作品一覧

  • 欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃
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    1巻1,430円 (税込)
    欧州はいま、混迷の中にあります。英EU離脱と世界経済への影響、テロの多発、バルカン半島から大量に密輸される銃器、難民流入の深刻化など、さまざまな問題が輻輳的に絡み合い、大きな歪みを生じさせているのです。 本書は、イギリス在住のジャーナリストが、欧州で起きている問題の一つひとつの現場を歩き、話を聞き、ルポとしてまとめた1冊です。なぜ英国はEU離脱を選ぶに至ったのか、離脱が世界経済に及ぼす影響、次の離脱が危ぶまれている国はどこなのか、次々と繰り出されるテロの新常態にどのように対処しているのか、政治経済と難民問題を秤にかけざるを得なくなっている政治家たちの苦悩とは――。政府筋、金融シティ、一般市民、難民など、現地徹底取材によって、欧州が抱える問題の本質を探ります。 はじめに 1  EU崩壊の胎動 2  二大政党制の崩壊 3  英国分裂の危機 4  英国人がEUとの離婚を選んだ理由 5  ブレグジットが経済に与える衝撃 6  押し寄せる絶望の難民たち 7  テロ対策の新常態 8  離脱ドミノへの起爆剤、「五つ星運動」 9  拡散するブレグジットの衝撃 10 英国は没落を回避できるか おわりに  <著者プロフィール> 木村 正人(きむら・まさと) 1961(昭和36)年生まれ。京都大学法学部卒。産経新聞大阪社会部、東京本社政治部・外信部を経てロンドン支局長を務めた。国際政治、安全保障、欧州経済に詳しく、現在、ロンドンを拠点に国際ジャーナリストとして活動している。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(2017年1月20日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 米中企業が日本で激突 民泊ビジネス (Wedgeセレクション No.55)
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    Airbnbに加えて中国系の民泊仲介事業者が、日本の民泊市場を席巻している。 官邸主導で民泊解禁へ進み始めたが、課題は山積している─。 【WedgeセレクションNo.55】 目次 ■PART1 日本でAirbnbを猛追する中国民泊 文・富坂 聰 ■INTERVIEW 独占 中国民泊「自在客」トップインタビュー 張志杰(健云網絡情報技術有限公司CEO) ■PART2 続出する「民泊リッチ」 憤るマンション管理組合 文・写真・Wedge編集部 ■PART3 既に2.6万件のAirbnb物件 実態と乖離する法規制 文・Wedge編集部 ■COLUMN IoT、代行業者 盛り上がる周辺ビジネス 文・Wedge編集部 ■INTERVIEW 「現行法は古い 安全に広まるための法整備を」 ジュリアン・パーサード(Airbnbアジア太平洋ディレクター)/田邉泰之(Airbnb Japan代表取締役) ■PART4 「市の政策をまず示せ」Airbnbと戦ったアムステルダム・ロンドン 文・写真・木村正人 ※この電子書籍は、月刊『Wedge』2016年4月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • 見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告―
    3.7
    1巻660円 (税込)
    深化するシギント(通信傍受)と果てなき情報のドラグネット(地引網)、日進月歩で開発されるマルウェアやコンピューターウイルス――世界中のあらゆる情報通信が行きかうサイバー空間は、今や陸・海・空・宇宙に次ぐ「第五の戦場」と化している。スノーデン事件やウィキリークスはもとより、肥大化する中国のサイバー活動の脅威、諸外国と日本の対応など、国際情勢を裏で揺さぶる「情報の戦争」の実態をレポートする。
  • EU崩壊
    3.3
    1巻660円 (税込)
    2009年のギリシャに端を発し、もぐら叩きのように繰り返される債務危機と、「too little, too late(少なすぎるし、遅すぎる)」と評されるEU首脳たちのドタバタ劇。ドイツ、フランス、イギリスなど主要国は同床異夢で、南欧諸国の放漫ぶりに北欧との溝は深まるばかり。第二次大戦の教訓に始まる大欧州という理想像は、もはや崩壊の途にある――その歴史と、近年の混乱の本質を探る現地最新レポート。

ユーザーレビュー

  • EU崩壊

    Posted by ブクログ

    ブレグジット目前なので、今頃になって勉強しようと手に取った。経済にはまったく素養がないので、進むにつれわかりづらくなったが、
    ヨーロッパという地域は仲良くできない国ばかりだということがわかった。歴史を振り返れば侵略戦争ばかりで、なぜそんなにと思うのだけど、島国育ちの私にはそこにある感情がよくわからない。でも、あまり世界に影響を与えないように欧州の偉い人達には頑張ってほしい。

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    2019年03月05日
  • 見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告―

    Posted by ブクログ

    日本では技術の視点に偏りがちな「サイバーセキュリティ」を、社会、安全保障の視点から記述した書。サイバー空間の「情報戦」の多様さに注目。技術だけでなく、制度、政策面での対応の重要さをあらためて感じる。

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    2015年08月12日
  • 見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告―

    Posted by ブクログ

    世界各地でのサイバー戦の実態を俯瞰。中国のみならず各国入り乱れてのサイバー世界戦の様相に驚きを禁じ得ない。日本は大丈夫か。

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    2014年11月02日
  • EU崩壊

    Posted by ブクログ

    昨今、イギリスがEUを離脱する話題もあり、またいつ買ったか覚えていないけど家にあったので読んでみた。
    EUは、結成して数年はよかったらしいが、今は状況はあまりよくなく、今後の進んで行く方向によってどうなっていくかといった感じだった。弱い国としては、EUの恩恵を受けることが多いが、強い国からするとあまりメリットがないように感じた。実際、ドイツはEUに成果を期待できないため、中国との関わりを深めようとしているといった内容も記述されていた。EUに加盟した東欧諸国では、イギリスへ移住して働く人も多いということだった。
    ソ連が崩壊し、EUもうまくいかないとなると、やはり、一つの国として政策を進めていくの

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    2020年01月30日
  • EU崩壊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少しEMEAの事情が分かっている人向きの本かと思いました。(主要人物程度は分かりますが、EMEAで当然名前が知られている人物でもまだまだ日本が主な滞在国な自分にとっては名前がでてきた人物の関係性・立ち位置等がすぐには把握できないこともあり、読み込みに時間もかかったのかもしれません)

    レビューの時点で2年も前の話ですが、この後、EMEAには様々な事情も加わり、より混沌とするので、混沌とする前にどんなEUの混乱が生じていたのかを立ち戻って理解できる本だとも思います。

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    2016年01月01日

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