マクロビオティックを含んでる部分もありの食養の本。
玄米じゃなくて、雑穀を薦めてるところがよかった。
本文にもあるけど、
「玄米食を長く続けてる人には肌がくすんでいて、乾燥している人が多い。玄米がミネラルの吸収を阻害するので、新陳代謝が鈍くなり、肌が黒ずみ乾燥する」
というのが納得。
自分も玄米食、マクロビオティックをしている人の肌がガサガサしていて潤いがないのが気になっていたから。
「やっぱりね~」って気がした。
この本を読んでから、速攻、雑穀を買って食べてみたが、雑穀のほうが玄米よりも肉や魚と合いやすく、食べやすい気がする。
雑穀をあれこれいじって、スイーツにしたり、ハンバーグにするよりも、白米に混ぜるだけで十分じゃない?と思った。
ただし、これで本当に痩せるかどうかは別。
好感がもてたのは、長く続けなくていい。集中して10日間のみってところ。
たいていの食養本は、この方法なら絶対!ずっと続けていけば!って感じだけど、この方法は10日経って結果が出なかったら、反省してみてってな感じで、よい。
・ぽっこりお腹の原因は「栄養過剰」ではなく、「栄養不足」。内臓脂肪(メタボ体型)が多い人は、「栄養不足」で太っている。アンバランスな栄養によって、体内のバランスも崩れている。
・いろんなダイエット本、健康本が出ているが、人間の体の「消化吸収」「燃焼」「排出」の法則に流行はない。
・雑穀中心の生活をすると1週間で肌がツヤツヤ。目元のシワが薄くなる。疲れにくい。
・肌荒れも疲れやすいのも、集中力がない、気分が落ち込みやすい、太りやすいのも遺伝や性格、加齢のせいだけではない。「食事」を変えると心の状態も、体の状態も確実に変わる。→今日食べるものが、明日の自分を作る。
・現代の日本人は、3食きちんと食べなかったり、低カロリー志向などの背景により、一日当たりのカロリーの摂取量は減っているのに、太っている人が増加中。
・「カロリーを抑える」のではなく、「カロリーを消費&燃焼する栄養をきちんと摂る」ことで、体系や美しさに大きな差がつく。
・カロリーは脂質の割合が高すぎると燃焼しにくい。
・今後は「カロリーの大きさ」ではなく、「カロリーを消費しやすいバランスか」で判断すること
・お米6割、おかず4割がやせる方程式。
・「1日30品目食べなさい」と言われていたが、それでは肥満になってしまう。厚生省も取り下げている。
・ファストフード、お菓子、加工食品など、カロリーはあるけど、栄養がからっぽな食品を食べていると、食欲は止まらないようにできている。
・お米は世界で一番効くダイエット食品。
一日3食、3日間続けると便通や、肌に現れる。腸のゴミ出しができるから。
10日目には運動してないのに、おなかがへこんできたことを実感。
精神的に安定し始め、うつ病、メンタルにも効く。
1か月たつと、疲れにくくなる。
・胃腸の7割は筋肉でできているので、使わないと衰えてしまう。だから3食食べて鍛える。胃腸が衰えると、消化吸収、排出力が落ちて太りやすくなる。流動食、ヨーグルト、野菜ジュース、麺類は、あまりかまないので胃腸が衰えやすい。
・雑穀の良しあしは、水に入れたときに浮くか。水に沈むものを選ぶ。炊くときに、ひとつまみの塩と小さじ一杯のオリーブオイルを入れるのもいい。適度な油が便通を改善。
・色の濃い野菜と根菜類がカロリー燃焼効果が高い。発酵食品で体を温める「野菜を入れた味噌汁」を飲む。
・雑穀には「キレート作用」があり、代謝を下げる有害ミネラルや添加物などを排出してくれる作用がある。食物繊維もあるので、腸内も掃除してくれる。
・10日間、雑穀米+野菜たっぷりの味噌汁を続けると、ウエストが5センチくらい細くなり、便通がよくなる。ただし、このプログラムは胃腸の消化、排出力を高める特別なものなので、10日以上は続けない。タンパク質と脂質が少ないので、かえって代謝が落ち、心も体も元気がなくなる。
10日間続けて効果がなかったら、「あまりかんでいない」「太りそうと思いながら食べている」「お米の量が少ない」と思え。
・やせスイッチが入らない食べ方は、やけ食い、ながら食い、早食い。寂しい食べ方は太る。おいしいなと感じながら食べること。
・もちもち肌を作るにはパンよりお米。小麦は乾燥地帯で作られるので、乾燥肌になりやすい。お米は湿地地帯なので、肌の水分量をあげる効果がある。
・日本人の体質は、油や動物性タンパク質、味の濃いものなど胃に負担がかかるものが苦手。おかずが多すぎる生活を送っていると胃酸が足りず、胃腸力が落ちる。胃腸薬を飲むより、レモンや雑穀、梅などの酸味を利用すること。
・便秘はヨーグルトでは治らない。食物繊維がたっぷり含んでいる雑穀米のほうが効く。
・健康食品にお金を出すより、日常食にお金をかけましょう。
・工場で加工されたものを減らしましょう。(身土不二)
・旬と鮮度にこだわりましょう。
・冷え性ならお米。胃腸を動かし、体温をあげてくれる。
・腹八分目ではおやつを食べたくなるので、満足いくまでしっかり食べること。
・「お酒をほとんど飲まない人」が一番生存率が低い。大体、日本酒2合、缶ビール3本くらいたしなんでもいい。休肝日は連続して2日間が理想的。
・お酒の友には、ネバネバ系(オクラ、海藻類、モロヘイヤ、なめこなど)、豆や大豆(枝豆、スナップエンドウ、湯葉、納豆、みそなど)、濃い緑(ほうれん草、ブロッコリー、ひじき、アスパラなど)、キノコ類がよい。
・ハンバーグよりステーキ。元の形が残ってる物を。ひき肉だと柔らかくてよく噛まないし、早食いになる傾向が。
・遠くの工場で作られ、運搬&保存するために冷解凍を繰り返した加工食品は、食材の栄養やウマミ、酵素が減っている。添加物や化学調味料も多くなりがち。
・お弁当類は目の前で調理してくれるところを選ぶこと。「大戸屋」「おむすび権米衛」がオススメ。
・砂糖はヒステリックな人間を作る。
・ハードな運動をしなくても姿勢を正すだけで痩せていく。