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大切にしたいし、大切にされたい。きらきら光る気持ちが詰まった、宝箱のようなおはなしです。(小説家・松田青子さん推薦) 男の子でも、女の子でもない。ただの自分でありたい。 これは自由を願う、あなたのものがたり。そして、みんなのものがたり。 主人公・うまの目線を通して描かれる、子どもたちの世界。大人たちの様子。そして学校という場所。 そこに浮きあがるのは、わたしたちが生きる社会のかたち、そのもの、かもしれません。
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Posted by ブクログ
夏読37冊目。 自分の個性を自分で尊重するのはすごくいいこと。 でも、その手段として相手を貶めるのは最悪だ。 女の子が早熟なのは、大半の男の子がアホすぎてならざるを得なかったからかな。
「少年アヤ」というのが作者の名前だったり、馬じゃなくて人間のお話だったりして、最初ちょっと驚いた。でも、最後まで読んだらおもしろかった。 クラスでいじめられていた周りとちょっと違う子と、女子がばかにされるのはおかしいって思った女の子たちがおんな国を作って、学校を出て行っちゃった。 勝手に出て行って、...続きを読む先生は怒るかと思ったけど、泣いていて、びっくりした。こうなるまで放っておいたのがいけないとわかったからかな。 誰が何を好きでもいいから、好きなものを言えなかったりばかにされたりするのはちょっと不思議な気がしたし、かわいそうだと思った。ぼくが何を好きでもお父さんとお母さんは、「いいね」って言ってくれる。 でも、確かに学校では難しいなって思うこともあるかも。心ではおんな国に賛成だけど、一緒に出ていくのはできそうにない。「みんなとちがう」って方に進んでいくのは、不安な気がする。本当は、誰が何を好きでも、どんなふうでもいいんだけど、そういうふうに言えないし、くるむっちみたいに強くなれない。社会がおんな国みたいになればいい。 卒業して、今のクラスの子がバラバラになったら、どうなっちゃうのか気になる。でも、みんな勇かんに生きていきそう。 表紙の絵は、ちょっと不器用な感じで、暗い背景にきれいな色があったりおばけがいたりして、うまの心の宇宙かなと思った。印象的。(小5)
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