市井豊のレビュー一覧

  • 聴き屋の芸術学部祭

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    ネタバレ

    今まで何回も読み返しているお気に入りの本。聴き屋という性質を自然と活用し謎を解いていく。4つの話が入っているが、謎や解き方がそれぞれ異なるため読み応えがある。あまり読んだことのないミステリー小説!

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    2022年11月19日
  • 人魚と金魚鉢

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    今まで何回も読み返しているお気に入りの本の一冊。5話の短編のお話し。特人魚と金魚鉢が好き。どのミステリーも最後には驚きホッとする。次は1弾を読み直したい。

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    2021年03月09日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    この著者らしく楽しいキャラクタの楽しい会話。いつも怒ってるような表情の真面目秘書の透子さんが魅力の中心。かつて全国でブイブイ言わせてた探偵の九条清春は地元のゆる〜い謎だけを扱いたいという。

    ■簡単なメモ

    【予告状ブラック・オア・ホワイト】ご当地アイドル「ブラック・オア・ホワイト」に脅迫状。犯人を見つけるか護衛するかしてくれとの依頼を、真面目秘書の透子はやる気ない探偵の九条清春に引き受けさせる。
    【桐江さんちの宝物】桐江さんが遺した箱を開けずに中の「宝物」が何か知りたいと志乃さんは言う。
    【嘘つきの町】五輪で思うような成績を残せなかった地元の柔道選手について何か不自然な嘘を突かれているとライ

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    2024年07月25日
  • 聴き屋の芸術学部祭

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    聴き屋という設定がまず面白い。
    つい語りかけたくなる人。話を聴いてもらえる人。
    第1話ではそれ故に事件の情報が入ってきて、解決への糸口となる。
    これは面白いと思ったら、2話以降全く違う趣向となる驚き。しかもどれもミステリとして面白い。
    こりゃすごい。

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    2020年03月06日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    川崎ご当地ミステリー。ご近所の小さな事件ばかりですが、それぞれの謎は結構こった作りになっていて面白いです。

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    2019年10月11日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    探偵の活動内容に県レベルやご当地レベルなどの基準を設けている発想や、探偵と秘書の掛け合いも面白かったです。

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    2019年09月20日
  • 人魚と金魚鉢

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    解説にも書かれてるけど、時間をかけてかっちりと構成してるって感じがある。読みやすく、読み応えがある。
    巻頭のおじいさんの話が良かったな。

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    2018年03月15日
  • 聴き屋の芸術学部祭

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    聴き屋体質の芸術学部生、柏木君の受難と謎解きの日々。
    聴き屋体質愛しい。可愛い。

    日常の謎から殺人事件まで、思いのほかバラエティに富んだ一冊。

    女装男子の川瀬も可愛いが、ネガティブ先輩がいちいち可愛らしく取り憑かれてる柏木が微笑ましい。

    次巻以降も楽しみ。
    ユーモアはもちろん、どうか【聴き屋】さんならではの活躍を。

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    2015年04月02日
  • 聴き屋の芸術学部祭

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    20150315
    電子書籍にて。

    思ってたよりも好きな文章だった。
    『聴き屋』と聞いて、事件の関係者からいつの間にか話を聞き出して、という展開かと思ったら、聴き屋としてすでに聞いている事から判断したりすることがメイン?かな? 安楽椅子探偵系。
    いろんな人が話しに来る、というのは、コーンウォールミステリのローズ・トレヴェリアンっぽいのかなと思ったけど、そこまでの描写はなかった。長編だったらそういうのもあるかな。

    殺人が起こったり日常系のトラブルだったりと、一貫してないとあとがきで言っていたけど、私は案外それが良かったようにも思った。いや、今回はどっちかなぁと思えたので。どちらかといえば、作品

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    2015年03月25日
  • 聴き屋の芸術学部祭

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    聴き屋という設定はあまり活かせていないような気もするけど、大学の自由な雰囲気はよく伝わってくる小説でした。
    後書きで作者自身も言っていますが、人が死ぬ話と日常の謎系がまぜこぜです。作品の雰囲気としては日常の謎系に絞ったほうがよかったかもしれません。

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    2014年12月25日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    緩い探偵九条としっかり秘書透子のやりとりが軽快で好き。掛け合いが楽しい。そしてご当地探偵らしく地域の謎を解き明かしていくんやけど、人の優しさにホッとしたり救われたりした。是非シリーズ化してほしい。

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    2023年08月07日
  • 聴き屋の芸術学部祭

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    ★まあ、ザ・フールだし(p.146)
    ▶四つの短編。▶殺人事件があるとは思っていなかったですが楽しいです。主にキャラクタの楽しさでしょう。キャラたちによる落語のような会話。▶スカイエマさんのイラスト。

    ■簡単なメモ
    【一行目】心理学の教授いわく、学部によって学生の服装傾向が分かれるのだという。

    【第一話 聴き屋の芸術学部祭】芸術学部祭最終日、スプリンクラーが作動し調べると焼死体が発見された。
    【第二話 からくりツィスカの余命】月子先輩の学生劇団でやる演目の原作は最終部分がないのででっち上げてくれとの依頼。米澤穂信さんの『愚者のエンドロール』みたい。
    【第三話 濡れ衣トワイライト】黒猫登場。

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    2023年04月27日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    全国を股にかけて多くの難事件を解決してきた探偵が、地元・川崎の事件しか請け負わないご当地探偵に転身。ものぐさな探偵と、ひょんなことから彼の秘書になった生真面目タイプの女性が依頼人の悩みを解決していく短編集。
    日常の謎で、事件のインパクトはないが人情話として後味がいい話が多い。聴き屋シリーズもそうだが、この著者のキャラはとぼけた味があって好き。続編を期待したい。

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    2022年05月12日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    ケンカばかりだけど周りからは「仲良しねぇ」と言われてしまう関係はよく見るけど、この探偵と秘書は普通に相性悪くて笑ってしまう。

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    2021年05月27日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    ネタバレ

    川崎市というと修羅の国などと揶揄されたりしますが、実際はそんなことのない普通の町だと思います(場所によるのかな?)。この小説は、そんな普通の町で起こった些細な事件を解決する“ご当地探偵”という、一風変わった設定。

    作品内で発生する事件は日常+α くらいの規模で、それらは実際に川崎市にあるらしいスポットで発生するので、川崎になじみのある私的には知っている場所が出ると「おぉ、あそこか」とそれだけで少しテンションが上ります。

    それに加え、九条と透子のやりとりがボケとツッコミの漫才っぽくて、これも面白い。九条が仕事を選びすぎてゴネるのを、透子がなんとか受注しようと奮闘するやりとりが良くて、事件解決

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    2021年04月29日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    主人公の九条と秘書の透子との毎回のやりとりが面白く、私の地元である川崎市が舞台ということもあり、どこか知っているところは出て来ないかとワクワクしながら読むことができた。

    全5話の構成の中でも個人的には2話目の
    桐江さんちの宝物が一番面白かった。

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    2021年01月23日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    ブラック・オア・ホワイトって怪盗が出てくるシリーズかと思ったら全く違った。能力はあるのにやる気を出さないゆるゆるした探偵と、そのお尻をたたく秘書のコンビが良い。川崎限定の探偵で、ラゾーナとか川崎大師など知ってる場所が出ていたからより楽しめた。

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    2020年05月10日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    川崎市限定の『ご当地探偵』こと九条。ものぐさな彼を心配して祖父が送り込んだのは、真面目さだけが取り柄の透子。
    アンバランスな二人が様々な依頼に取り組んでいく。

    これまで様々な難事件を解決してきたらしいが、なにか思うところあって『ご当地探偵』に趣向を変えたという九条。
    部屋は散らかり放題、できるだけ働きたくないという、透子から見ればダメ人間。
    一方の透子は仕事なら辛いこともきついことも我慢してやらねばという真面目さと責任感が強すぎる猛烈社員タイプ。
    二人の噛み合わなさそうで噛み合っている会話がなかなか面白い。

    作家さんのあとがきにもあるが、基本的にイヤな結末は無い。
    川崎市は作家さんにとって

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    2019年12月09日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    川崎に住むご当地探偵。事件はご当地アイドルの警備や亡くなった御年寄の宝物推定などボンヤリとした中でも考えられた内容で面白い。 近所にそんな人がいたら面白いと思った。

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    2019年06月30日
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト

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    ネタバレ

    色々あってご近所専門となった風変わりな探偵と、成り行きで彼の助手を務めることになった仕事はできるマジメな秘書が直面する、ご近所の謎の数々を描いた物語。
    「聴き屋」シリーズを楽しんで読んでいたので、久しぶりの著作というのがまず嬉しかったです。前作までと同様に、会話と文章のテンポよく、複雑すぎない謎解きも楽しめたお話でした。
    何故ご近所限定になったのかの理由は明かされませんでしたので次作以降があればいいなと。後味の良い話が多いなと思っていたら、「そういう謎を選んでいた」というのも、なんとも含みがあるので、ぜひ続編をお願いしたいです。

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    2019年04月22日