つくみずの作品一覧
「つくみず」の「少女終末旅行」「シメジ シミュレーション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
めっちゃよかった。
終末世界で二人きり。チトは知的でそのせいでちょっと考えこんじゃうところがあって、ユーリにすごく助けられてる部分があると思う。ユーリは言わずもがな、能力的にこの厳しい環境をチトがおらずに生きていくのは無理。
そんな二人の関係性が心地よくて、旅の中で常に中央にある、どう生きるか、どう死ぬかというテーマが心地よかった。どう生きるか、というテーマに対して、死を見つめ続けてるところがこの作品が合うなあと感じる部分で、見つめ続けてその答えを知りたくて前に前に進み続けて、ご飯がなくなって、乗り物も壊れて、(その乗り物でお風呂に入りながら泣いちゃうシーンが大好き)、真っ暗な階段をひたすら歩いて、その結果、何もない。あの世ってこんな場所なんじゃないかと感じさせる。
チトが言う。「もっとほかの場所を目指せば、長生きできたかもしれない。そうすればもっと…」ユーリが返す。「わかんないよ!どうするのがよかったのかも どうしてこんな世界に二人っきりなのかも」ごろんと寝転がって、星を見上げて「でも、生きるのは最高だったよね…」「…………うん」
旅の道中も大好きなシーンがたくさんある。雪の中でお風呂に入るシーン、洗濯すると言って二人で水浴びしたり、雨の音で音楽を聴いたり。飛行機の上で雪を見るシーンも。あとなんだろう。少しジャンルは違うけど、真っ暗の階段を上っていくシーンもすき。
あんな世界の中で、二人きりで、でも些細なことで楽しそうにはしゃいでいるのがすごく好きなのだ。なんだかすごく嬉しい気持ちになる。絶望的な状況でも楽しく生きられる人間の強かさが好き。
絶望と仲良くするコツ
時々刺さる言葉や悟りのようなふざけ方を続けている二人ですが、全然人に合わないところを見ると、ハッピーエンドはないのかもしれないと感じます。
でもいつも前向きな二人を応援したいので、続きも楽しみです。
なんだか泣いてまう
当たり前のように聞こえることなんですけど、「生きている限り生きていかなければならない」ことに改めて気付かされるお話でした。
そしてひとりよりは2人で居るべきだと。何歳になってもトラブルも喜びも分かち合える友人は大事だなと思いました。
ユーとチーみたくシンプルに毎日を過ごすことは難しい現代といえ、明日の生活もどうなるか分からない国があるのも事実で、そんな時に人は何を大事だと判断して守っていくのかな。