牧原出の作品一覧
「牧原出」の「聞き書 野中広務回顧録」「きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「牧原出」の「聞き書 野中広務回顧録」「きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
野中広務という人物について何を連想するだろうか。最近でこそリベラル系の議員からの再評価(ただし現政権への当てつけに過ぎず、あまり褒められたものではない)が進むが、当時は巨悪自民党の首魁として野党のみならず与党の非主流・特に小泉純一郎から目の敵にされていたのを覚えている。
しかしその人生を振り返ってみるとここまでと叩き上げ議員もいない。本人が言うように国鉄の一駅長で終わっていた可能性もあるし、一歩間違えていれば社会党や共産党の政治家として活躍していたかもしれない。官僚や世襲のエリートを決して否定するものではないが、このような真の叩き上げが政界に限らず減ってしまったのはそれこそ日本の失われた多様性
Posted by ブクログ
約1000円で、これほどの知的厚みがある作品を読めるという、新書というメディアのありがたさに感謝する。牧原氏の名前は、オーラル・ヒストリー(野中広務)等で接したことがあったかもしれない。商学の教授、大学運営、議員、文相、最高裁長官、国際裁判所判事など驚くほどの広い領域に足跡を残す田中耕太郎という人物その人の凄まじいまでの能力もそうだが、その評伝をまとめることにも、どれだけの調査が必要かと考えると呆然とするほかない。
田中耕太郎は、商法分野の研究者を振り出しとし、東大法学部の経営、戦後の教育基本法への貢献、最高裁の安定確立、国際的な貢献まで精力的に成果を上げたようだ。特に、昭和初期、威勢を誇る右
Posted by ブクログ
正直こんな人がいたのかと驚くと共に自分の無知を恥じた。中身は含蓄があってよかった。
田中は一高帝大で教養主義のもと法学に専心。商法の民放に対する独立性を確立する商法学者だった田中は、法の技術的側面(⇔倫理)から、普遍的自然法は技術的な法律を端緒として統一された世界法として各国内法に浸潤していくという見方を取った。
その後は東大法学部の重鎮として滝川事件から平賀粛学まで「大学の自治」維持に関わり、戦後は天皇周辺の同心会から天皇制の擁護、また文相や参院議員としてGHQと協力して教育改革(教職員適格審査/教育勅語廃止/教育権独立)を実行した。この中で憲法に自然法的観念を見出した。
最高裁長官とし