作品一覧

  • 焦心日記

    焦心日記

    小説・文芸

    3.0
    1巻814円 (税込)
    〈おかま〉として生きてきた少年アヤが、可愛いモノや男性アイドルに夢中になりながら、自分を見つめ、やがて内なる〈王子様を〉解放するまでの365日。熱狂的人気を得たウェブ日記連載を完全収録。
  • なまものを生きる

    なまものを生きる

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,232円 (税込)
    周りから求められて演じ役割を捨て、そのままの自分を生き始めた著者を待っていたのは貧乏な日常だった。その中で、愛すべき仲間、おかしな他人、親と関わり、生き方を見つめ直す様子を綴る。違う人生を歩んでいるはずなのに、その断片はなぜか経験があり心を動かされる。WEBマガジン・カラフルにて連載開始から話題となったエッセイの書籍化。
  • ぼくの宝ばこ

    ぼくの宝ばこ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    ファンシーグッズ、少女漫画、ふろく、宝石箱、ポーリーポケット、シュシュ――。かぐわしいもの、きらめくものが好きな著者とおしゃべりしよう。好きなものを愛でることは、辛いときや疲れた日々に希望をもたらしてくれるから…。女性漫画誌『ハツキス』に連載されたエッセイに、大幅な加筆修正を加えて書籍化!
  • 尼のような子
    完結

    尼のような子

    小説・文芸

    3.8
    全1巻1,430円 (税込)
    話題の迷い子、少年アヤ初書籍! 韓流依存、叶わぬ恋、ニート生活、某俳優への愛憎、下半身トラブル、アイドル信仰… 孤独で清純な魂を抱えこの世を彷徨う少年アヤの果てしない迷走。行き着くところはどこなのか。愛したい!そして、愛されたい! 日記を基に全編書き下ろされた苦しくなるほど鮮やかな追憶。
  • ぼくは本当にいるのさ

    ぼくは本当にいるのさ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,595円 (税込)
    自身の過去やセクシャリティと向き合ってきた少年アヤが、なにもかも捨て、骨董品屋で働いていた日々を私小説として描く。「ぼく」が、ものや人を通じて「生」を組み立てていくものがたり。
  • うまのこと

    うまのこと

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    大切にしたいし、大切にされたい。きらきら光る気持ちが詰まった、宝箱のようなおはなしです。(小説家・松田青子さん推薦) 男の子でも、女の子でもない。ただの自分でありたい。 これは自由を願う、あなたのものがたり。そして、みんなのものがたり。 主人公・うまの目線を通して描かれる、子どもたちの世界。大人たちの様子。そして学校という場所。 そこに浮きあがるのは、わたしたちが生きる社会のかたち、そのもの、かもしれません。
  • ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

    ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

    小説・文芸

    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    最高な友人なのに、ずっと会えないでいた。理由は、自分がゲイだから。それを言えなかったから――という冒頭からはじまる、日常を綴りながら、人との関係や自分をたいせつにしない生き方を改めて、人生を再生する物語。愛されることはせつない、くるしい。こんなに普通の日常が泣けるって、ない!と連載時から話題に。恋人と堂々と手をつなぐこともできず、友達にはどこかうそをついて生きている気がしていた。そんな著者による、ままならない世界への叫びをつづった小説的エッセイ。

ユーザーレビュー

  • ぼくの宝ばこ

    Posted by ブクログ

    先月からアヤさんの本を立て続けに読んでいるが、これも良かった。文体そして言葉選びが好きすぎる。好きなものについて書いたエッセイ、誰にも傷つけられず大事にしている宝箱。昔懐かしいものたちに私もついついにやにやしてしまう。

    0
    2026年05月05日
  • うまのこと

    Posted by ブクログ

    夏読37冊目。
    自分の個性を自分で尊重するのはすごくいいこと。
    でも、その手段として相手を貶めるのは最悪だ。
    女の子が早熟なのは、大半の男の子がアホすぎてならざるを得なかったからかな。

    0
    2023年08月14日
  • ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごくよかった。びっくりした。
    本屋メガホンさんの『透明人間さよなら』をきっかけにこの本のことを知った。
    日々透明にされること、その事への怒り、悲しさが記録されていた。
    自分の大事なアイデンティティから目を逸らして見なかったフリを続ける、それでも別の角度からは愛情を注いでいる距離感の掴めない、それでもこれまでずっと一緒にいた、著者的には大切な存在の家族。自分を傷つけている存在を、それでもその温かい側面を無視せず捉えてまっすぐにもがいている姿に痺れた。(私は全て切り捨ててしまうタイプなので…)。
    本来ならいい人、根はいい人、大事な人。そんな人たちに悪意なく自分のアインデンティを否定されたり無視されたりして、揉めたく無いけれど痛みを無かったことにはしたくなくて、という苦しさに共感した。
    これを書籍にして言語化してくれる人がいて嬉しい。
    これを読んで、「そりゃこれ読んだら本屋作るわ」って思った。私たちには痛みを言語化してくれる言葉や書籍、存在が必要だし、私もお金が貯まって赤字経営にならないようないい感じの場所を手に入れたら、クィアのための本屋さんを開くのもありかなと思えた。
    すごくよかった。

    0
    2023年06月07日
  • うまのこと

    Posted by ブクログ

    「少年アヤ」というのが作者の名前だったり、馬じゃなくて人間のお話だったりして、最初ちょっと驚いた。でも、最後まで読んだらおもしろかった。
    クラスでいじめられていた周りとちょっと違う子と、女子がばかにされるのはおかしいって思った女の子たちがおんな国を作って、学校を出て行っちゃった。
    勝手に出て行って、先生は怒るかと思ったけど、泣いていて、びっくりした。こうなるまで放っておいたのがいけないとわかったからかな。
    誰が何を好きでもいいから、好きなものを言えなかったりばかにされたりするのはちょっと不思議な気がしたし、かわいそうだと思った。ぼくが何を好きでもお父さんとお母さんは、「いいね」って言ってくれる。
    でも、確かに学校では難しいなって思うこともあるかも。心ではおんな国に賛成だけど、一緒に出ていくのはできそうにない。「みんなとちがう」って方に進んでいくのは、不安な気がする。本当は、誰が何を好きでも、どんなふうでもいいんだけど、そういうふうに言えないし、くるむっちみたいに強くなれない。社会がおんな国みたいになればいい。
    卒業して、今のクラスの子がバラバラになったら、どうなっちゃうのか気になる。でも、みんな勇かんに生きていきそう。
    表紙の絵は、ちょっと不器用な感じで、暗い背景にきれいな色があったりおばけがいたりして、うまの心の宇宙かなと思った。印象的。(小5)

    0
    2023年01月14日
  • ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

    Posted by ブクログ

    少年アヤさんのことは、Instagramで知った。
    いつも、可愛いレトロな雑貨やおもちゃの写真をUPしている、文章を書く人。という認識で、一年くらい前からフォローしていたけれど、著作を読んだのはこれが初めてだ。

    読み始めたら、通勤電車内でも(7分くらいしか乗らないから自転車で行く日が多いのに、これが読みたいから敢えて地下鉄に乗った)、乗り換えで歩く間も、隙を見ては一行でも読みたくて、三日ほどで読み終えた。(丸一日休みがあれば多分一日で読んでしまっていたと思う)。
    そういう本は、スティーブン・ミルハウザーの「エドウィン・マルハウス」以来。つまり、めちゃくちゃ面白かったのだ。

    日記のような、サラサラと読める優しい文章を読んで行くと、たまにグッと胸ぐらを掴まれるような瞬間があり、たまに爆笑したり、憤ったり。
    本の中のアヤさんはよくポロポロと涙を流すのだけれど、読んでいる方も何度か泣いた。

    「まゆちんは最高だ。そしてかけがえのない、ぼくの親友のひとりだ。しかし、こんなにも最高なまゆちんと、なぜ10年も連絡をとっていなかったというと、それはぼくがぼくであるからだ。そしてゲイだからだ。」
    読み始めて13ページ、そこからアヤさんが、
    (よい人生、ぼくをくるむ!)
    と感じられるまでの物語。

    ただ誰かを好きになっていくだけなのに、その道をまっすぐに進むことが難しい世界にいるアヤさん。
    「くそマジョリティ」の中に居る、自分も含めた人々。
    ただ、ただ、しあわせに生きるということが、こんなにも困難であるという現実のなかにあって、たくさん泣いて傷付いて、ときに自暴自棄にもなりながらも、大好きなひと(パートナーはもちろん、親友や家族。アヤさんも書いていたが、アヤさんの家族、友人はすごくかわいい)に囲まれている。その中でアヤさんは気付いていく。

    「恵まれている、という痛みに近い感情」に。

    終盤、このあたり読んでいて地下鉄でポロポロ泣いた。

    「こうはいかない、おそらく大多数の人生を思わずにいられなかった。」

    そう、この視点が端々にあって、そこが胸を痛く打つ。
    強くじゃなく、痛く。

    子育て中のママ、ひなことみずみのこと。
    会社でヒールを履いて脚がぼろぼろになったまゆちんのこと。
    自分ごとのように思い、泣くアヤさん。

    強さは優しさあってこそなんだよなと、改めて思うけど、そもそも弱いままで良いと、そのままで良いよという世界に生きたいし、そうなるようにしていきたいと思った。

    0
    2023年01月11日

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