作品一覧

  • アジアの独裁と「建国の父」 英雄像の形成とゆらぎ
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    1巻2,640円 (税込)
    毛沢東、金日成、ホー・チ・ミン、アウンサン、シハヌーク、ジンナー、ナザルバエフ、カリモフ、ニヤゾフ、李承晩、蒋介石、スカルノ── 独立や革命を達成したアジア諸国では、独立闘争や革命の時期に指導者であった人物を「建国の父」として讃え支配の正統性シンボルに活用した。こうした「建国の父」像は、どのように継承され、変容していったのだろうか。本書は、それらを解いていったアジア近現代史、比較政治研究の書である。
  • つながるビルマ、つなげるビルマ
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    1巻2,090円 (税込)
    2021年2月の国軍によるクーデター以降、多くの市民に甚大な被害が出ているビルマ(ミャンマー)。国軍と闘い続ける市民による新しい民主的ビルマは実現するのか。ビルマ近現代史研究者として40年以上この国を見つめ関わってきた著者が、素朴で豊かな人々の日常や文化を心温まるエッセイで描きながら(第Ⅰ部)、現在に至るまでビルマが抱え続けている負の歴史と現実を伝え、日本をはじめとする国際社会の役割を問う(第Ⅱ部)。 【目次】 第Ⅰ部 ヤンゴン大学教員寮にて 第Ⅱ部 ビルマの民主化とわたしたち ・アウンサンスーチーの生き方 ・ビルマ 民主化への道のり ・ビルマ民主化の行方 ・熾烈な持久戦が続くミャンマー ・危機のなかのミャンマー ・クーデター後のミャンマー ・「絶望」的状況の中の「希望」 ・ミャンマーと香港の民主化運動 ・隣人としての在日ビルマ難民 エピローグ……学生・市民へのメッセージ
  • 物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    民主化運動の指導者アウンサンスーチー、壮麗なパゴダ、『ビルマの竪琴』などで知られ、潜在力の高い新興市場としても注目されるビルマ(ミャンマー)。王朝時代に始まり、イギリス植民地時代、日本軍による占領期。戦後の独立後は、ビルマ式社会主義、23年間にわたる軍政期、そして2011年に民政へ移管し、改革の進む現代まで。知られざる多民族・多言語・多宗教国家の歩みをたどり、未来を展望する。
  • アウンサンスーチー 変化するビルマの現状と課題
    3.4
    1巻858円 (税込)
    3度目の長期軟禁から解放され、国民民主連盟(NLD)を率いてミャンマー民主化へ確実に歩を進める改革の指導者・アウンサンスーチー。その思想と生涯、そして激変するアジアにおけるミャンマーの情勢を解説。

ユーザーレビュー

  • 物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで

    Posted by ブクログ

    【狭間での紆余曲折】アウンサンスーチー女史や軍制といった政治的文脈のみならず,近年は投資先としても注目を集めるミャンマー(ビルマ)。近現代を中心としてその奥深き歴史に迫る作品です。著者は,上智大学外国語学部で教授を務める根本敬。

    新書の中ではかなり分厚い部類に入ると思うのですが,それ故に比較的に深みを伴った記述がなされており,しっかりと腰を据えてミャンマーの歴史を学びたい人にはピッタリの一冊。特にナショナリズムや少数民族に関する問題の頁は,今日のミャンマー情勢を考える上でも大変に参考になりました。

    〜彼女の思想を考察してみると,アウンサンスーチーは,「強い女性」とはいえ「頑固」で「妥協知ら

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    2018年07月09日
  • 物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで

    Posted by ブクログ

    ミャンマー(ビルマ)の英国占領後からの近代史が400ページにわたり解説されている。非常に明快で、いまミャンマーに住む者として、なぜ現在の状況があるのか理解が深まる一冊である。古い歴史を知るには物足りないかもしれないが、いまのミャンマーに関心があるならばぜひおすすめしたい。

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    2016年11月11日
  • 物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで

    Posted by ブクログ

    東南アジアに位置する他民族・多言語・他宗教の国家であるビルマ(ミャンマー)について、近現代史を中心にその歴史を解説。
    結構な分量であるが、2013年時点までのビルマ(ミャンマー)の歴史のエッセンスがよくまとまっており、2021年2月に発生した国軍のクーデターの歴史的背景を知る上でも勉強になった。
    また、本書では、ビルマ人の名前には姓がないということや、ビルマのことわざ(「弟子のデキの悪さは先生の頭の悪さ」、「建ててはじめて檀家」など)などの小ネタが随所にコラムとして挿入されており、それも(知的に)面白かった。
    英国の植民地支配期や日本の占領期における「抵抗と協力のはざま」といえるビルマ人の対応

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    2021年06月20日
  • 物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで

    Posted by ブクログ

    イギリス植民地とされる直前から現代までのミャンマー通史をわかりやすく記述した本。権力争いの耐えないビルマの歴史からは、人間のあり方を考えさせられる。

    ミャンマー旅行に行く前に、現地について理解を深めるために読んだ。そのおかげで、NLDの存在や、ヤンゴン大学、各所でみかけるアウンサンスーチーのカレンダーや写真から、より多くの読みとる事ができた。読んでよかった。

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    2018年11月24日
  • アウンサンスーチー 変化するビルマの現状と課題

    Posted by ブクログ

    ミャンマーの民主活動家「アウンサンスーチー」。名前を聞いたことはあっても実際にどんな活動をしていて、どんなバックボーンなのか知らないことに気が付く。。。なのでこの本を手にしてよかった!おおよその概要はつかめた!そして、なぜ日本と密接な関係があるのかも!

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    2018年04月04日

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