作品一覧

  • 観光産業は成長を続けるか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)
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    日本の観光産業は空前のにぎわいをみせている。2015年に日本を訪れる外国人旅行者は9月に前年(1341万人)を上回り、1900万人に達する勢いだ。アベノミクスで進んだ円安も追い風となり、外国人旅行者によるインバウンド観光が好調である。観光産業にとってインバウンドの盛り上がりは歓迎すべきことではあるが、日本の観光産業の中心は市場の9割を占める日本人の旅行。「インバウンド頼み」だけでは観光産業の持続的な成長を保証できない。 『朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016』(2015年11月6日発売)所収
  • これからの優良企業 エクセレント・カンパニーからグッド・カンパニーへ
    3.7
    1巻880円 (税込)
    企業の不祥事が続いている。その中には、「会社の常識は社会の非常識」が当たり前だった時代には黙認されていたようなものもある。社会の見る目が厳しくなっているのだ。しかも、世界的なマネーの動きが飛躍的に活発になり、スティール・パートナーズなどの企業が虎視眈々と買収を狙っている。経営不振で株価が下がれば、いつでもターゲットにされる可能性がある。本書では、数々の企業買収を成功させている日本電産、経営統合に成功したJFEやKDDI、ほとんどが社外取締役の企業統治を行なうソニーと社内取締役ばかりのトヨタ自動車、CSRに努めるコスモ石油などなど、多くの企業の奮闘する姿を取材し、これからの時代の優良企業とは何かを考える。高収益のエクセレント・カンパニーであることは、株式会社として必須の条件だ。さらに、従業員や地域住民などの幅広いステークホルダーに支持されるグッド・カンパニーになるためには?

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  • 2035年「ガソリン車」消滅
    3.8
    日本政府が打ち出した「2035年、ガソリン車の新車販売禁止」の衝撃。世界的な脱炭素、電動化の流れの中で、クルマはどう変わっていくのか? テスラやグーグル、アップル、中国企業が続々と市場参入してくる中で、日本のメーカーは競争力を維持できるのか? 自動車関連産業550万人の仕事はどうなる? 自動車産業を超えて電機・IT・運輸・レジャー…全業界を巻き込むゲームチェンジが起こる中で、いま水面下でどんな動きがあり、この先の私たちの生活や仕事がどうなるかを、丹念にリポートした渾身の一冊。

ユーザーレビュー

  • これからの優良企業 エクセレント・カンパニーからグッド・カンパニーへ

    Posted by ブクログ

    日本電産・JFE・KDDI・三井物産・・・他にもトヨタ自動車やオリックスなど様々な企業がこの本で登場し紹介されます
    その中で過去に不祥事を起こしながらも見事に再生を果たした企業も紹介しているのが素晴らしいです

    この本を読み終えてキーワードとして思い浮かぶことは

    ・定量より定性
    ・顧客重視
    ・ニーズへの迅速な対応
    ・コンプライアンスの積極的な実践
    ・社員のやりがい
    ・カネのためではない労働の価値観

    ・・・数字で白黒を決める有形な価値よりも「志」とでも例えられそうな無形な価値観が米国追従型の近代グローバル社会の次に来る「日本らしさ」の価値観かも知れない
    その無形の価値が「のれん」として企業価

    0
    2011年12月23日
  • 2035年「ガソリン車」消滅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    EV車はエコなのかは、各国の電気の発電方法等によって異なる
    EVへの転換によりエンジンに力を入れていた自動車産業は大打撃だが、自動運転や事故ゼロを目指せるいい転換期でもある
    世界的にはバイオマスや新たなガソリン代替燃料の製造がない限りEV化するがまだ未来は分からない

    0
    2022年07月14日
  • 2035年「ガソリン車」消滅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすく、データや図も交えての説明がわかりやすい。

    2050年のカーボンニュートラルが急に叫ばれるようになった背景、柱として登場する自動車の電動化、そこに異議を唱えるトヨタ社長。
    良い悪いの議論ではなく、何を根拠にして、どこにゴールを置いて話をしているのか、時間軸はなど、考えを整理することができる。

    日本は電源構成における化石燃料の割合が高く、その状態でEV化を進めれば、ライフサイクルアセスメントでは電池の生産で排出される二酸化炭素が、ガソリン車よりも多くなる。
    ノルウェーなど、水力発電が主要な電源構成の国であれば、EV化によって二酸化炭素排出が低減できる。
    今後日本の取る道として、HV

    0
    2021年11月27日
  • 2035年「ガソリン車」消滅

    Posted by ブクログ

    2021年。
    EV車といってもいろいろあって主に4種に区分される。
    欧州では日本人(私)が意識してないのと違って、すでに本気で脱炭素に取り組んでいて近い将来に実現目標があることが良く分かった。

    新聞紙上での識者の対談に筆者が独白調で割り込んで異論を挟むのも著者の人柄が見られるようで親しみを感じさせ記事が身近に感じられる。

    理想の社会に近づく解を求めるには、単純な2項対立論ではなく多変数の連立方程式を解かねばならないと例えるのは理系出身らしい記者ならではの分かりやすさだ。

    電動自動車の知識だけでなく脱炭素について日本の遅れを考えさせられる良い本だった。

    0
    2021年08月03日
  • 2035年「ガソリン車」消滅

    Posted by ブクログ

    自動車用潤滑油(いわゆるオイル)に使われる添加剤を製造している会社に勤務している私にとって、ガソリン車消滅というのは捨て置けない出来事です。つい最近までCO2を減らそうという「低炭素」だったのが、急に排出をゼロにしてしまう「脱炭素」の流れになってきました。

    これは本当に地球にとって、そしてそこで暮らしている人達にとって必要なことなのでしょうか、欧州や中国が主導しているように思えるこの動きは、地球環境というよりもビジネス戦略上のような気がしています。

    そんな私にとって、本当のエコな車は何なのか、それはどの時点で考えるかという時間軸と、電気を発電する電源構成という2つの変数により最適解が変わる

    0
    2021年07月24日

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