ダンテ・アリギエーリの作品一覧

「ダンテ・アリギエーリ」の「神曲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 神曲 地獄篇

    神曲

    小説・文芸

    4.1
    1~3巻1,078~1,100円 (税込)
    一三〇〇年春、人生の道の半ば、三十五歳のダンテは古代ローマの大詩人ウェルギリウスの導きをえて、生き身のまま地獄・煉獄・天国をめぐる旅に出る。地獄の門をくぐり、永劫の呵責をうける亡者たちと出会いながら二人は地獄の谷を降りて行く。最高の名訳で贈る、世界文学の最高傑作。第一部地獄篇。

ユーザーレビュー

  • 神曲 地獄篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地獄に住む魂たちの中にも、ダンテが共感や尊敬を抱いている人物たちが、幾人か登場します。
    第5歌のパオロとフランチェスカ、第10歌のファリナータ、第15歌のブルネット、第26歌のオデュセウス、等。

    そして誰より、ダンテを導いてくれる準主役のウェルギリウスがそうです。
    彼らが当時のキリスト教会の価値観では、天国に行けないという事に、必ずしもダンテは納得してなかったのではないでしょうか。

    ウェルギリウスは、天国に座を占めるベアトリーチェから頼まれて、ダンテを救済することになりました。
    しかし、地獄にいる魂は、神に見棄てられ、天国からその存在自体を完全否定されている者たちです。
    キリスト来臨という例外は有りましたが。
    ですから、ダンテを救済するために、地獄の住人にそれを依頼することなど、本来はあり得ないでしょう。

    それでもウェルギリウスは、こうして天国のベアトリーチェと接点を持ち、地獄のみならず煉獄をも旅をし、地上楽園までたどり着いています。
    『神曲』全体の約3分の2の間ダンテを導き、「天国篇」の導き手であるベアトリーチェの約2倍の出番が、ウェルギリウスに与えられているのです。
    こういったところに、ダンテなりの、当時のキリスト教会の偏狭さに対する、アンチテーゼが込められている気がします。
    つまり、キリスト教会の定義を越えて、ウェルギリウスたちをも神の愛は包み込んでいる、というダンテの願いが見出だせる気がするのです。

    以上はあくまで私の、推察とすら言えない、妄想にすぎません。
    ですが『神曲 地獄篇』には、直接には表現できなかったダンテの本当の想いが、比喩的に描写されていると思っています。

    0
    2025年01月23日
  • 神曲 天国篇

    Posted by ブクログ

    ダンテの『神曲』は中世の人々の死生観を考える上でものすごく興味深い作品でありました。


    『地獄篇』『煉獄篇』『天国篇』と続けて読んできましたが日本の地獄と浄土と比べながら読むのもとても刺激的なものになると思います。

    0
    2024年08月21日
  • 神曲 地獄篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私が『神曲』を初めて読んだのは大学三年生の頃でした。今から10年以上も前です。ですがこの地獄の最下層の氷漬けの世界を初めて目にした時の衝撃は今でも忘れられません。

    「キリスト教の地獄の一番底は氷の世界なのか!仏教と真逆じゃないか!」と私は仰天したのです。

    0
    2024年08月21日
  • 神曲 天国篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「天国篇」第三歌・第四歌についての記述。
    生前、神への誓願を破った為に、天国で一番低い天球「月光天」に割り当てられた魂の一人、ピッカルダ・ドナーティ。
    彼女を通して「足るを知る」事の幸福が、美しく描かれています。

    ダンテから、より上天を望むかと問われて、ピッカルダはしばし微笑むと、初恋の火に燃える人のように嬉々として答えます。

    「わたくしどもの意志は愛の力で静まるのでございます。
     おかげでわたくしどもはいまが持つものしか所望せず、
     ほかのものに渇きを覚えることはございません。」
    (「天国篇」第三歌70行~72行)

    しかしダンテは、天国の住人にも階級があることに疑問を感じます。
    それに対して、天国の導き手であるベアトリーチェは、ダンテに説明しました。

    「[天国で最も高い処を占める魂たちも]
     いま現われた魂[ピッカルダ]たちと異なる天に
     座を占めるわけではありません。」
    (「天国篇」第四歌31行~32行 [ ]は評者。)

    「皆が第一の天球を美しく飾り、
     多かれ少なかれ永遠の聖息[みいき]を感じて、それに応じて
     それぞれのうるわしい生を送っているのです。」
    (同 34行~36行 ルビは[ ]に記入。)

    つまり天国の高低は、ダンテに分かりやすく示すためのサイン・方便に過ぎず、天国に住む全ての魂は神の君臨する「至高天」で暮らしているのです。
    発想を逆転させると「月光天」という最も低い定めも、むしろピッカルダたちの謙譲の美しさを引き立たせている、とも取れます。
    ともあれピッカルダも、神の愛に包まれて満たされているのです。

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    2024年03月03日
  • 神曲 煉獄篇

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    ダンテの神曲。
    いろいろな訳を3から4種類持っていますが、何度も読んでいるのはこちらの平川さんの訳です。
    挿絵もきれいで読みやすく一番気に入っています。

    #怖い #深い

    0
    2024年02月29日

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