作品一覧

  • 日韓関係史
    4.2
    1巻924円 (税込)
    日韓関係は,なぜここまで悪化してしまったのか.交流が増えるにつれて,日韓の相互理解は進むはずではなかったのか.――その謎を解明するため,本書は一九四五年から現在に至る歴史を,北朝鮮・中国など国際環境の変容も視野にいれながら,徹底分析する.一つの生命体のように変化を遂げる日韓関係の履歴と未来とは.

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  • 叢書 東アジアの近現代史 第1巻 清朝の興亡と中華のゆくえ 朝鮮出兵から日露戦争へ
    5.0
    1~4巻2,310円 (税込)
    満洲人が漢人を支配してうちたてた清朝。満(マンジュ)、漢、蒙(モンゴル)、藏(チベット)、回(ムスリム)を版図におさめる「盛世」を達成から、20世紀初頭の崩壊まで。朝鮮出兵や日清・日露戦争、あるいは、朝鮮や台湾、モンゴル、ロシアとの関係など、激動する東アジアの視点から大きなスケールで活写する。そこに、現在の問題の淵源が見えてくる。
  • 暗雲 韓国
    -
    1巻220円 (税込)
    韓国経済を暗雲が覆っている。液晶テレビや自動車など、次々と日本企業のシェアを奪った一時の勢いは見られない。韓国で今、何が起きているのか。本書は、週刊エコノミスト2014年9月9日号の特集「暗雲 韓国」を電子書籍にまとめた。 主な内容は以下のとおり ・深刻化する内需の不振、「日本型デフレ」回避に躍起 ・低価格スマホで中国勢が突き上げ、大幅減益のサムスン電子 ・インタビュー 石田賢・元日本サムスン顧問「最悪のタイミングで倒れた李健熙会長」 ・北米市場で伸び悩み目立つ現代自動車  ・相次ぐ銀行管理、経営破綻、苦境に陥る中堅財閥 ・「4大」から「2大」に、広がる財閥間の格差 ・ウォン高の憂鬱、リーマン・ショック後3割超の上昇 ・セウォル号事故がもたらした深刻なる政治空白 ・ITの旗手NAVER 難産の末に日本でLINEが成功 ・中韓“蜜月”の裏側 ・北朝鮮で拡大する「非公認」経済 ・中国も北朝鮮の扱いに苦慮 ・K-POPの海外進出、日本市場に8割を依存
  • 韓国 ――民主化と経済発展のダイナミズム
    3.0
    1巻715円 (税込)
    二〇〇二年末の韓国大統領選挙では当初の予想を覆して盧武鉉が選ばれたが、この選挙はインターネットが帰趨を制するという前例のないものだった。それに象徴されるように、この一五年で韓国の政治・経済は大きく変わった。民主化抗争を経てダイナミックに変貌を遂げた韓国政治。一九九七年にアジア経済危機に巻き込まれたものの、その後劇薬ともいえる新自由主義政策によって急回復を遂げた韓国経済。北朝鮮の活開発危機などの厳しい国際環境の制約の中で、どのような力学が韓国を突き動かしているのか。それに日本はどのように向き合ったらよいのか。韓国の実像に様々な角度から迫る、最新入門書。

ユーザーレビュー

  • 日韓関係史

    Posted by ブクログ

    1章
    日清戦争、日露戦争で朝鮮における優位を確保
    安心させ騙しておいて侵略した。国家の道義性を問題視。
    朝鮮人を軍事的に動員することも行われた。軍人軍属として動員された朝鮮人は戦後の厚生省の調査で36万人に及ぶ。
    慰安婦については全体として数万人規模の日本軍慰安婦が動員されたが、半分に満たない程度が朝鮮人女性であったと推定される。韓国側はこれより多く見積もり強制性も高かったと主張。日本は少なく見積もり強制性は低かったと主張。
    2章
    1962年の時点で日本は無償3億ドル供与、2億ドル低金利で貸付、1億ドル民間投資することで合意。(1965年に3億ドルの民間投資に増えたが。)
    国交正常化当時1年間

    0
    2025年08月12日
  • 日韓関係史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     これは圧巻です。 新書でここまで書けるとは素晴らしい!
     
     主に1945年以降の日韓関係を記述していますが、事実関係を丁寧に扱いながら、「非対称から対称へ」という独自の見方で潮流を読み解きます。特に優れているのは、日本・韓国それぞれの立場・意識・価値観の違いを、極めて冷静・客観的に分析している点。これを読むと、隣国であっても、「正義」(約束・合意を守ろうとする「手続き的正義」の日本と、その時の関係当事者が納得する「実質的正義」の韓国)や「歴史」の捉え方で、お互いに大きな違いがあることがわかります。

     特に、第4章では、①国力(パワー)の「均衡化」、②体制価値観の「均質化」、③日韓関係の「

    0
    2021年11月30日
  • 日韓関係史

    Posted by ブクログ

    読みやすさ★★★★☆

    日韓関係は、両国だけでなく米中朝との地政学的な視点やパワーバランスの変化なども大きく関わってくる。両国の問題はどこに起点があって、どこからなぜどうようにズレているのか、非常にわかりやすかった。にしても長い。ここ最近で一番時間かかった。

    0
    2025年05月11日
  • 日韓関係史

    Posted by ブクログ

    こんなに近いのに、こんなに遠い日本と韓国の関係を1876年の日本の開国要求を受け入れた朝鮮の「開国」や1910年の「韓国併合条約」の時代も踏まえつつ、日本にとっては敗戦、韓国にとっては独立という1945年からの関係史を詳細に記しています。それは知っているつもりで、知らないそれぞれの国民の心の動きの歴史だったりします。「非対称」から「対称」な関係へ、というこの長い間の歴史を、理解している日本人は少ないのではないか、と思いました。特に本書で初めて目にした「移行期正義」という概念は印象に残りました。前政権のやった事を徹底的に糾弾してバージョンアップを続ける韓国社会と、戦前・戦後さえシームレスに繋がっ

    0
    2022年01月10日
  • 日韓関係史

    Posted by ブクログ

    1910年の韓国併合から1945年の解放(終戦)までを日韓関係「前史」として述べる。その知識を前提に現在までも日韓関係をいくつかの節目で分ける。1945~70年:冷戦下における日韓関係の「誕生」。1970年代・80年代:冷戦の変容と非対称的で相互補完的な日韓関係。1990年代・2000年代:冷戦の終焉と対称的な日韓関係の到来。2010年代:対称的で相互競争的な日韓関係へ。韓国の経済力の向上と引き換えに日本の経済力の減少で以前の上下的な関係から、平等的な対称関係になった。しかしながら、両国民の意識には、「これ以上韓国のいうことを聞いてはいけない」と「日本には容易に譲歩してはならない」の二つの感情

    0
    2021年10月02日

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