誰も「戦後」を覚えていない [昭和20年代後半篇]

誰も「戦後」を覚えていない [昭和20年代後半篇]

815円 (税込)

4pt

4.0

1950年から54年。現在の日本を決めた戦後の最重要期を日本人は忘れている

朝鮮戦争。進駐軍。暴力衝動。性の開放。歌舞伎、寄席、相撲の復活。ハードボイルド小説の上陸。凶悪犯罪。不可解な激動の時代

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誰も「戦後」を覚えていない [昭和20年代後半篇] のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    清張が「黒地の絵」で描いた朝鮮戦争の時、集団脱走した米兵たちが一般日本国民を暴行した事件とそっくりの事件が沖縄で続いていること、その事件そのものがまるで知られていないこと(にデビュー前の清張が衝撃を受けたことが執筆の動機になった)。
    橋本忍が映画化を企てたが、頓挫したことも併せて思い出した。

    0
    2013年03月27日

    Posted by ブクログ



    戦後の社会史の中でも、庶民の生活史に焦点を当てた一冊。

    朝鮮戦争から、庶民の娯楽である歌舞伎、その間のGHQによる内容の改変、歌謡曲、ジャズ、昨今の芸能事務所の創設者、ホリプロ、ナベプロもここから始まっているなどなど、その他、映画に、進駐軍に、文学にと。

    日本人の悪い癖、所謂アメリカナイゼー

    0
    2017年11月11日

    Posted by ブクログ

    日本史の中でもスポットライトがなかなか当たらない、昭和26年から29年の出来事を同時代的な視点からかかれたもの。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    昭和25年から29年までの5年間。
    その後の日本のアウトラインを決めた最重要期なのに、なぜか顧みられず影の薄いこの時代を、世相の硬軟とりまぜてユニークな視点から描く。

    [ 目次 ]
    隣りの国では戦争をしていた―朝鮮戦争と日本人
    イライラ・暴力衝動そして密告―この時期の日本人の心理

    0
    2011年04月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チェック項目7箇所。朝鮮戦争を書いた作品がほとんど見当たらない、戦時中に朝鮮で軍務に服していた旧日本軍人は有力な、頼りになるスタッフだったに違いない、参加させられた日本人は全部国籍を削られ、韓国名になっていた、という(松本清張)。昭和25-29年の日本の政治と社会の印象はイライラ、暴力衝動、密告の怖

    0
    2012年10月29日

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