「イスラム国」最終戦争

国枝昌樹

残忍な事件で世界を騒がす「イスラム国（ＩＳ）」。しかし、その壊滅への道はすでに始まっている！ 次なる新天地、多発するヨーロッパのテロ事件、シリア・中東の未来、日本への影響など、元在シリア大使である著者が最新情勢を解説する。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 国際
• 出版社: 朝日新聞出版
• 掲載誌・レーベル: 朝日新書
• ページ数: 288ページ
• 電子版発売日: 2016年06月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

アラブ諸国の人々の歴史的時間軸は非常に長い。歴史に関する知識も非常に深い。今日の西欧文化がアラブ世界を通して初めて存在出来ているのに、肝心の欧米諸国ではそのような認識が全く無い。イスラム世界の偉大な歴史への理解が全く無く、イスラム教は誤解され、アラブからの移住者たちは十分な評価を受けない．彼らには、そんな西欧文化に対する非常に屈折した心理がある。そこにイスラム過激主義が若者たちをターゲットにし彼らの心の隙間に入り込む。