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3度目の長期軟禁から解放され、国民民主連盟(NLD)を率いてミャンマー民主化へ確実に歩を進める改革の指導者・アウンサンスーチー。その思想と生涯、そして激変するアジアにおけるミャンマーの情勢を解説。
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Posted by ブクログ
ミャンマーの民主活動家「アウンサンスーチー」。名前を聞いたことはあっても実際にどんな活動をしていて、どんなバックボーンなのか知らないことに気が付く。。。なのでこの本を手にしてよかった!おおよその概要はつかめた!そして、なぜ日本と密接な関係があるのかも!
アウンサンスーチーの半生と政治への関わりについて述べた本。 ビルマの現代史を知る上でも役に立つ本だと思います。 ビルマ社会の問題について述べた本ではありますが、日本社会の問題についても考えさせられます。 とりあえず、現在のアウンサンスーチーの立ち位置について、よく理解することができました
根本敬、田辺寿夫著「アウンサンスーチー」角川ONEテーマ21(2012) *1960年、アウンサンスーチーの母親は駐インド大使に任命された。父親はミャンマー独立の父であるキンチーである。(スーチーが2歳のときに死亡)インドではジーザスメアリー修道院学校を経て、レイディーシュリラムカレッジに進学。当時...続きを読むのネルー家とも親睦を深めた。40歳のとき日本の京都大学東南アジア研究センター(現在の東南アジア研究所)に客員研究員として迎えられ10ヶ月を過ごした。 *彼女の生き方を簡潔に述べれば「対立のはびこるビルマにあって、対立や復習ではなく、あくまでも対話を通じて和解を求めようと模索する事が大切である」。自分と他社との関係の自覚化、客観視を心がけそのために話し合いや相互理解の努力を限りなく尊重していった。 *彼女の思想の特徴は、「1人ひとりが心の中の恐怖を乗り越える事」から出発をしている。もう一つの柱は、「正しい目的と正しい手段をつなげる事である。つまり正しい目的の達成は正しい手段によってのみ達成される」という考えである。 *1948年に英国から独立したビルマは最初の14年間こそ主要少数民族の自治権を一定程度認めた連邦制を採用していたが、1962年以降は連邦の名称を国名にのこしつつ、政府による中央集権的な支配に切り替えている。ビルマには様々な民族が住む他民族国家であった。全部で135民族がいるとされている。その多くが上座仏教を信仰している。
二部構成となっていて、前半ではビルマの近代史が分かりやすく書かれていて、いい勉強になった (かつて、スーチーさんが京大で客員研究員だったことは初めて知った)。旧ユーゴがたどったような民族紛争が起きないことを願うばかり。
この本の出版は2012年6月。2021年10月の今、「ビルマ」の今の情勢をみると考えさせられることが多い。正直、私は権力を握っていた時代の「ドー・スー」(マダムスー)の少数民族への接し方には裏切られた感が強い。だが、今の状況がほめられたものでもない。感想だけで述べるのは大変な状況にある。大学時代の政...続きを読む治学で東南アジアの歴史をいろいろ勉強した身からするとそう思う。「ビルマ」は東南アジアと分類することもムリがあるところもありますが。
女史の経歴や思想や活動に触れる第一歩に最適という印象。在日ビルマの方々にも書かれているのが私には良。
アウンサンスーチーさんの思想や目指すものについて知ることができた。 「人々が民主主義を求める場合、権利としての民主主義を口先でだけ求めても効果は無い。一人一人が民主主義にふさわしい行動を通じてそれを具体的に求めなければならない」 日本人も「ちっとも政治が良くならない」と文句を言うのではなく、「日本...続きを読むを変えよう」と一人一人が行動で 示していかないといけない、と思った。
スー・チー氏は、ミャンマーの少数民族問題に対処し得ないのではないか、と思っていたが、彼女は浅薄な理想主義者ではないことが読み取れた。 国民の圧倒的支持を得られていることが、納得出来る。 前半の理路整然たる根本教授の叙述に対し、後半のジャーナリストによる記述が非常に読み難い。時系列もポンポン飛ぶし、ミ...続きを読むクロな知己の話ばかりで(ジャーナリストなので仕方ないが)、扇情的過ぎて本書のサブタイトルにはそぐわない印象を受ける。 前半部だけなら、星5つ相当の良書。
上智大学の先生とジャーナリストの共作で、アウンサンスーチー氏を支援する立場からの論考。 現在のミャンマーの軍事政権が方針を転換して、彼女の軟禁を中止し、NLDの活動を認めるとともに、補欠選挙ではNLDが大勝をした。 しかし、総選挙はすでに実施されており、そののちに彼女を軟禁から解放したこと...続きを読むから、NLDの全体に占める議席はわずかであり、また、憲法上、軍人が一定の議席を常に占めること、主要な大臣は軍人であることなど、非民主的な部分を残す制度の中でのアウンサンスーチー氏の活動開始であることに注意すべきだる。 また、彼女も2度軟禁を開始してすぐにい軟禁されるという厳しい経験を積んでいることから、対内的には慎重に軍事政権とも妥協を図りつつ、民主化を目指すものと思われる。 日本人ジャーナリストが殺されたことで、中止していたODAの本格供与を再開した。 しかし、軍事政権がどこまで民主化を進めていくのかについては、注視が必要だろう。ちなみに、NHKのワールドwaveでは、アウンサンスーチー氏は、ノーベル平和賞の受賞時にできなかったスピーチを行うとともに、パリなどを訪問して、存在感をしてしているが、どのような発言をしているのか、知りたいところだ。
二部構成でビルマの今を紹介する。前半は、民主化運動の指導者スーチー女史の半生とその歩み、その思想を紹介。後半は太平洋戦争以降のビルマと日本の関係を概観。新書で類書が少ないので貴重かつ簡便な一冊。
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アウンサンスーチー 変化するビルマの現状と課題
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