山口昌子のレビュー一覧

  • フランス人の不思議な頭の中

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     フランスと言うと、美食、芸術、ファッションが浮かんでくるがそれだけではない。国なので、政治、経済もある。なんといってもフランスは農業大国で、原子力発電、宇宙、TGVのような技術の面でも目立っている。


     そんなフランス人の頭の中はどうなっているのか。次の章から構成されている。


     1.フランス人は好戦的
     2.悪口を行ってはいけない三偉人
     3. エリートが牛耳る国
     4. 男も女もリべルタン(好色)!?
    5. 永遠の克服課題
     6.移民大国の悩み
     7.治安悪化と人権問題
     8.バカンスの功罪
     9.美食大国は一日にして成らず


     フランス人は、勝利に対する執念があると聞いて、そ

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    2016年05月23日
  • ココ・シャネルの真実

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    CHANEL と言えば世界中で知らない人がいない高級ブランドだが、その生みの親 Coco Chanel の人生については実はまったく知らなかった。コルセットと装飾過多なドレスから女性を解放し、自由で自立した女性に相応しい動き易くかつエレガントなファッションを提案して、かつ自らもそのような新しい女性像の具現であったシャネルは、しかし、虚偽の出生を語り、第二次対戦時の対独協力疑惑から逃れるために 15年に亘って隠遁するなど、波瀾万丈の人生と恋愛遍歴を持つ。そんな彼女の人生を、日経新聞に調査報道として連載した記事をもとに編集したのがこの本…なのだが、この著者、調べたこと、知っていることは全て書かない

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    2025年07月02日
  • ココ・シャネルの真実

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     1883年から1971年。二十世紀、第一次、第二次世界大戦と怒涛のような歴史のうねりの中を力強く生きてきた、抜群のセンスを持つ女性の物語だ。シャネルに関しては何度も本や映画でその生き様を確認してきたが、この本ではシャネル本人よりも、彼女が生きた時代や周辺の人たちにスポットを当て、深く掘り下げている。
     生まれた町ソーミュールのこと。生まれた時代の女性の地位。オーバジーヌの孤児院から寄宿舎のあるムーランへ。カフェ通いから最初の恋人エティエンヌ・バルサンとの出会い。ロワイヤリュでの生活、そこにある「コンピエーヌの森」では独仏の休戦協定の調印式が二度行われている。一回目はフランス側の勝利として(1

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    2016年08月11日