作品一覧

  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」
    4.3
    1巻1,257円 (税込)
    『モモ』『はてしない物語』などで知られるファンタジー作家ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、実体経済や生活現場から乖離し暴走しはじめている「お金」を根源から問い直す旅に出かけた。忘れられた思想家シルビオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方や、欧米に広がる地域通貨の試みの数々をレポートする。

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ユーザーレビュー

  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

    Posted by ブクログ

    人生で初めて「お金とは何か」について学んだ本。お金については、電化製品と同じように、なんとなく使い方を知っているから「知っている」気になっていた。ところが、お金のメカニズムについては、電化製品と同じく、まるでわかっていなかった。

    冒頭でエンデは、以下のように語る。

    「重要なポイントは例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は、2つの全く異なった種類のお金であるという認識です」

    お金には、交換媒体、価値尺度、価値保蔵の3つの機能がある。パン屋でパンを買うお金は、最初の2機能だが、資本としてのお金とは、価値を保蔵できるがゆえに成り立つ。そして、価値

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    2021年12月19日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

    Posted by ブクログ

    Mon, 24 May 2010

    大作です.
    地域通貨や現代の金融の問題を問うならば必ず読まねばならない本であろう.

    NHKが作成した番組「エンデの遺言」をベースにして著作としてまとめた本.
    分担執筆のために,全体での微妙な冗長さは後半にあらわれるが,
    良くできた本だとおもう.

    エンデとは「モモ」の作者ミヒャエル・エンデのこと.
    モモの隠れたテーマは,貨幣,利子,現在の金融システムの問題点だそうだ.

    貨幣とは何か?貨幣の歴史を知る上でもよく説明された読み甲斐のある本である.

    日本における地域通貨のブームも,この番組を発端としてあらわれたという.

    あなたの世界観を変えるかも知れない,

    0
    2015年01月04日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

    Posted by ブクログ

    なぜ世の中に美味しい話が存在するのか。そういったものに興味があったからこそ、根底から考え方を変えさせてくれた本。本や創造性についてと得られるものが多かった。非常におすすめ。

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    2014年04月06日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

    Posted by ブクログ

    なかなか気になりつつ手が出なかったのですが、やっと読みました。
    自分達が使うお金というものの本質を垣間見れた気がします。
    また、お金、仕事、コミュニティについて改めて考えてみたいと思います。地域通貨やリングをもっと勉強してみたいと思いました。

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    2012年11月24日
  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」

    Posted by ブクログ

    エンデがシュタイナーの学校にいたのはほんの短い間だったようだが、
    父親の生き方と共に
    共生社会を目指して実践したシュタイナーの思想を強く受け継いだ
    文学畑だけに留まらず文化政治経済の社会に入り込み
    あきらめずに直接働きかけ続けた人でもあった
    彼は「もも」というファンタジーで「時間」の暴力性を世に問いかけた
    金貨は薄められた偽物となり、ついに裏付けのない紙幣になったとき
    貨幣が時間に取り込まれてしまう
    凧の糸が切られ船の錨が外される
    乗っ取るのはアブク銭を目論む利息経済システムである
    この多国籍とかグローバライーゼーションという名の幽霊船は
    けして国境を開放するわけではない

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    2012年03月07日

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