作品一覧

  • 差別の民俗学
    4.0
    「柳田民俗学の最大の欠陥は、差別や階層の存在をみとめないことだ。いつの時代であろうと差別や階層があるかぎり、差別される側と差別する側、貧しい者と富める者とが、同じ風俗習慣をもっているはずがない。」すべての底辺、すべての下層からその民俗を掘り起こし、人間存在の根源的病巣「差別」の起源と深層構造に迫った、民俗学の巨人・赤松啓介のひとつの到達点。人間解放の原理、平等原理に貫かれた著者のまなざしは、限りなくあたたかい。【解説:赤坂憲雄】
  • 性・差別・民俗
    4.0
    夜這いなどの村落社会の性民俗、祭りなどの実際から部落差別の実際を描く。柳田民俗学が避けた非常民の民俗学の実践の金字塔。
  • 夜這いの民俗学・夜這いの性愛論
    -
    筆下し、水揚げ、若衆入り、夜這い……。ムラであれマチであれ、伝統的日本社会は性に対し実におおらかで、筒抜けで、公明正大であった。日本民俗学の父・柳田国男は“常民の民俗学”を樹ち立てたが、赤松は、「性とやくざと天皇」を対象としない柳田を批判し、“非常民の民俗学”を構築し、柳田が切り捨ててきた性民俗や性生活の実像を庶民のあいだに分け入り生き生きとした語り口調で記録した。『夜這いの民俗学』『夜這いの性愛論』の二冊を合本した本書は、性民俗の偉大なフィールド・ワーカー赤松啓介のかけがえのない足跡を伝える。【解説:上野千鶴子】

ユーザーレビュー

  • 差別の民俗学

    Posted by ブクログ

    最近社会学とか民俗学の本を読まなくなって久しいが、ひょんな事から昨日購入して早速読み始めたら非常に読みやすい。この手の本を一日で読み終えたのは久しぶりです。

    古文や漢文のところや、色んな用語の意味がわからないことが多々あるが、そのあとの解説で全体として今でも主張が理解できるのは素晴らしいことだと思う。

    第3章が特に読み応えがありました。同著者の夜這いの民俗学とか非常民の民俗学も読んでみたくなりました。

    追記:沖浦 光赤著『幻の漂泊民・サンカ』文春文庫を引き続いて読んでいますが、赤松啓介先生の主張は少し行き過ぎの感があります。例えば、
    時代や状況など考慮する要素はあるにしても、柳田国男先生

    0
    2012年07月24日
  • 差別の民俗学

    Posted by ブクログ

    差別というものは、非抑圧な「一般」が張り切ってするもので、少数者にいたってはもう必死にするものなのだ、という当然なんだがあまり言われないことを、自分の体験を語るなかで述べている。中盤に、同じ説話についての3人の論文というのが載っていて、ここに南方熊楠のものが採録されていた。

    0
    2009年10月04日
  • 差別の民俗学

    Posted by ブクログ

    「夜這い」で有名な赤松氏の論集.柳田民俗学を痛烈に批判し,そこから漏れ落ちた非差別部落を初めとした差別の重要性を,著者が地べたを這いながら収集した様々の習俗から説き起こしている.

    0
    2009年10月04日
  • 性・差別・民俗

    Posted by ブクログ

    150ページめちゃくちゃ同意。
    やはり今の日本はそれまでの性規範と明治以降の純潔貞操観念の悪いところ混ぜた悪魔合体なんだと改めて思った。

    0
    2025年10月09日
  • 差別の民俗学

    Posted by ブクログ

    日本にある「差別」を知り、考えるきっかけを与えてくれる良書。平和ボケした脳みそに良い刺激となるでしょう。

    0
    2009年10月04日

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