著者の深い知識に感動した。
著者は外交官などとして、海外金部をずっとしてきた人。
仕事を通してこれだけの知識と考えを身につけたのだとしたら、やっぱり仕事っていいなと思う。私も仕事を通して何かのプロになっていきたいし、外国に住んでみたいな。
中東やイスラム教、ヨーロッパを含む世界史を全然知らなかった
...続きを読むけれども、世界を学ぶよいきっかけとなった。
アメリカもヨーロッパも移民国家であるが、アメリカに多いヒスパニックはキリスト教。アフリカや中東を含むイスラム教徒を抱えるヨーロッパはそれ以上の難しさがあるのだろう。ヨーロッパの移民問題に興味がでてきた。
若者が社会にフィットできない感覚が、イスラム国参加へのモチベーションとなる。子育てをするときに、広い視野を持ってもらいたいとは思うが、同時に心をしっかり育てていかないと。善悪の判断というよりは、圧倒的に違う価値観なので、イスラム的考えが間違っていて民主主義が正しいと言えないのが難しい所。ジハード戦士の死に方や、砂漠での基本過酷な暮らしでマッドマックスを思い出した。