作品一覧

  • 昭和のことば
    4.0
    1巻968円 (税込)
    日本の言葉の大量死が始まった!  帰郷、大衆、あなた、かまう、しらじらしい、巴里、わが町、お前ら、出世、元気、叙情、もとい、ヱ・・・・・・。 昭和の時代まで生き生きと使われたあの言葉、この言葉は、いったいどこへ消えたのか。 「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など、数々の名作ドラマを演出した名ディレクターが綴る、ささやかだが愛すべき言葉の記録。 『文藝春秋』の人気コラムが待望の新書化!
  • 誰も「戦後」を覚えていない
    4.0
    1億3000万人必読の“歴史教科書” 食糧難、闇市、交通地獄、間借り生活など、敗戦直後の混乱した世相・風俗をユニークな視点からうがち、常識と定説をひっくり返す
  • 誰も「戦後」を覚えていない [昭和20年代後半篇]
    4.0
    1950年から54年。現在の日本を決めた戦後の最重要期を日本人は忘れている 朝鮮戦争。進駐軍。暴力衝動。性の開放。歌舞伎、寄席、相撲の復活。ハードボイルド小説の上陸。凶悪犯罪。不可解な激動の時代
  • 昭和芸能史 傑物列伝
    3.0
    「国民栄誉賞」で見る昭和芸能史。 美空ひばり、長谷川一夫、藤山一郎、渥美清、森繁久彌、森光子。昭和・平成の大スターにして国民栄誉賞を受賞した6人。彼らの足跡を辿り、大衆とスターが織りなしてきた芸能史を紡ぎだした意欲作。演出家としてスターたちと直に接してきた著者が、スターがふともらした言葉、仕事に向かう姿勢、演技を離れたときの素顔などを回想し、その芸の本質に迫ります。美空ひばりはなぜ「下品」といわれたのか? 長谷川一夫の「科学的」な演技。知られざる渥美清の素顔。「戦争をしくじった」――森繁久彌が生涯抱えた陰影。等々、同時代の雰囲気を克明に回顧することで、6人の「傑物」が芸能史において、いかなる存在であったかも浮かび上がらせます。

ユーザーレビュー

  • 昭和のことば

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    永六輔、大橋巨泉氏の後輩、久世光彦、阿久悠氏の先輩の鴨下信一氏(S10生まれ)の「昭和のことば」(2016.10)、読んでて何度も膝を叩きました(^-^) 式次第 一全員起立、一国歌斉唱、・・・、一仰げば尊し 懐かしいです。幸福(しあわせ)には、確かに、小さな、ささやかな、平凡な、そんな形容がついてました。大衆から家族へ、そして個人(ひとり)へ。缶詰はご馳走だったw。慎ましい生活、いじらしいほどの遠慮と気づかい。風立ちぬ、いざ生きめやも。プロマイド。柳。もとい。身を粉にして働く。骨身に徹する。松竹梅!

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    2017年03月27日
  • 誰も「戦後」を覚えていない

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    1935年生まれ、鴨下信一さんの「誰も戦後を覚えていない」、2005.10発行です。ここでいう戦後は昭和20年から25年の5年間を指してるそうです。最大の関心事は、飢えないで過ごせるか、そして腹いっぱい食べてみたいの2つだった時代。銭湯に入るときは脱いだ服を風呂敷に入れて結び、浴室から時々覗いて確かめる・・・。一億の日本人が盗み盗まれ、ある意味みんなが総犯人であったような時代。最悪の住宅事情、間借り生活で、監視し監視される生活、息をひそめて暮らす日々。そんな時代、私もなぜか少し覚えています。

    0
    2017年01月30日
  • 誰も「戦後」を覚えていない [昭和20年代後半篇]

    Posted by ブクログ

    清張が「黒地の絵」で描いた朝鮮戦争の時、集団脱走した米兵たちが一般日本国民を暴行した事件とそっくりの事件が沖縄で続いていること、その事件そのものがまるで知られていないこと(にデビュー前の清張が衝撃を受けたことが執筆の動機になった)。
    橋本忍が映画化を企てたが、頓挫したことも併せて思い出した。

    0
    2013年03月27日
  • 誰も「戦後」を覚えていない

    Posted by ブクログ

    美空ひばりの下顎をよく動かす歌い方が英語国民の発声法に近いこと。
    パンパンの服装が米軍将校夫人たちのそれ、さかのぼれば映画「ならず者」のジェーン・ラッセルの男勝りの女の格好だったこと。

    0
    2013年03月27日
  • 誰も「戦後」を覚えていない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チェック項目14箇所。戦後の日本・・・盗み(取替え)、すべては盗まず、いいもの一点だけ・・・対策として風呂敷。母親が親戚の米びつから米をかすめ取っている光景を見たときはこたえた。美味しい=腹いっぱい食べる。飢えていても同じものばかり食べていれば食べられない。列車の満員地獄・・・身動きできずに8時間、窓から小便をする男性もいた。昭和20年12月19日、母親に背負われた乳児が満員電車で圧死。間借りの時代の悲劇は台所から起きる、隣人が何を食べているのか?おかずはない、主食は何か?第一回宝くじが昭和20年10月に発売、一枚10円、一等10万円。身分証明にはハンコ、闇市にも販売される。ペイオフ、昭和21

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    2012年10月03日

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