作品一覧

  • 日本企業はなぜ世界で通用しなくなったのか
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    “日本再生”のヒントがここにある― ガン治療薬「インターフェロン」を生んだ異能者・フェローが語る、“直観力”を活かす仕事術とは? 戦後、日本は「技術大国」として、世界中に多種多様な日本ブランドを広めてきました。 しかし近年、日本企業は元気がなく、外国企業の後塵を拝することが多くなっています。 本来の「日本の力」を取り戻すための方法はあるのか……? かつて経営者として世界と戦い、現在も新しい商品開発を続けるフェローが日本企業の良否を検証する一冊です。 本来の「日本の力」を取り戻そう! ●「温故知新」― 先人たちに学ぶ ●「オンリーワン」の“モノ作り”に「市場調査」はいらない ●「責任」をとるのがリーダーの仕事 ●地方企業がアメリカの先端企業に勝利! ●外国人との交渉術 ●岡山から世界へ ~地域に根ざした企業 ●次の世代に、より良い日本を残すために etc.
  • 林原家
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    岡山のバイオ企業、林原は長らく同族経営の手本とされてきました。 元社長の著者は、日本経済新聞の「私の履歴書」に当時の史上最年少で登場。 そんな名門企業がなぜ倒産しなければならなかったのか。 父、林原一郎との対立、末弟との絶対的上下関係、早世したもう一人の弟との約束。 林原家に深く埋め込まれた、破綻に向かう必然のストーリーを、著者が初めて明らかにします。

ユーザーレビュー

  • 林原家

    Posted by ブクログ

    ★★★★★
    岡山の名門企業「林原」の突然の破綻、そして異例の配当率93% 
    弟専務「破綻」についで、兄の社長が書いた「破綻経営史」日本では珍しい
    そもそもの疑問
    1.なぜ会社更生法だったのか 
    2.主力銀行の判断は 中国銀行・住友信託銀行
    3.経営実態を把握していたのは 会計監査は未導入

    P171「経営の本質」長期戦略の決定 この覚悟は凄い 
    オーナー経営者の凄み ミツカン
    経営者のリーダーシップは大きな意味がある
    オーナーシップの重要性 サラリーマン経営者とは全く違う

    結局ガバナンスが確立していなかったことが、
    企業規模との兼ね合いで命取りになった
    自分で脱皮で

    0
    2021年06月02日
  • 林原家

    Posted by ブクログ

    弟の出している「破綻」にくらべて潔く失敗を振り返ってうるとこおり、粉飾決算の会社の社長とはいえ好感が持てる。技術者であり経営者では無かった。素晴らしい技術があっただけに、優秀な経営人材が入ればと感じる。

    0
    2016年02月18日
  • 林原家

    Posted by ブクログ

    カバヤ食品・インターフェロン・トレハロースで有名な林原コンツェルンの破綻を描いた本。債務超過に陥り、粉飾決算の道を取る。同族経営であっても、内部統制が正しく機能していたらと考えさせてくれる1冊。

    0
    2016年01月06日
  • 林原家

    Posted by ブクログ

    典型的な粉飾決算事件。決算の明細を開示しない同族企業は危ない、というこれまた典型的な事例である。

    先代の林原一郎以来、林原は果敢な経営に挑んできた。その結果、父一郎は二度会社を潰している。子の健も持ち味は違うが、本質的には同じ。研究開発という兄の道楽を、弟が財務的な手練手管で支えていただけのことだ。

    そして同族経営が持つ本質的な危うさ。今日の資本主義的世界において、一族とは遺産相続を争うライバルであって、中世の頃のような環境における一族観を期待しても仕方あるまい。その見方を養えただけでも読む価値があった一冊。何より、林原健元社長の感情を抑えつつ、冷静に書き残そうとする筆致が良い。

    0
    2015年01月19日
  • 林原家

    Posted by ブクログ

    読みやすい本です。トレハロースで有名な株式会社林原の破綻について書かれた本です。破綻の理由は、兄弟間の根拠のない信頼感だったとしています。同族経営の是非について、独自の経営理論に基づき語っています。162頁 誤字 誤:送り込めるからた。正:送り込めるからだ。

    0
    2014年12月15日

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