作品一覧

  • 真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男
    4.2
    1巻730円 (税込)
    信州・上田城に拠り、わずかな軍勢で徳川の大軍を散々に打ち破ること二度。大坂の陣においても家康の本陣に肉薄し、あと一歩のところまで追い詰めた「真田」。徳川家にとってまさに“天敵”ともいえるこの真田家が、信州の一大名として明治維新まで生き残ることができたのは、あまり知られていない。その最大の功労者が、真田信之である。織田・徳川・豊臣・上杉・北条といった大勢力の狭間にあって、父・昌幸とともに戦国の動乱を巧みに乗り切り、関ケ原の折には、決死の覚悟を見せることで西軍に味方した昌幸と弟・幸村の助命に成功、家康からは譜代大名と変わらない厚き信頼を勝ち取った信之。のちに、“天下を飾る者”としてその器量を称えられた彼こそが、真田の家を長久ならしめた「名将」にして「名君」だったのだ。戦国史上、燦然と輝きを放つ昌幸と幸村の武名に隠れて、これまでほとんど語られることのなかった真田信之の生涯を描いた力作長編小説。

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  • 58の物語で学ぶリーダーの教科書
    3.5
    1巻880円 (税込)
    リーダーに指名された時、誰もが抱く「私に務まるだろうか」という不安。それは、後に名リーダーといわれる人も一様に感じたこと。そして誰もが、失敗しながら成長していったのだ。「リーダーに必要なスキルの身につけ方、心のあり方」を、名経営者たちへの直接取材など、豊富な実話を通してわかりやすく説いた、必読の書。
  • 徳川四天王 家康に天下を取らせた男たち
    3.4
    1巻999円 (税込)
    表情を少しあらためて家康は言った。「憚りながら、徳川家には、いざとなれば、水火を厭わぬ五百ほどの勇士がおります。これが、わが家の宝といえば宝かと……」秀吉の表情は曇った――終生、豊臣秀吉が羨んだ徳川家康の家臣団。その筆頭ともいえるのが「徳川四天王」である。家康に采配を教えた酒井忠次、武勇で戦局を一変させた本多忠勝と榊原康政、そして、赤備えを率いた井伊直政……。本書は、そんな名臣たちの知略と武勇のほどを、新解釈を交えて活写した力作長編である。はたして四天王は、今川家に翻弄された草創期、強敵・武田家との死闘、信長・秀吉政権下の苦境、そして天下分け目の関ヶ原に至るまで、いかに家康を支えたのか……。

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  • 80の物語で学ぶ働く意味
    3.0
    1巻880円 (税込)
    大切な取引先の落としものを拾うため、裸になって汲み取りトイレに入った本田宗一郎、終戦後、倒産の危機に瀕しても決してクビ切りをしなかった出光佐三、「ライスだけのお客様歓迎」の張り紙をデパートの食堂に貼った小林一三、空襲の最中も舞台で演じ続けた杉村春子、鍋洗いでソースの味を学んだ村上信夫--80人の評伝・自伝から、生き様を象徴するエピソードを抽出した人生アンソロジー集。07年に刊行された『働く意味 生きる意味』を増補・復刊。 あらたに、イチロー、山中伸弥 司馬遼太郎 緒方貞子 小澤征爾 大村智 竹鶴政孝 山田洋次 の8人のエピソードを追加する。
  • 心に響く勇気の言葉100
    -
    1巻838円 (税込)
    「おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものはこころなりけり」とは、快男子高杉晋作からのメッセージです。すべては心の持ち方次第で、心の持ち方を「快にするか不快にするか」は、その人が決めています。「快」の心持ちを得る一つの方法は、“よい言葉”を持つことです。  よい言葉を脳の中で反芻すると記憶になり、“心を快にする意識”が生まれます。意識は行為の推進力、あるいは制御する力になり、よい言動につながります。よい言動は、私たちを幸福に導いてくれるはずです。  本書では「生」を充実する志とその達成に役立つ、また、人生の諸相を前向きにとらえる言葉を主にとりあげました。無常観に支えられて生きてきた日本人の知恵は、「常なるものはない。命もはかない。だからこそ授けられた命を、充実させてやるべきことをやり、生きられるだけ生きること」にあります。  読者諸賢のご多幸を心からお祈りいたします。 (著者「まえがき」より抜粋)
  • 恩田木工 真田藩を再建した誠心の指導者
    -
    1巻530円 (税込)
    「人というものは、よき人が使えばよくなるものでござりまする。悪い人が使えば悪くなるものでござりまする」―財政難に苦しむ真田藩で藩主幸弘より家老職兼勝手掛を命じられ、藩政刷新、財政再建に向けて倹約令や治水事業など様々な改革に着手し、組織の再建を行った恩田木工。識見と才を持ち、「誠の心」を持った一人の指導者の波乱の生涯を通じて、真のリーダー像を描いた一冊。

ユーザーレビュー

  • 58の物語で学ぶリーダーの教科書

    Posted by ブクログ

    数ページ足らずで簡潔に語られる実話の中に示唆と感動がギュッと濃縮して詰め込まれています。
    私もまだまだ微力ながら、仕事を通して何かを成し遂げたい。信念を強く持って仕事と向き合いたい。そして、良いチームを作りたい。
    感動の中に、そう思わせてくれる本です。
    裏書きに「リーダー必読の書」と書かれていますが、読み終わって深く賛同。

    0
    2021年07月13日
  • 真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

    Posted by ブクログ

    PHP文庫のこういった歴史小説は背景の説明に力が入りすぎで人物がおろそかになりがちだがこれは違った。
    織田、上杉、北条、徳川、豊臣を泳ぎきった昌幸の手腕にも恐れ入るし、幸隆が信玄に仕える経緯や、長篠の戦や武田氏滅亡までの流れにここまでの情報は今まで手にしたことがなかったので凄く勉強になったし。そもそもいつも昌幸や幸村の陰に隠れがちな信之がここまでの器量人とは知らなかった。鈴木重則のことも詳述されていたし。それから関が原その他のエピソードも信之の目から見るとこうなんだって発見もあった。伊奈昭綱の話や徳川信康の話なんかを読んだときについ影武者徳川家康を思い出した。
    最後の福島正則の末期のエピソード

    1
    2009年10月07日
  • 真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

    Posted by ブクログ

    冒頭からやられました。子供の頃の仲良し兄弟。お花。そして晩年の穏やかな、でも一人残された信之の寂しさ…。真田家を守った兄の生き様がとても美しいです。父も弟もきっと全力で兄を誉める。泣きました。小説としても好きです。

    0
    2009年10月04日
  • 真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

    Posted by ブクログ

    信幸大好物な身としては、本があるだけでも手放しで喜んだのですが、内容に更に喜ばされっ放しです。

    冒頭とか、三傑のお祝い(豪華!!)とか。
    兄弟の仲が良いのも真田さん家の特権。微笑ましい部分もあり、信頼関係が素敵です。良い兄弟。

    後半はやっぱり巻き巻きで。
    上下巻であって欲しかったです。

    0
    2009年10月04日
  • 真田信之 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男

    Posted by ブクログ

    信幸が主役の小説!ってだけでもうもう飛び上がるほど嬉しい限りだったのですが、内容もなかなかよかったです。
    幸村との関係、そして何より晩年の描写がいい。
    穏やかに日の光の中で亡くなっていて欲しいと願ってやまない方なので、個人的には満足できた一冊でした。

    0
    2009年10月04日

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