牧原憲夫の作品一覧
「牧原憲夫」の「全集 日本の歴史」「シリーズ日本近現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「牧原憲夫」の「全集 日本の歴史」「シリーズ日本近現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
シリーズ日本近現代史の第2巻。西南戦争後の自由民権運動の胎動とその挫折や、国会開設、教育の普及、憲法発布、近代天皇制など、1870年代後半から1890年の国会開設前後までの歴史を、民衆の動きと絡ませながら説明している。
この時期は、民権家を中心とした知識人が登場し始める時期で、個人的に興味のある内容が多かった。特に、自由民権運動は、今の日本人に様々な教訓を与えてくれるように思った。
西洋文明国に並ぶため、必死に議論し考え、勉強する当時の人々の姿勢に学ぶことが多かった。
全体を通して、この時期は問題が山積みな時期であると実感した。そんな問題の結果だけに目を向けるのではなく、過程に注目して見
Posted by ブクログ
著者はおわりにで謙遜しているが、新書として提供しうる最高の内容だったと思う。
今の日本で当たり前だと想われていること、いわゆる日本近代文化というものが、この時代に根を持っていることが分かったからだ。
・民権運動の中で、芸妓さんや視覚障害者も演説会を催し、参加していた。
・「蛍」「隅田川」は賛美歌が原曲、「君が代」も賛美歌経由の歌。
・ナショナル・ミュージックと斉唱というスタイル。体操と万歳も。
・福沢諭吉:身→家→国家の独立。明治以降の家制度は封建的というより近代国家に共通する家長制の一つ。
・民法、商法のあと、憲法ができた。
・「バンザイ」が集団としての一体感をつくった。