あらすじ
アマチュア写真家が集う社会人サークル〈札幌フォトジェニック〉に所属する大学生の森島章子。彼女の撮るものは、日常の何気ない景色ばかりなのに、どこか人を惹きつける不思議な魅力を具えていた。章子に撮ってもらいたいという人は多く、周囲もポートレイトを撮ることを勧めるのだが、 彼女はかたくなに誰にもレンズを向けようとせず……。元恋人、サークルの知人、小説家志望の歳上の女友だち、家庭教師として勉強を教えている中学生。周りの人々の目に映る章子の横顔と、章子がファインダー越しに覗く世界を描いた、心揺さぶる青春群像劇。/【目次】フォトジェニック/ファインダー越しの、/単焦点トランスレーション/ぼくのポートレイト/露光
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Posted by ブクログ
彼女の目に、僕は、この世界は、どんなふうに映っているんだろう?
森島章子。
彼女をどう切り取るのか。
アーティスティックな孤高なタイプではなく、他の人たちと馴染みたいと思ってる彼女の考えには、共感できるところがある。
私は、章を読み進めるごとに、彼女を知る人たちが語る話を聞き、森島章子という1人の人間に魅了されていった。
彼女の写真を見てみたい。
そこに映っている私は、どんな私だろうか?
彼女のファインダー越しには、何が映されているのか。
彼女は、この世界はどうみているのか。
それを知りたいと思った。
本作のタイトルにもあるように、
「森島章子は人を撮らない」
その理由は何だろうか?
これは、本作にて、明らかに!?
特に、「単焦点トランスレーション」と「露光」が好きでした!
短編集で読みやすい作品です!
悩んだり、傷ついたとき。
そっと背中を押してくれる。
本作と出会えてよかった!
何度も読み返したくなるようなオススメの1冊です!