作品一覧

  • 最後の山
    5.0
    23歳でエベレストを登頂して以来20年余。世界で最も高く危険な山々への挑戦はついに「最後の山」シシャパンマへ。人間を拒む「デスゾーン」でぼくが見たのは、偉大で過酷な自然の力と、我々はなぜ山に登るのかという問いへの答えだった――中判カメラを携え、人類の限界を超えようとする仲間たちと共に登った生の軌跡。
  • フィリピン
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たくさんの島からなり、多くの民族がくらすフィリピン。イフガオ族の民族衣装がよく似合う8才のネリは、ルソン島の北部にあるバナウェにくらしています。山あいにあるバナウェは、空高く棚田がひろがる町です。坂道をのぼって学校へかよい、学校が終われば仲良しの弟、ラムといっしょに日が暮れるまであそびます。将来ともだちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの20巻目。
  • バングラデシュ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バングラデシュの首都、ダッカの中心部からガンジス川をわたった先に、アシフのくらす街はあります。アシフは自転車が大好き。今日も宝物の青い自転車にのって、街を走りまわります。お父さんとお母さん、そして同じ長屋に住む人たち。たくさんの人にかこまれて、アシフはくらしています。 将来ともだちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの9巻目。
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)
    3.9
    1巻880円 (税込)
    エベレスト山頂を眺めながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた――。旅を続けるのは自分の身体で世界を知りたいから。ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、繋げた、かけがえのない7年の記録。 ※書籍版のモノクロ写真を、電子版ではカラーで収録しています。
  • 極北へ【毎日文庫】
    3.9
    終わりのない長い旅は、このときからはじまったのだ――。 カナダ、アラスカ、グリーンランド、ノルウェーなど北極圏とその周辺地域「極北」。 なかでも世界を駆け抜ける写真家・石川直樹にとって、20歳のときに登頂したアラスカの象徴・北米大陸最高峰のデナリ山は、すべての旅の〈原点〉だった。 極寒の地に生きる人々の暮らし、厳しくも美しい自然への畏怖。 人間の野生を呼び覚ます圧倒的な世界との出会いを瑞々しい文章で綴る。 開高健ノンフィクション賞受賞『最後の冒険家』以来、初の長編エッセイ、待望の文庫化! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 地球縦断の旅(たくさんのふしぎ2022年5月号)
    4.0
    1巻770円 (税込)
    一年かけて地球を縦断した、壮大な旅の記録。スタートは北極。極寒の中、ホッキョクグマに注意しながら歩いていく。その後自転車に乗り、北米大陸をひたすら南へ進んでいく。猛暑や強風に苦しみながら、中米・南米を通り過ぎ、さいごは白い大地、南極へ――。地球のてっぺんからもう片方のてっぺんへ。世界の辺境や都市を旅し続ける写真家の原点となった旅。 *電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ご無沙汰しております。今月は壊滅的に読めなかった分、心の慰安旅行に出かけておりました。
    行き先は本書『地上に星座をつくる』。大好きな本屋さんで一目見た瞬間、キャッチーなタイトルと表紙の突き抜けるような山景に、心を丸ごと持ってかれました。
    マイペースな慰安旅行なのでスローペースとなりましたが、行き先をここに決めて本当に良かったです(*^_^*)


    星野道夫さんみたいな風景写真家かな…?
    著者については初耳だったので、本文への出発前にWikipedia先生の元を訪ねた。「23歳で七大陸最高峰を当時の最年少記録で制覇」…!?!?
    初めての一人旅は14歳。高校2年の頃には沢木耕太郎の『深夜特急』に影

    0
    2025年10月30日
  • 最後の山

    Posted by ブクログ

    2人のアメリカ女性の登頂の事はどこかで読んで知っていたが一緒に登っていたとは。。そして亡くなったシェルパの家族に会いにいく話はテレビで観ていたので思い出すと自分も哀しみがわいてくる。
    石川直樹氏は感情をあまり文章にしていないのでこちらも淡々と読めるし登山用語もちゃんと解説してあるのでわかりやすい。没頭して読めるし自分も一緒に登っている感覚、応援したくなるし諦めた時の絶望感も伝わり他作品も読みたい。

    0
    2025年10月13日
  • 地上に星座をつくる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    星野道夫さんの「長い旅の途中」を読んだ時はアラスカに滞在したくなった。本書を読んだら、主にネパールの山々に登ってみたくなった。寒さに弱いので8000m級はかなり高い壁だが、石川さんが高所順応のために訪れていた5000mのあたりまでは行ってみたい。
    地球が織りなす大自然の中に身を置くことは、不便さに突き進んでいくことだと思う。わざわざ行く必要もないのかもしれないけど、そこに向かうことで生きた心地がする、という感覚はまだまだ浅い経験なれどあーあの感覚のことかぁとなんとなくわかる気がする。もっといろんなところ行きたい‼︎旅ってやっぱりすてき‼︎

    0
    2025年09月19日
  • 極北へ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    都会に住んでいて、物と情報が溢れかえる中で自分は無になり心が麻痺していた。そんな時にこの本を読み始めた。厳しいはずの自然に魅了される著者、「なるようになる」と島とともに生きる人たちの暮らしを読んでいたら、凍っていた自分の感覚がすこし解けた

    0
    2024年12月12日
  • 極北へ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    旅とは途上にあること

    石川直樹の生き方は、それこそ旅だと思う。
    その時々の流れと気持ちに正直に動かされ、その時々をぷかぷかと邁進している。

    エッセイもぷかぷかしている。どこか、人間くさいというか。強靭な人、すごい人であるのは間違いないけど、僕らの延長線上にいる感じがしてしまう。こんな文章、すごく好きだ。

    0
    2021年11月23日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!