作品一覧

  • 人口革命 アフリカ化する人類

    人口革命 アフリカ化する人類

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻2,310円 (税込)
    先進国のみならずほとんどの地域は、今世紀後半には人口減少局面に入る。21世紀後半には、もっとも貧しい地域であるアフリカでのみ人口が増えていき、人類のあり方を変えていく。アフリカニストの第一人者が描く、世界・日本の未来とは。
  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻968円 (税込)
    アフリカを「援助」する時代は終わった。新興国をはじめ、世界中が凄まじい勢いで食糧、石油やレアアースといった鉱物資源を呑み込んでいく現代。これらの需要に対する供給源として、アフリカの重要性は突出している。いまアフリカとの経済連携は、中国が一頭地を抜く。世界各国がそれを追うなか、さらに大きく遅れている日本に挽回の余地はあるのか――。広大なアフリカ大陸を舞台に、世界の未来と命運とを描き出す。
  • 日本人が知っておきたい 「アフリカ53ヵ国」のすべて

    日本人が知っておきたい 「アフリカ53ヵ国」のすべて

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻709円 (税込)
    広大な土地に10億人を擁する未知なる大陸、アフリカ。53もの国と多様な民族が入り乱れるアフリカの現状は、一体どのようなものだろうか? 本書では、いま世界中が熱い視線を送るこの“超大陸”の経済、資源から歴史、民族までを国別に徹底解説。急速な経済発展を遂げる一方で、多くの問題を抱える地域の実情に迫る。この1冊で、アフリカの未来が見えてくる! 陸上の長距離王国は「アフリカ最古の独立国」…エチオピア連邦民主共和国/内戦によって機能が停止した国家…ソマリア/世界でもっとも貧しい国…ブルンジ共和国/民主化の成功で安定した政治を実現…ベナン共和国/豊かな自然に囲まれた高級リゾート地…モーリシャス共和国/世界一HIV感染率の高い国…スワジランド王国
  • 世界史に学ぶ経済

    世界史に学ぶ経済

    ビジネス・実用

    -
    1~3巻220円 (税込)
    リーマン・ショック後、日米欧の果敢な金融緩和や財政出動によって、世界経済は壊滅的な状況になるのを回避しました。しかし今後、金融緩和の縮小段階に入っていくなかで、各国の経済や市場に大きな影響を及ぼすことが予想されます。ただし、何が起きるのか、それがどれぐらいのマグニチュードで起きるのかは、誰にも正確な予測はできません。  同様に、中国の台頭で世界の覇権構造はどう変わるのか、動力革命・インターネット革命に続くイノベーションは何か----といったことは、誰もが最も知りたいところでありますが、予測も困難です。ただし、現在の世界は、過去の歴史の積み重ねでつくられています。世界経済のさまざまな歴史を知ることは、今の時代を読み解くカギになるでしょう。  本書は、「中国は経済発展を持続できるか」とか「シェール革命で何が変わる」など、現代人がいま気になっていることを、過去の類似の事象などと比較して考えてみました。社会制度や科学技術も異なる時代の事象との安易な比較は慎むべきとしても、思わぬ示唆が得られるはずです。  本書の主な内容は以下のとおりです。 Part1 歴史で今を読み解く 疑問1 米国の金融政策はなぜ市場を乱す? 疑問2 中国の「影の銀行」は破綻する? 疑問3 アルゼンチン危機はなぜ頻発? 疑問4 貿易自由化はなぜ始まった? 疑問5 シェール革命で何が変わる? 疑問6 中国は成長を持続できるか? 疑問7 日銀が異次元緩和をしたのはなぜ? 疑問8 ITは仕事を奪うか? 疑問9 超インフレ時の株価は? 評論1 現代中国史 毛沢東とトウ小平の改革は常に「政治優先」だった 評論2 成長の壁に直面する先進国「戦争経済の先」を古典に学ぶ Part2 これが世界史を変えた 砂糖と紅茶 「イギリス風朝食」成立の裏面史 気候変動 飢饉をもたらした小氷期 麻薬 植民地経営の資金源 新幹線 世界の交通史を変えたスピード、収益、運行方式 ファッション スーツの原型は下級貴族の日常着 人口と地政学 ユーラシア覇権巡る攻防 歴史を左右した人口動態 オリンピック 冬季開催に反対した北欧 エロスと交易 長崎貿易を支えた遊女のコスプレ 大作を読む1 E・H・カーの『歴史とは何か』 大作を読む2ウィリアム・H・マクニールの『世界史』 Part3第一次世界大戦から100年 1総力戦が結びつけた「デモクラシー」と「ナショナリズム」 2政治指導者たちの誤算を描く『八月の砲声』 3人口爆発、経済成長、軍拡 強大化で孤立したドイツ

ユーザーレビュー

  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    Posted by ブクログ

    経済大陸アフリカ
    資源、食糧問題から開発政策まで
    著:平野 克己
    出版社:中央公論新社
    中公新書 2199

    アフリカに興味をもったので、何気に手にとりましたが、難書でした
    むずかしかったし、経済的な知識をある程度もっていないと理解ができないと悟りました。というか、幾つもの軸があって振り回されて、何度もいったりきたりしました。

    まずアフリカをサハラの北の6か国と、南の49か国にわける大雑把さにわけるところから違和感を覚えています。
    試しに他の資料を見ると、北、西、東、中央、南の5地域に分けているものが多いことです。でも地理的な区別でも経済の状況とはかみあわない、ここでも違和感があり

    ■アフリカ現代史

    自分なりに時系列にならべてみると、3つの時期に分れるとおもいます

    1 第二次世界大戦後、英仏らの宗主国のもとから独立するのと同時に、米ソの冷戦の時代。この時代は、援助合戦が行われている。中東では、イスラエルとイスラム特にエジプトの対立を抑え込むために、米は、両国を中心に、援助という、安全保障費を払わなければならなくなった

    2 ドルショック、オイルショックなどで、米国の覇権が揺らぎ、OPECら産油国の台頭した時期。一次的に石油価格は高騰するが、やがてコモディティ化していく。アフリカでも石油を持つ国、持たざる国の貧富の差が激しくなっていく

    3 冷戦の終結、中国の台頭により、米ともアフリカの資源獲得競争が行われている時代

    ■資源競争

    次の切り口は、資源である

    中国のひも付き融資を含めて、中国がアフリカの歴史に登場する
    4つの資金 中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)、中国アフリカビジネス協議会(CABC)に資金供給する、①中国開発銀行、②中国輸出入銀行、③中国工商銀行、④中国建設銀行らの政府系金融機関が、アフリカ諸国に巨大な融資を行っている。
    中国石油天然気集団公司(CNPC)、中国石化集団公司(シノペック)
    文化面では、中国友誼学校、孔子学院の設立等
    そして、融資を背景とする台湾との断交圧力。そしてその目的は、アフリカの鉱物資源を有利に確保し、中国製品の大量輸出である。

    対する日本は、アフリカ開発会議(TICAD),JICA、

    国連については、国連開発計画(UNDP),国際復興開発銀行(IBRD),国際通貨基金(IMF)

    ■食糧

    アフリカ以外の地域の農業生産性は高い比率で伸び続けている、これとは逆に、アフリカでは、かって輸出国であった国も、穀物輸入国に転落している
    それはなぜか、人口増加率に対して、農業生産性(ヘクタール当たりの穀物の収穫量)が伸びていないから。なぜ、のびていないのか、それは、肥料の供給が追い付ていないから。サハラ以北では、他のエリアと同様農業生産性は伸び続けている。
    だが、サハラ以南の大半のアフリカでは、身近で肥料を生産している国がないからである。つまり、肥料は、アフリカにとって、戦略物資なのだ。そして、農業貿易、高い農業技術をもつ国は、ザンビア、ジンバブエ(ローデシア)でしかない。

    ■産業

    次に産業がなぜのびないのか、それは、人口ボーナスという恩恵がないから、人がいないので、労働単価が高く、アジアや、ヨーロッパに比しても、アフリカで生産しても、高価なものしかうまれない。だから生産性が低い。本書をよむまで知らなかったし、しんじられなかった。

    ■経済学としての記述

    ジニー指数や、BOPビジネス、GNP,FDI(国外直接投資)などの用語がとびかう。経済学の指標を当てて、アフリカを理解しようしていることが随所に散見されるが、それがいったい何を表してるのかは、いまいちピンとこない。先進国の動向が差こそあれ、傾向としては同じであるからだ。全体としてこういう傾向といいたいのでしょうか。これも違和感の1つであった。むしろ、差異の原因こそが本質に近づくのではないかと思いました。

    ただ、アフリカ諸国は、かってのように低迷してるわけではなく、グローバルな成長を遂げつつあることも本書は紹介している。

    目次

    はじめに
    第1章 中国のアフリカ攻勢
    第2章 資源開発がアフリカをかえる
    第3章 食料安全保障をおびやかす震源地
    第4章 試行錯誤をくりかえしてきた国際開発
    第5章 グローバル企業は国家をこえて
    第6章 日本とアフリカ
    あとがき
    主要参考文献

    ISBN:9784121021991
    判型:新書
    ページ数:304ページ
    定価:880円(本体)
    2013年01月25日初版
    2018年05月25日4版

    0
    2026年03月19日
  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    Posted by ブクログ

    アフリカは、今後アジアに続いて、似たような過程で伸びていく地域なんだろうと何となくイメージしていたが、全くの認識違いであることがよくわかった。アフリカの労働コストがとても高いという指摘は衝撃だ。アフリカのことを語る最初の章で、中国について語っているあたりも、大きな気づきを促してくれた。

    0
    2021年08月08日
  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    Posted by ブクログ

    数字に裏付けされた詳細な説明。
    私の知識不足で理解がまだきちんと出来ていない部分があるため、読み直しや勉強を行おうと思う。

    0
    2018年01月02日
  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    Posted by ブクログ

    <総評>
    本書は、アフリカの「リアリティ」を客観的なマクロデータにもとづいて浮かび上がらせている。開発経済の専門的リテラシー(高度な計量経済・統計分析を用いなくても)を用いずにここまでアフリカ(そして世界の)開発問題の全体像を、えぐりだした筆者の力量は素晴らしい。アフリカの開発が低調だった時期から一貫して現地に駐在してきた平野氏だからこそ書けた内容かもしれない。
     マルサスの人口論や、(単にそう労働人口や労働単価だけでなく)人的資本の観点における東アジア・南アジア・アフリカの比較、(ただでさえアフリカの土地は肥沃度が低いのみ)気候変動によってアフリカが被る被害などについても、触れてあるとより多面的な議論になったかもしれない。一方で、これまでの国際開発のアプローチがほとんど効果を上げられなかったアフリカにおいて、資源高を背景にした中国のビジネス=援助ミックスの展開によって地殻変動を従来では考えられないスピードで起こしている、という本筋がブレずに簡潔にまとまっていると思う。

    <各論>
    ◆第1章 中国のアフリカ攻勢
    ・将来の資源需要を見込んで、アフリカにビジネス=援助ミックスを早くから展開していった中国のブレーンの慧眼は見を見張るものがある。
    ・現地雇用が少ないのは、アフリカの「高賃金体質」という指摘は鋭い。

    ◆第2章 資源開発がアフリカを変える
    ・資源価格が高止まりするようになったことが、中国のアフリカ進出を進め、アフリカの開発に変化をもたらしたのであれば、それは先進国の成熟と(民主化を契機とする)中国の消費増大によって、原油および鉄・レアメタル等の資源の需要増大することが必要条件だったのかもしれない。

    ◆第3章 食料安全保障をおびやかす震源地
    ・ジンバブエからザンビアに移った白人農家達がもたらしたアフリカにおける緑の革命が、全体として肥沃度の低い他のアフリカ全体に広まるのかは疑問。
    ・アメリカのシェールガス産出によって、バイオエタノール用のメイズの需要が下がったことで、しばらくは穀物価格は下がるはずであり、自給率やや高まる余裕のある間にサブサハラ各国が資源で得た外貨をいかに自国の農業生産性向上に活かせるかがカギ。

    ◆第4章 試行錯誤をくりかえしてきた国際開発
    ・欧米ドナーにとって、ODAの目的は「国益の追求」であるから、ODA大国でなくなった今日本も国益を追求するのは当たり前だ、という意見は近年よく見られる。その意味で、英、仏、米の援助の起源や国際機関が自己の存在意義の証明のために理念を後から理論武装のために発明したとの記述は、は目から鱗。また、日本の経済協力も今考えれば、現在の中国的な発想を当時の官僚が持ち合わせていたことに驚いた。(単に戦後賠償として認識していなかった。)
    ・ドイツGTZと日本JICAは、ODAの中で技術協力(人づくり)に相対的にかなりの予算を割いて来た。それは、民間ベースの技術移転だけでなく、法制度・現場のノウハウのようなものもOJTベースで様々なプロジェクトで伝えられてきた。(キャパシティ・ディベロップメントという言葉は欧米で発明される前から日独は実践してきた)この定量的な効果を学術的に論じることは難しいが、その東アジアの開発への貢献は大きかったのではないか。

    ※第5章、第6章追記予定。

    0
    2013年12月15日
  • 経済大陸アフリカ 資源、食糧問題から開発政策まで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    -アフリカ経済の急成長はアフリカを必要とするようになった世界経済の写像
    -開発途上国が世界第二位の経済大国になる=中国固有の問題に世界が翻弄される不安定な状態
    -中国は過剰生産だが、国内安定のために高度成長を維持せねばならない。これにより、雇用が増えて貧困層が減るとともに財が安くなり、人類が豊かになる。
    -外貨準備の投資先としてのアフリカ資源(日本も外貨準備多いのでは)
    -南アフリカだけは中国への投資の方が中国からの投資より大きい(なぜ)
    -中国企業の海外進出、中小企業に関してはアジアよりアフリカの方が多い
    -中国のアフリカ進出の新植民地論は、国家持ち出しで進出されてかなわない欧米が勝手にいっているだけ
    -中国が現地人を雇わないのは、給料が高すぎるから
    -アフリカで製造業に従事しているのは総人口の1%程度
    -中国のアフリカ援助は欧米の開発援助より日本の初期の東南アジア援助に似ている 外交関係の官庁ではなく経済関係の官庁が管轄 これから新興国ドナーが増えると同じようなパターンが増えるのではないか
    -中国はレアアース供給の97%を占める独占供給者
    -アンゴラのように、中国の援助で力を得て中国に歯向かう例も
    -今やアフリカの農産物は輸出品の1割、資源が7割
    -外からの投資が生産力を底上げし、増えた収入で外からの財を消費する自立性に欠けた経済成長
    -「資源の呪い」資源輸出による貿易黒字の増加で他の輸出品が打撃を受け、資源産業以外が衰退
    -「資源のわな」資源収入が多すぎると民主主義から長期的な経済成長のための投資能力が奪われる
    -アフリカでは農業の生産性が伸びないまま都市人口が増えたため、農民の所得水準があがらない
    -資源と同様に、肥料の確保もこれから日本にとって大事になってくる
    -肥料を手に入れるために輸入して内陸に運ばなければならないアフリカでは、肥料がアジアの2倍の値段であり、合理的に貧困が選択される
    -モーリシャスはアフリカの優等生 衣料品生産によるアジア型開発
    -ODAの起源は日米欧で違う。西欧では、植民地独立後の植民地官吏への給与として。米国では、武器貸与法の続きとしての民主主義を根付かせるための手段としてと、穀物輸出市場の拡大のため。日本では、戦後賠償と同時に輸出市場拡大と資源確保のため。

    中国における軍人の地位ってどんなもんなんだろう

    0
    2013年09月12日

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