作品一覧

  • 大統領府から読むフランス300年史――エリゼ宮の権力亡者たち
    -
    1巻737円 (税込)
    フランス大統領の仕事場であり生活の場でもあるエリゼ宮。歴代の住人には、ルイ15世の愛人ポンパドール夫人や皇帝ナポレオンも名を連ね、大統領府となる以前からフランスの権力争いの中心だったことがうかがえる。愛人を連れての入居、暗殺、白血病で死の数日前まで閣議…など歴代大統領の逸話も劇的だ。フランスの歴史がよくわかり、同時にフランス人の生態をも浮き彫りにしてくれる、元産経新聞パリ支局長の手になる稀有な1冊。
  • ココ・シャネルの真実
    3.0
    1巻902円 (税込)
    トップブランドを一代で築き、19世紀的価値観を破壊した「皆殺しの天使」ココ・シャネル。虚実ない交ぜに語られてきたその生涯に、名物敏腕特派員が迫る。出自の謎、数々の愛人たち、ベル・エポックと事業の成功、大戦中の対独協力疑惑、そして戦後の復活……。激動の20世紀史そのものである「革命家」の歩みを、綿密な取材によってたどる、本格現代史ノンィクション!解説:鹿島茂
  • フランス人の不思議な頭の中
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    「華やかな芸術の国」の印象が先行するフランス。実は、エリート大国、移民大国、勝利至上主義の国といった別の顔を持っている! 大手新聞者のパリ支局長を20年以上務めた著者が日本人の知らない大国を綴る。
  • パリの福澤諭吉 謎の肖像写真をたずねて
    -
    1巻1,760円 (税込)
    1862年、文久遣欧使節団の通訳としてパリに渡った福澤諭吉は当時、27歳の若者。パリで撮影した肖像写真は、無名の下級武士だったにもかかわらず、フランスの人類学者デッカーから、「日本人の典型的なエリートの顔」と賞賛される。  後年、「日本のヴォルテール」と称された、若き日の福澤諭吉は滞在中、パリを縦横に駆けめぐった。帰国後、『西洋事情』を執筆し、20万部を超える大ベストセラーとなる。  本書は福澤諭吉のパリでの行動をつぶさに追うとともに、福澤の肖像写真を撮影した謎の写真家・ポトーの足跡をたどる。  フランスを最もよく知るジャーナリストとして名高い、パリ在住25年の山口昌子が10年にわたって取材を重ねた力作である。福澤が立ち寄った書店、ホテル、博物館を訪ねるとともに、日本ではほとんど無名の写真家、ポトーの生涯を追っている。写真はすべて著者の撮影。初めて明らかになった福澤諭吉のエピソードも満載である。
  • 原子力はいる? いらない? 原発大国フランスと脱原発ドイツ
    -
    1巻1,870円 (税込)
    ■原子力のメリット、デメリット 原発再稼働と 電気代高騰→物価上昇 選ぶならどっち? ■「たかがエネルギー」だと物価はどんどん上昇し外国から支配される ■エネルギーの全てを中東・ロシア・中国に依存して大丈夫か ■原発・核燃料サイクル、世界最高水準の技術を持つ日本 ■本当の脅威は、日本のエネルギー資源を他国にコントロールされること? ■忘れてはならない!80年前日本が戦争をはじめたのは米国にエネルギーを止められたから!? 序章 百八十度“違う”フランスとドイツ 第1章 戦争とトランプ大統領再選で激変するエネルギー地政学 第2章 「リスクゼロ」が日本のエネルギー政策の“最大のリスク” 第3章 検証、「原発はいらない」は本当か 第4章 もし原発がテロや戦争で攻撃されたら 第5章 「再エネ」推進で突き進む“中国依存” 第6章 日本が「核燃料サイクル」を目指した理由 終章 戦争を防ぐ「エネルギー安全保障」の意志を継げ 【著者プロフィール】 川口マーン惠美(かわぐち・まーん・えみ)     日本大学芸術学部音楽学科卒業。1985年、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科卒業。1990年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される。2013年『住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち』、2014年『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社)がベストセラーに。『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)が、2016年、第36回エネルギーフォーラム賞の普及啓発賞、2018年、『復興の日本人論』(グッドブックス)が同賞特別賞を受賞。その他、『そしてドイツは理想を見失った』、『世界「新」経済戦争 なぜ自動車の覇権争いを知れば未来がわかるのか』(ともにKADOKAWA)、『メルケル仮面の裏側』(PHP研究所)、『左傾化するSDGs先進国ドイツで今、何が起こっているか』(ビジネス社)、『ドイツの失敗に学べ!』(ワック)、『優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音』(小社刊、福井義高との共著)、『移民難民 ドイツからの警鐘』(グッドブックス)など著書多数。 山口昌子(やまぐち・しょうこ) ジャーナリスト。慶應義塾大学文学部仏文科卒。1969~1970年に仏政府給費留学生としてパリ国立ジャーナリスト養成所(CFJ)に留学。1974年同校の「ジャーナリストのための欧州講座」に出席。産経新聞入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長を経て1990~2011年まで産経新聞パリ支局長。1994年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。2013年仏レジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエ章、2023年同章のオフィシエ章に昇格。『大国フランスの不思議』(KADOKAWA)、『フランスよ、どこへ行く』(産経新聞出版)、『ココ・シャネルの真実』(講談社)、『ドゴールのいるフランス』(河出書房新社)、『パリの福澤諭吉』(中央公論新社)(仏訳あり)、『原発大国フランスからの警告』、『フランス流テロとの戦い方』(いずれもワニブックスPLUS新書)、『パリ日記(全5巻)』(藤原書店)など著書多数。

ユーザーレビュー

  • フランス人の不思議な頭の中

    Posted by ブクログ

     フランスと言うと、美食、芸術、ファッションが浮かんでくるがそれだけではない。国なので、政治、経済もある。なんといってもフランスは農業大国で、原子力発電、宇宙、TGVのような技術の面でも目立っている。


     そんなフランス人の頭の中はどうなっているのか。次の章から構成されている。


     1.フランス人は好戦的
     2.悪口を行ってはいけない三偉人
     3. エリートが牛耳る国
     4. 男も女もリべルタン(好色)!?
    5. 永遠の克服課題
     6.移民大国の悩み
     7.治安悪化と人権問題
     8.バカンスの功罪
     9.美食大国は一日にして成らず


     フランス人は、勝利に対する執念があると聞いて、そ

    0
    2016年05月23日
  • ココ・シャネルの真実

    Posted by ブクログ

    CHANEL と言えば世界中で知らない人がいない高級ブランドだが、その生みの親 Coco Chanel の人生については実はまったく知らなかった。コルセットと装飾過多なドレスから女性を解放し、自由で自立した女性に相応しい動き易くかつエレガントなファッションを提案して、かつ自らもそのような新しい女性像の具現であったシャネルは、しかし、虚偽の出生を語り、第二次対戦時の対独協力疑惑から逃れるために 15年に亘って隠遁するなど、波瀾万丈の人生と恋愛遍歴を持つ。そんな彼女の人生を、日経新聞に調査報道として連載した記事をもとに編集したのがこの本…なのだが、この著者、調べたこと、知っていることは全て書かない

    0
    2025年07月02日
  • ココ・シャネルの真実

    Posted by ブクログ

     1883年から1971年。二十世紀、第一次、第二次世界大戦と怒涛のような歴史のうねりの中を力強く生きてきた、抜群のセンスを持つ女性の物語だ。シャネルに関しては何度も本や映画でその生き様を確認してきたが、この本ではシャネル本人よりも、彼女が生きた時代や周辺の人たちにスポットを当て、深く掘り下げている。
     生まれた町ソーミュールのこと。生まれた時代の女性の地位。オーバジーヌの孤児院から寄宿舎のあるムーランへ。カフェ通いから最初の恋人エティエンヌ・バルサンとの出会い。ロワイヤリュでの生活、そこにある「コンピエーヌの森」では独仏の休戦協定の調印式が二度行われている。一回目はフランス側の勝利として(1

    0
    2016年08月11日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!