作品一覧

  • トヨタ対中国EV 熾烈な競争が最強メーカーを生む
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    1巻1,980円 (税込)
    《クルマの知能化が競争の構図を変える》 ▼世界の自動車産業を突き動かしてきた電動化と自動運転の大きなうねりは,環境規制の軌道修正と生成AIの登場によって,大きな節目を迎えた。米欧日の有力メーカーは,注力してきたEV投資の計画を大幅修正し,あるいは大規模なリストラを余儀なくされる一方で,競争の軸となるクルマの知能化へ対応を迫られている。 ▼ゲームのルールが大きく変わるなか,中国市場の最強EVメーカー群と彼らを支える強力なエコシステムが台頭著しい。それは,中国のデジタル国家戦略と有機的に結合している。伝統的メーカーの盟主トヨタ自動車は異なるアプローチで挑み,ときに厳しく競い,ときに手を結ぶ。両者は未来の自動車市場をつかみとるべく,他を圧倒する。競争力を獲得した2強の挟撃を受け,多くの伝統的メーカーは急速に市場を侵食されつつある。 ▼中国国内市場からグローバル市場へと競争のステージを移し始めた中国EVメーカー。東南アジアのみならず,日本への本格進出も始まった。はたしてトヨタと国内自動車産業に勝ち筋はあるのか──。 ▼日本を代表する自動車アナリストが,分断の進む産業覇権を視野に,今後の自動車産業の構図を描く。 【目 次】 第1章 世界の自動車産業でいま何が起こっているのか 第2章 中国最強メーカーの実像 第3章 中国モビリティ戦略の本質 第4章 トヨタの内なる戦い 第5章 米国トランプ政権の自動車産業政策 第6章 中国世界侵攻の最前線 第7章 「油電同強」――トヨタの中国戦略 第8章 トヨタのSDVバリューチェーン戦略 第9章 国内自動車産業の命運
  • 環境革命の虚実
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    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●環境大臣インタビュー 再生可能エネルギーとEV抜きに日本の将来は描けない 小泉進次郎 ●感染症戦線と「3・11」後の原子力 村上陽一郎 ●〔対談〕SDGs、ESG投資から脱炭素への潮流 「グリーン経済成長」に向けて企業と国がなすべきこと 沖 大幹×高村ゆかり ●EU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機 資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった 平沼 光 ●国内自動車メーカーは生き残れるか 高橋 徹×山本貴徳 ●脱炭素社会がもたらす「電費」を競う時代 中西孝樹 ●人類が生き延びるための生物多様性 五箇公一 ●〔ルポ〕JR東海と静岡県のリニア開発議論 対立の深層 「生態系劣化」抑止の国際潮流に、開発事業は対応できるか 河野博子 ●リニア、電力……コロナ後を展望する 「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ 入山章栄 ●〔対談〕資本主義のオルタナティヴ 農に第三の道あり 藤原辰史×斎藤幸平
  • CASE革命 2030年の自動車産業
    3.6
    1巻1,870円 (税込)
    ・Connected=ネットワークに常時接続したつながるクルマ ・Automomous=自動運転 ・Shared & Service=シェアリング&サービス ・Electric=電動化 4つのキーワードが、クルマの価値を根本から変えようとしている。 ■長く世界の製造業を牽引してきた自動車産業は、100年ぶりとも言える大きな岐路に立っている。「CASE」への対応が、自動車メーカーとそれに連なる部品サプライヤー、サービス企業の命運を握るとされ、各社は必死の対応に追われている。業界の外からは巨大IT企業が、そして世界最大の自動車市場を有する中国が、市場攻略をうかがっている。 ■人工知能(AI)による自動運転などのニュースが毎日のように飛び交い、電動化したクルマが一般道を縦横に走る社会がすぐにでも到来するかのような夢をふりまく論者もいる。しかし、遠いと思われていた「未来社会」は、すぐそこまで来ているのだろうか。それは、どのようなプロセスで実現するのか。 ■マイカーの完全自動運転を実現するには、技術的・社会的に高いハードルが待ち受けている。電気自動車(EV)に搭載する電池のコストは容易には下がらない。各種インフラの整備には相当の時間を要する。多くの困難を承知でEVに前のめりとなる欧州や中国の戦略の背後には何があるのか――。 ■日本を代表する自動車アナリストが、グローバルな視点から、2030年を見据えたクルマと自動車産業のリアルな将来像と日本企業勝ち残りのためのソリューションを提示する。
  • 自動車 新常態(ニューノーマル) CASE/MaaSの新たな覇者
    3.2
    1巻1,870円 (税込)
    【コロナショック後の自動車産業を徹底分析! 】 ■100年に一度の大変革に直面する世界の自動車産業は、モビリティ産業への変革を迫られている。電動化をはじめとする「CASE革命」の大激変、MaaSへの対応を進めるべく、世界の自動車産業は次々と手を打ってきた。そのさなか、新型コロナウイルスが突如として猛威を振るい、世界は一変した。本書は、業界を代表する人気アナリストが、コロナショック後の自動車産業への影響をいち早く分析し、中長期的な展望を示す注目の書。 ■ 世界の自動車市場は、コロナショック後の短期的な需要急減を乗り越え、驚くほどの急回復を見せつつある。しかし、人々の行動は地域によっては大きく変容し、ディーラーを含めた自動車産業全体に、質的にも量的にも多大な影響を及ぼしつつある。 ■本書は、ウィズコロナ時代の自動車産業における新常態(ニューノーマル)――世界の移動ニーズと消費行動、市場特性の変化を読み解き、説得力のある数字に基づいて先行きを展望する。とりわけ、2022年以降と見られるアフターコロナ時代に向けた構造変化を解説。画一的な世界ではなく、地域の特性により、より多様な状況が現出すると見通す。大きな影響を受ける部品メーカーへの影響も取り上げる。終章では、ハードウェアからソフトウェアへと価値が移行する大きなトレンドの中で、自動車産業に関わる主要産業(OEM、サプライヤー、ディーラー)への指針を示す。 ■各社の2020年第一四半期決算など最新動向を踏まえた展望は、業界関係者や投資家必読。日経ビジネス人文庫『CASE革命』との併読で、自動車産業の将来像が掴める。
  • 成長力を採点! 2020年の「勝ち組」自動車メーカー
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    第一人者のアナリストが、自動車メーカー8社の実力を、6つの視点から徹底分析して採点! 最高益を更新したトヨタの好調は続くのか? 新興国市場の勝者は? 国内自動車各社の復活劇の背景を追い、長期的な外部環境のロードマップを示した上で、2020年の「勝ち組」を明らかにします。
  • トヨタ対VW
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    果敢な買収、圧倒的な投資で世界のトップをめざすVW。ものづくりと人づくりで世界を攻めるトヨタ。トップアナリストが激闘の構図を描く。
  • トヨタのEV戦争
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    EV(電気自動車)が好きでも嫌いでも関係ない。負けられない戦いがここにある!  2023年4月、電撃的な社長交代を果たしたトヨタは、佐藤恒治新体制のもと新たなEV戦略を次々に発表している。マルチパスウェイ(全方位戦略)を維持するとしながらも、国、地域をあげた欧・米・中によるEV覇権争いに乗り遅れることはできないと、腹を括ったのだ。 「壮大なる消耗戦」の様相を呈してきたこの戦いに、トヨタはどう挑み、勝ち抜こうとしているのか? その戦略を詳細に分析するとともに、世界の自動車産業がこの先に進む、未来の姿も提示する。  日々、大胆に進む「100年に一度の変革」を、自動車産業No.1アナリスト・中西孝樹がダイナミックに、精緻に描く必見の書、緊急出版! 第1章:トヨタつまずきの本質論 第2章:CASE2.0と国内自動車産業の六重苦  第3章:世界のEV市場の現在地と未来図  第4章:トヨタのマルチパスウェイ戦略  第5章:10年に一度のサイクルで訪れるトヨタの危機 第6章:2020年に再来したトヨタ最大の危機  第7章:テスラの野望  第8章:次世代車SDVへの進化 第9章:トヨタ新体制の戦略 第10章:トヨタに求められる変革   最終章:国内自動車産業の未来

ユーザーレビュー

  • トヨタのEV戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・ビークルOSの価値の説明と、各社での違い
    ・EV時代における各社の儲け方の違いとトヨタの収益予測
    ・2026年、30年などにおけるトヨタのEV販売動向の重要性
    ・Zへの切込み

    この辺りは非常に面白かった。特に後者。トヨタはコネクテッドも踏まえた「バリューチェーン」という領域での儲けの文脈(ワンショット売り切りでなく1台あたりの価値を最大化する)での変動費の削減=HEV等でのアプローチから、欧州系OEMなどのハードウェアとしての固定費削減アプローチ、の順序と、その順序を踏まえた際にトヨタの販売台数予測と各国規制動向から受ける想定収益として、2030年前後に大きな崖ができる可能性。

    特に「量

    0
    2024年11月04日
  • トヨタのEV戦争

    Posted by ブクログ

    トヨタのEV戦争

    【本書の3つの魅力】

    ①著者出自;
    自動車業界アナリスト20年超の実績があること。

    ②出版時期;
    2023年度出版であること。

    ③EV;
    技術、国内そして海外マーケットの動きがわかること。

    海外勢の躍進がめざましいEVに、トヨタがどう挑もうとしているのか?技術含めて理解できる著書となっています。

    【読み終えて】
    トヨタを含めた国内自動車メーカーがEVを推進する流れは益々強くなります。
    したがって、メーカー傘下のサプライチェーンの各企業がそのリスクにどのように対応(隣接市場か?それとも新規市場か?)していくのか?は非常に重要なテーマ、課題です。
    だからこそ、この領域

    0
    2023年12月24日
  • CASE革命 2030年の自動車産業

    Posted by ブクログ

    今後の自動車業界の変遷について分かりやすくまとめられた本。

    ・総移動距離における何%がPOV(個人で所有するクルマ)でMaaS(カーライドシェア)になるのかが、今後の自動車業界の変遷における重要なポイント

    ・未来では、クルマがITとつながると予想されるが、インカー領域と呼ばれる車両制御のデータをいかに死守できるか、GAFAをはじめとする IT企業に乗っ取られないかが自動車業界が生き残る道である

    0
    2021年01月25日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    世界の自動車産業の両雄ともいう存在であるトヨタとVW(フォルクスワーゲン)を、過去から現状までの経営状況、業務・資本提携などの経営戦略、技術力、組織力から対比させ、両社の特長・課題を抽出・整理している。
    自動車業界のアナリストならではの、かなり深堀り分析した内容であり、非常に読み応え抜群の内容であった。
    簡単に述べると長期的な目線で人づくりをおこない、全社的な価値観の共有を重要視するトヨタと、ドイツ企業としては特異的だが欧米企業流のM&A戦略と、モジュール戦略という合理的な製造管理手法で、短期間での成長を重視するVWといったところだろうか。
    その様に好対照な両企業でありながらも、創業者

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    2017年05月07日
  • トヨタ対VW

    Posted by ブクログ

    この本を読んで、両者が同じ自動車会社とは思えないほど違う会社だという事がよくわかる。トヨタはウエットな文化、VWはドライな文化。創業家の絶対性を株式でも如実に表しているVWと、創業家の重要性は認識しつつも、あくまで、株式で過半数などではなく、創業家の心で企業を動かすトヨタ。読み深めて未来の自動車産業の姿やどうやると生き残れそうなのかなど、想像してみたら楽しいかと思います。

    0
    2017年01月02日

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