作品一覧

  • アンソロジー 料理をつくる人
    3.5
    1巻836円 (税込)
    どんな料理であっても、そこにはつくり手の感情が込められているものです。プロが提供する料理は支払われた報酬と引き換えにお客さまを満足させるために、家庭料理は同じ食卓を囲む家族の健康や団らんのために、たとえ自分以外に食べる者のいない簡単なものであったとしても、そこには自分への思いが注ぎこまれているのです。本書では、そのような様々な立場の「料理をつくる人」たちをテーマにした短編を、文芸の最前線で活躍中の六名の作家に執筆していただきました。心とお腹を満たす極上の物語のフルコースを、どうぞご堪能くださいませ。/【目次】西條奈加「向日葵の少女」/千早茜「白い食卓」/深緑野分「メインディッシュを悪魔に」/秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」/織守きょうや「対岸の恋」/越谷オサム「夏のキッチン」
  • Genesis 一万年の午後
    3.6
    1巻1,629円 (税込)
    創刊号はベテラン堀晃を筆頭に、松崎有理、宮内悠介、高山羽根子、倉田タカシなど現在の日本SF界を牽引する俊英のほか、次世代を担う新鋭・久永実木彦、ライトノベル界で活躍する秋永真琴・宮澤伊織の新作短編を収録。日本SFの新たな潮流を創るオリジナル・アンソロジー誕生。【収録作】久永実木彦「一万年の午後」/高山羽根子「ビースト・ストランディング」/宮内悠介「ホテル・アースポート」/加藤直之 エッセイ「SFと絵」/秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」/松崎有理「イヴの末裔たちの明日」/吉田隆一 エッセイ「SFと音楽」/倉田タカシ「生首」/宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」/堀晃「10月2日を過ぎても」
  • 眠り王子と幻書の乙女 1
    5.0
    1~3巻594~715円 (税込)
    難関を勝ち抜き、名門・ゲオルギウス学院に入学したマーヤ。応援してくれた祖母からのお祝いは、<ナユタズ・ロスト>と呼ばれる、旧魔術の叡智を秘めた稀書だった。その鑑定を依頼するために持ち込んだ学院付属の図書館で、マーヤはお菓子を食べては眠りこける絶世の美少年・エイジと出会う。彼に仕える辛辣眼鏡の少年執事・レン、マーヤの<ロスト>に異常な執着を示す図書局長・アキラ……。次々現れる個性的な男子たちに、始まったばかりの学園生活は波乱の予感……? 大注目の新人デビュー! ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを加工、追加、削除しております。※
  • ブラッド・ナイト・ノワール-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
    -
    1巻203円 (税込)
    人間に代わって〈夜種〉と呼ばれるヴァンパイアたちがこの世の覇者となった時代。絶滅寸前まで数の減った人間たちは希少種として崇められ、〈王族〉の身分を与えられ大切に保護されていた。ある日、街を牛耳るギャングの幹部である夜種の青年のもとに、雲の上の存在であるはずの人間の少女が飛び込んでくる。『眠り王子と幻書の乙女』の著者が挑むダークファンタジイ。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「ブラッド・ナイト・ノワール」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • 怪物館の管理人1 秘密の同居生活はじめます!
    3.0
    1~2巻616~660円 (税込)
    天涯孤独の身のユニは、役人を目指して勉学に励む苦学生。学校を終え帰路につくと……なんと下宿先が火事で焼け落ちていた! 住むところをなくし途方に暮れていたユニの元に、ほとんど話したことのない同級生(やけに青白い顔をしたメイスフィールド伯爵家の次男坊)のラトルが話しかけてきた。ついて来いという彼に従うと、超好待遇と引き換えに彼らの館の管理人になれと言われて……!? そう、メイスフィールド伯爵家とは、人間界に紛れて暮らす魔物の隠れ蓑だったのだ!!
  • ワンド オブ フォーチュン ~すべての色を纏う者~
    -
    1巻660円 (税込)
    名門ミルス・クレア魔法院に転校してきたルル。魔法使いに本来あるべき『属性』のない彼女は、期限内に『属性』を見つけないと魔力を封印されてしまう!! そんな彼女の魔法に興味を示すユリウスをはじめ、仲間たちに励まされながら(?)必死に勉強するルルだったが、ある日、謎の≪闇≫が出現するという噂を聞く! 仲間を巻き込み事件解決に乗り出すが……それはルルの未来にも関わる事件となり!?

ユーザーレビュー

  • アンソロジー 料理をつくる人

    Posted by ブクログ

    読むのを楽しみにしてた。好きな書き手の人が私が好きな料理をつくることをテーマにアンソロジーって…!
    いやー、どれもおもしろかった。ほんとに。さすがでございます…
    西條奈加さんの『向日葵の少女』は舞台設定で上品が雰囲気が漂いながらもミステリーっぽい話の進み具合で、大きなテーマを複数かけあわせてまとまったひとつの話にできるのすごすぎるし結末には心があたたかくなった
    千早茜さんの『白い食卓』は主人公がいけ好かないやつすぎるのだけど話が進んでいくごとに料理の恐ろしさというか、食事を他者に委ねることってそういうことだよなあ…生きるための手段のひとつを他者へ委ねるというのは尊いとされたり愛情の証左とされた

    0
    2024年11月24日
  • 眠り王子と幻書の乙女 1

    Posted by ブクログ

    エイジの普段ふわふわしつつ実はすごい秘密を抱えてる感じ好きすぎる……!こういう作品で自分的に一番ツボなタイプの男子がメインなの嬉しい。
    主人公のマーヤも視点キャラクターとして好感が持てる子でいいですね。頑張る姿がすごく可愛い!

    0
    2023年01月20日
  • アンソロジー 料理をつくる人

    Posted by ブクログ

    「台所は嫌いなの」
    と、高齢女性に言われてびっくりした事がある。
    料理は苦手なんて言っちゃいけないと思ってた。
    女性がそんな事言ったら存在価値がなくなっちゃう、
    みたいな変な思い込みに囚われてたって気づいた。

    台所は私も得意ではない。
    ので好きじゃないけど、夫はもっと料理出来ないから
    ごはん作りは私の仕事になってる。
    余計に嫌いになるじゃないか。

    アンソロジー「舞台」と並んでたので一緒に借りた。
    楽しそうに作る人が多くてよかった。
    お一人、怖かったけど。
    どうせなら私も楽しく作りたいものだが。

    0
    2025年10月13日
  • アンソロジー 料理をつくる人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *極上の物語と絶品の料理で、至福の読書を。
    誰かのために、あなたのために思いを料理に込める人々を描いた文庫オリジナル・アンソロジー!*

    ・西條奈加「向日葵の少女」
    ・千早茜「白い食卓」
    ・深緑野分「メインディッシュを悪魔に」
    ・秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」
    ・織守きょうや「対岸の恋」
    ・越谷オサム「夏のキッチン」

    「料理をつくる人」と言うひとつのテーマで、こんなに味付けの違う物語たちが一気に読めるなんて得した気分。
    お目当ての千早茜さんのブラックさ、織守きょうやさんのベタ展開が想定以上に振り切っていて特に面白かった。

    0
    2025年10月02日
  • アンソロジー 料理をつくる人

    Posted by ブクログ

    ファンタジーに、恋愛に、家族に、ゾッとするお話まで、「料理をつくる人」という1つのテーマで、こんなにもいろんな雰囲気の物語ができるとは。どれも前向きな結末があるなかで、千早茜さんの「白い食卓」だけは冷たく恐ろしいようなお話だったのでどうしても印象に残った。深緑野分さんの「メインディッシュを悪魔に」もキャラクターを想像しながら楽しく読めた。

    0
    2025年05月22日

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