あらすじ
2009年のギリシャに端を発し、もぐら叩きのように繰り返される債務危機と、「too little, too late(少なすぎるし、遅すぎる)」と評されるEU首脳たちのドタバタ劇。ドイツ、フランス、イギリスなど主要国は同床異夢で、南欧諸国の放漫ぶりに北欧との溝は深まるばかり。第二次大戦の教訓に始まる大欧州という理想像は、もはや崩壊の途にある――その歴史と、近年の混乱の本質を探る現地最新レポート。
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Posted by ブクログ
ブレグジット目前なので、今頃になって勉強しようと手に取った。経済にはまったく素養がないので、進むにつれわかりづらくなったが、
ヨーロッパという地域は仲良くできない国ばかりだということがわかった。歴史を振り返れば侵略戦争ばかりで、なぜそんなにと思うのだけど、島国育ちの私にはそこにある感情がよくわからない。でも、あまり世界に影響を与えないように欧州の偉い人達には頑張ってほしい。
Posted by ブクログ
昨今、イギリスがEUを離脱する話題もあり、またいつ買ったか覚えていないけど家にあったので読んでみた。
EUは、結成して数年はよかったらしいが、今は状況はあまりよくなく、今後の進んで行く方向によってどうなっていくかといった感じだった。弱い国としては、EUの恩恵を受けることが多いが、強い国からするとあまりメリットがないように感じた。実際、ドイツはEUに成果を期待できないため、中国との関わりを深めようとしているといった内容も記述されていた。EUに加盟した東欧諸国では、イギリスへ移住して働く人も多いということだった。
ソ連が崩壊し、EUもうまくいかないとなると、やはり、一つの国として政策を進めていくのが結局最適なのだろうか。にしても、一つの国でもEUでも苦しんでいることには変わりはないが。