日、匙足巧(さじたりたくみ)が目を覚ますと、そこは一五〇年後の東京タワー・レストランだった。困惑する青年に、店のオーナーが懇願する。「ビストロヤクザが迫っている。料理を作ってほしい」――。だが、タクミを待ち受けていたのは全ての食事がゼリー化した未来の食卓。味気なく、何の面白みもないご飯。そんな中で彼が作り出したものは?「現代青年」と未来人がおりなす心温まる料理物語。
  • 坂東蛍子、星空の下で夢を語る(新潮文庫nex)
    値引きあり
    3.0
    1巻500円 (税込)
    テロ事件の終結後、林間合宿の準備のために新型商業施設“バベル”を訪れた坂東蛍子。そこで彼女を待ち受けていたのは、超ウィザード級のハッカー望月嗚呼夜(ああや)からの殺害予告だった。凶行を阻止すべく奮闘する結城満。犯人確保に動く松任谷理一。だが、そんな彼らを嘲笑(あざわら)うかのように、蛍子は危機に陥り……。嗚呼夜の目的は何か。ハッカーの正体は。疾風怒濤の女子高生譚、ここに完結。
  • 坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ(新潮文庫nex)
    値引きあり
    4.0
    1巻500円 (税込)
    坂東蛍子は桐ケ谷茉莉花が嫌いだった。容姿端麗、運動神経抜群にして、自分と並び称される彼女のことが許せなかった。だが、なぜ嫌いで許せないのか、判らなかった。故に、彼女は果たし状を書く。その日、学園二大スターは、屋上にて決闘する。校舎がお化け屋敷と化し、テロリストに占拠されようと、その程度の“事件”は少女達の青春をとめられない。疾風怒濤の女子高生譚、第二弾。
  • 坂東蛍子、日常に飽き飽き(新潮文庫nex)
    値引きあり
    3.1
    1巻454円 (税込)
    その女子高生、名を坂東蛍子という。タクシーに乗れば誘拐事件、出歩けば十重二十重のストーカー包囲網、恋に落ちようものなら世界が震撼する。だがそれも、本人は知らぬこと。彼女自身は、無邪気に暢気に黄金の青春を謳歌し、今日も今日とて、公道のど真ん中を闊歩して、人生という大海原を自由気ままに航海する。天上天下唯我独尊、疾風怒濤の女子高生譚。面白いこと、この上なし。

ユーザーレビュー

  • 東京タワー・レストラン(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    神西亜樹、待望の新作。映画か何かの広告の様なお洒落なカバーデザインからは、想像もできないいい話であった。ライト文芸でありながら、純文学書に負けないくらい美しい表現や、ユーモア溢れるキャラクターに惹かれた一冊だった。神西亜樹の前作である坂東シリーズを読んだことのある方には驚きの最後が待っている。是非、書店で見かけた際には手にとって欲しい一品であった。

    0
    2020年01月21日
  • 東京タワー・レストラン(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    待望の神西亜樹さんの新刊。坂東蛍子シリーズがとても好みで、だけどシリーズが完結して2年以上情報が無かったので、もしかして次作はもう無いのかも、と思いかけていました。そんな時にふいに本作を書店で見つけて、びっくりして即購入。というか、たしかそれ以前に一度本作を見かけた気はするんだけど、タイトルも表紙も既刊と印象が違いすぎて、スルーしちゃってた気がします。

    舞台は未来の東京。この世界では東京タワーは電波塔ではなく居住空間として使われている。タワーの中では料理という概念は失われ、食事は全てゼリーになっている。そこに過去からタイムスリップした青年サジタリが現れ、2人の仲間と一緒に、料理を再生していく

    0
    2019年01月01日
  • 坂東蛍子、日常に飽き飽き(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    『この女子高生、名を坂東蛍子という。容姿端麗にして才貌両全ながら、本来自動開閉のタクシーのドアを躊躇無く開いてしまう、この物語の主人公だ。』

    『出来ることなら積み重ねてきた全ての矜持を捨て去って、この密室の只中で大声で歌でも歌ってしまいたい気分だったが、生来の紳士の性分と近代合理の精神がローレヌにそれを許さなかった。「カラオケでやれ」と神が囁くのだ。』

    『まだまだ子供だな、とほくそ笑んだ。メロン味を選択するのは気を衒って他と差別化したい心の表れなのよ。私も昔選んでた。』

    『今度はレモン味である。まだまだ子供だな、と蛍子は思った。レモン味を選択するのは安易な刺激を求めている証拠よ。私も昔選

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    2014年10月15日
  • 東京タワー・レストラン(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    場面や視点が(あるいは時間軸も)頻繁に切り替わるので、全体像の把握が苦手な人は読みづらいかもしれない。ただその読みにくさを補って余るほど設定や内容は独特で面白く、個人的には結構好きなお話だった。

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    2021年05月27日
  • 坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    前作を読んでから5年もたってるのでまるで覚えていないが、このテンポ好き‼幽霊は今作登場らしいが、動けるぬいぐるみやら宇宙人やらジャス子は前作も出てたのか?茉莉花をジャス子と呼ぶセンスも好き。楽しかった!

    0
    2020年07月20日

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