作品一覧

  • 人魚と金魚鉢
    4.0
    1巻733円 (税込)
    個性豊かなメンバーが集う、T大学芸術学部文芸サークル第三部〈ザ・フール〉。聴き屋体質にして名探偵の柏木君をはじめ、誰よりもネガティブな性格の先輩、推理マニアの美男子学生など、愉快な仲間達が遭遇する事件の数々。音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、〈ザ・フール〉メンバーの熾烈なかくれんぼを描くシリーズ・キャラクター大活躍の「愚者は春に隠れる」など、全5編を収録。軽やかな連作ミステリ第2弾!/解説=宇田川拓也
  • 聴き屋の芸術学部祭
    3.5
    1巻693円 (税込)
    生まれついての聴き屋体質の大学生、柏木君が遭遇する4つの難事件。芸術学部祭の最中に作動したスプリンクラーと黒焦げ死体の謎を軽快に描いた表題作、結末が欠けた戯曲の謎の解明を演劇部の主演女優から柏木君が強要される「からくりツィスカの余命」、模型部唯一の女子部員渾身の大作を壊した犯人を不特定多数から絞り込んでゆく「濡れ衣トワイライト」、深夜の温泉旅館で二人組の泥棒とともに〈いったいここで何が起こったか?〉を推理する「泥棒たちの挽歌」の4編を収録。第5回ミステリーズ!新人賞佳作入選のデビュー作を皮切りに、文芸サークル第三部〈ザ・フール〉の愉快な面々が謎を解く過程を描いた快作。ユーモア・ミステリ界に注目の新鋭登場!
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト
    3.3
    1巻774円 (税込)
    真面目さが取り柄の会社員・渡会透子は、ひょんなことから名探偵・九条清春の秘書になる。かつて九条は全国を股にかけ、多くの難事件を解決した素人探偵だったが、今は地元・川崎市内というご近所でのささやかな謎にしか興味を持たない、自称“ご当地探偵”になっていた。そんなモットーを掲げ、極めてマイペースで普段はぐうたらに過ごす九条の尻を叩きつつ、透子は奇妙な謎と向き合う。ご当地アイドルに届いた予告状、川崎市出身のオリンピック選手の行方不明事件など全5編。ものぐさ探偵と生真面目秘書が依頼人の悩みを晴らす、連作ミステリ。

ユーザーレビュー

  • 聴き屋の芸術学部祭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで何回も読み返しているお気に入りの本。聴き屋という性質を自然と活用し謎を解いていく。4つの話が入っているが、謎や解き方がそれぞれ異なるため読み応えがある。あまり読んだことのないミステリー小説!

    0
    2022年11月19日
  • 人魚と金魚鉢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで何回も読み返しているお気に入りの本の一冊。5話の短編のお話し。特人魚と金魚鉢が好き。どのミステリーも最後には驚きホッとする。次は1弾を読み直したい。

    0
    2021年03月09日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

    Posted by ブクログ

    この著者らしく楽しいキャラクタの楽しい会話。いつも怒ってるような表情の真面目秘書の透子さんが魅力の中心。かつて全国でブイブイ言わせてた探偵の九条清春は地元のゆる〜い謎だけを扱いたいという。

    ■簡単なメモ

    【予告状ブラック・オア・ホワイト】ご当地アイドル「ブラック・オア・ホワイト」に脅迫状。犯人を見つけるか護衛するかしてくれとの依頼を、真面目秘書の透子はやる気ない探偵の九条清春に引き受けさせる。
    【桐江さんちの宝物】桐江さんが遺した箱を開けずに中の「宝物」が何か知りたいと志乃さんは言う。
    【嘘つきの町】五輪で思うような成績を残せなかった地元の柔道選手について何か不自然な嘘を突かれているとライ

    0
    2024年07月25日
  • 聴き屋の芸術学部祭

    Posted by ブクログ

    聴き屋という設定がまず面白い。
    つい語りかけたくなる人。話を聴いてもらえる人。
    第1話ではそれ故に事件の情報が入ってきて、解決への糸口となる。
    これは面白いと思ったら、2話以降全く違う趣向となる驚き。しかもどれもミステリとして面白い。
    こりゃすごい。

    0
    2020年03月06日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

    Posted by ブクログ

    川崎ご当地ミステリー。ご近所の小さな事件ばかりですが、それぞれの謎は結構こった作りになっていて面白いです。

    0
    2019年10月11日

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